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KAGUYA __月面blood__  作者: 質川類
0章:3258年前の未来へ。
1/9

3258年前の未来へ。

初めまして、質川類です。

タチが悪いので質川類です。

···などという冗談はさておき。今作が初投稿になります。

完璧自己満足且つ趣味全開なので中々見苦しい駄文になると思いますが、一応完結までは何年かかっても書き上げたいとは思っています。

『また暇人が現れたな』程度で流し読みしてもらえると嬉しいです。

それではタイトルからしていかにもな『KAGUYA __月面blood__』始めたいと思います。

運命はあるのだと、私はずっと永い間信じていた。

運命は、互いを引き寄せ合い、あらゆる因果を解脱して巡り合わせる為の糸なのだと、私はこの最奥の座で信じてきた。

だから、私はあの方に薬を託した。運命を、願いを込めて。

だけど、私が何を願って、何を込めてあの薬を渡したのか。

『あの物語』は一切語らずにその薬を焼いてしまった。

それから幾千年。『彼ら』は、星は、宇宙は、随分と様変わりした。

_____対して、『我々』は変われないまま。

もう、いつまでも不変ではいられない。

もう、いつまでも待ってはいられない。

そう、何度顔をあげても再びうつむいてしまう逼塞した世代。


_____故に、今日は記念すべき日だ。

なんと私の『二代目』が生まれた。

潜在的能力は私以上。

私ですら『観測』しきれない能力と『可能性(量子世界)』を秘めた子。

それは、『我々』にとっては希望。

それは、『彼ら』にとっては未望。


運命はあるのだと、私はずっと永い間信じていた。

だが_____その言葉は否定しよう。

運命などないと、私はずっと永い間、解っていた。

解っていて否定した。

きっと、彼女の前途はとても多難なものになる。

あらゆる感情、無理解、そして自身の特異性と世界の歪んだあり方に晒されて、心が折れるかもしれない。

だけど、それは決して『運命』などというレールに乗せられた障害物ではない。

すべては可能性。すべては選択。

私が幾千年かけて気づけなかった、選べなかったそれを突きつけた『二代目』には、万感の祈りと、願いと、そして可能性を以てこの名を託そう。


『カグヤ』、と___________________。

頭っから思いっきり計算ミスやらかしてましたので訂正しておきました。

我ながらバカの極みです。

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