魔王サタン→転生
よろしくお願いいたします。
それは唐突におとずれた
四歳になった誕生日の夜、体の中心に熱いガラスを刺されたような感覚に襲われた
「うワぁぁァぁぁぁぁアアぁ”ぁ”ぁ”!!!!・・・・・・」
その悲鳴は家中にひびいた
もちろん隣で寝ていた母上にも
「どうしたのハデス!?」
ハデスの悲鳴によって目を覚ました母上は放心状態の『僕』に心配そうに聞いてくる
そして、そのあとすぐドドドドドドドドドと父上が家に伝わる宝刀を手に血相をかえて部屋に入ってきた
「どうしたっ!!なんにがあった!!?」
「悪い夢でもみたのですか?」
父上と母上が何度も心配そうにきいてきたがハデスの耳にははいってなかった
「思い出した・・・・・」
バタン・・・
「「ハデスっ」」
その後ハデスは糸が切れたようにたおれて薄れゆく意識の中、父上と母上の顔を最後に意識をうしなった
翌日、懐かしいような天井がひろがるなか、目を覚ました
「医療館?・・・・」
ハデスは赤ん坊のころから体があまりいいほうではなく三才になるまではよくこの医療館に通院していた
最近はよくなったほうだが普通の四歳児に比べると体は弱かった
「起きたのねハデス!?・・・・・よかった・・・」
母上は少々過保護すぎである
「うん、もう大丈夫だよ、心配かけてごめん『な』」
「・・・・『な』?」
「あ!違う・・・じゃなかった、違います、かんじゃっただけです、ごめんなさい・・」
「いいのですよ、ちょっとびっくりしましけど・・・体調がよくなってよっかたです、私は目を覚ましたことをお父さんに報告してきますね!」
(ふぅ~あぶねー・・・・)
母上が医療館を出てたのを確認した直後、何かが切れたように笑い出した
「あっはははははっはあはっはははははは・・・成功だ」
室内に豪快な笑い声と魔力があふれ出した
室内は個別になっているためハデス以外はいない
「っと、あぶねーあぶねー興奮して魔力だしすぎたぜ・・・う”え”ぇ”ぇぇぇl”」
その時体の内部に痛みが走ったと思ったら
口から多量の血があふれ出してきた
「血・・・・まじかよ」
(悪魔のときはこんぐらいじゃし死ぬわけないが、なんだこの危機感は・・・・早く魔力をしずめねーと死ぬなこれ)
ハデス、もといサタンは目を閉じて魔力をおちつかせた
「ふぅ・・・・、それにしても人間って弱すぎだろ、まあこの体が普通の人間よりおとってるってのもあるかもしれないが・・これはひどいな」
サタンは手に微弱な魔力を集中して体に当て、回復魔法をちょっとずつ行使しながら不満を言っていた
「体に耐えられる魔力が0.0001%以下だからちょっとずつしかできねーし・・・・・はずれかこの体は・・・」
それから一時間後、父上をつれて母上が室内にはいり、ベットの血の惨状をみて、めんどくさいことになったのは後の話・・・・
―3年後―
ハデスは夜に家を抜け出して森の中で魔力の操作、それに耐えるための肉体のため、鍛えていた、もちろんサタンのころは鍛えたことなどないので人間のみようみまねである。
「あーーー、人間ってほんと弱いな、なんでこの俺様が人間の真似事なぞしんきゃいけないんだ、まあ三年前よりは、ましになったし魔力の使える容量も増えてきたな・・・」
そういうと7歳の魔力とは思えない莫大な魔力が森の中に充満して、森中の動物や魔物が一斉に離れだした。
「ごぶぅぅう””うぅぅ・・・・っ!!!」
そのとたんハデスは膝をつき、多量の血が出てきた
「まだまだか」
そういうと回復魔法を行使して体内を回復した
翌朝、朝食をしてる時
「ハデス、もうそろそろ魔法学園入試試験だが、お前なら・・・・大丈夫か、ここ数年で体もよくなったしな」
父上がそれとなしにいった魔法学園とはこの都市にある一番有名な学校で、小中高大学までエスカレーター式だが、それぞれ試験、実技試験、面接がある、大学に行けるものは最初の10分の1もいないらしい。だが留年扱いになるので学校に行けなくなることはない。
しかし、ほとんどはあきらめて冒険者や田舎暮らしなどになる
「そんなことないですよ、プレッシャーをかけないでください父上」
まあ俺なら余裕だな
「ハデス、食事をしている最中に話をしてはだめですよ、あなたも執務がおわってからではないと話せないのもわかりますが、ハデスの教育によくないのでやめてください」
「ごめんなさいは母上」
「むぅ・・・すまない」
父上はすこしいじけている
それから数日が立ち、ついに入試前日の夜にいつものように鍛えていた、
「ふぅ・・・こんなものか」
ある程度、魔力操作の練習して、集中をといた
そんな中、今まで魔力操作に集中してきずかなかったが、何人かが自分の家に侵入しているのにきがついた
「盗賊・・?」