ぼっちVS雪に立ちションした時にできる穴・前編
よっす、戸磯仁あらためトです。
結局未受け取り任務のうちの3割くらいしか報酬受け取れなかったぜ(激震する怒り)。
クレームをつけようにもこの一件はひとえに人徳--のせいであるため、訴えても「ちょっとよくわからないですね(冷酷)」となるだけなので受付嬢ちゃんをエロい目に合わせる妄想をして我慢するよりほかない(クズ)。
さて、今俺は自宅(大嘘)である廃屋の玄関の扉の修理をしている。言ってしまえばトが戸の修理をしている訳だ(激寒)が、この扉、別にもともと壊れていたわけではない。……正直なんかきったねぇシミついてていい気しなかったけど。
実はギルドから帰る途中、太いのか細いのか人によって分かれる微妙なラインの道を通っていたら前を歩いていたリア充が他人の眼前でイチャつく余りにも癇に障るカス共だったので(嫉妬)抜かそうとしたら、そのリア充共が道のまさに真ん中を歩いていたため、両サイドに0.5人分くらいの隙間が空いてしまうアレが起きていた。
無論カス共がどちらかに寄れば1人が抜かせるスペースが空くので「寄せろよ!」的な咳払いをしたがカス共がそれをガン無視した為傍から見たら突然わざとらしく咳払いをした狂人の様になってしまい、怒りが激震し帰宅後荒々しく扉を閉めた際に壊れてしまったのだ(自業自得)。
俺結構な頻度で怒り激震してんな。膝のお皿割れちゃうよ(全くの無関係)。
あっ激震で思い出したけどコアラの○ーチに振動を加え続けるとでっかいチョコボールになるんだぜ。っていうのを実際やって見たらきったねぇ泥団子になった(無情)。
それもコア○のマーチのコアラの部分が砕けて泥団子に突き刺さってて傍から見たらアイアン・メイデンでした(感性の崩壊)。
で、この扉だが、先程も言ったように途轍もなく汚い。
クレ○ンしんちゃんの世界のそこかしこにあるシミみたいな奴がこびりついて全くとれる気配がない。というか磨いてたらかつおぶしみたいになって半分くらいなくなってしまった(爆弾発言)。
その為新しい扉を買いに行こうと思う。今更だけど玄関木製とか異世界人の俺からしたら常軌を逸してるからやめてくれる?(逆ギレ)
「え?……金貨までいっちゃうんすか値段……?」
「うーん……流石にそんなに頑丈な金属の扉となるとなぁ……俺らも大変で」
何ということでしょう(例のアレ)。
市場に行き大工(だと思う)のおっちゃんに聞いてみたらこんなこと言われちゃったよ。そんなに払えるわけねーだろ、クソが。俺を舐めるのも大概にしておけよ(悪口)。
あと俺頑丈とかそっち方面については一言も言ってないんだけど。おっちゃんってこういう嫌に決め付ける所あるから怒りが激震してあとで「ああ………やっちまった………」ってなるのが思春期。何の話やねん。
つーか金貨か……いまいくら持ってたかなぁ…………とここで俺、おもむろに財布を取り出したあ!計ったかのような動き!!いやあ、痺れますねぇ~(突然の実況)。
……んなこたぁいいんだよ、さっそくMy walletの中身を確認してみよう。銅貨しかない。
「おいおい、俺の目はこんな腐ってたのかなぁ(自戒の意)?転生から二ヶ月たった主人公が銅貨しか持ってないわけねーだろ。なんという愚かな(自己淘汰)。そんなもんかなり早いうちに日本に来たのに日本語上達しない外国人がいるって言ってるようなもんだよ。それアグ○ス・チャンじゃねーか。いたよ。なにこれこの一瞬で理論破綻したんだけど。裁縫セットの中に入ってる訳わかんねぇ偉人の横顔が掘られた糸通す奴でもこんな脆くねぇよ。なんだこれもう収拾つかねーよ……」
等とのたまいつつもう一度優しい顔で財布を覗き見る。銅貨しかない。
「……ふっ。わしも耄碌したもんじゃのう。金が銅に見えるとは。目が節穴を通り越して雪に立ちションした時に出来る穴になってしまったようじゃ。ガッ(突然の痰)。でももともと『お前ロンパリじゃね?お前の光奪ってもいい?』ともいわれとったしのう、これもクズの宿命か……」
「………兄ちゃんさっきからどうしたんだ?」
「ぱえっ(悲鳴)、あっ、いやサーセン。ちょっと最近カマドウマを嬲り殺し過ぎたんで多分その霊に取り憑かれてました。今金貨を出しますんで、たんとお食べ(狂人)」
そう言って三度財布を開いた。
銅貨しかない。
はい、つーわけでね、帝都外れの森に来てます。ごめん嘘、まだ入口だった。こう言っておかないと「ん?まだ入口じゃん。嘘つきじゃん。嘘つきクソ野郎じゃん。なんで生きてんの?」等と揚げ足をとり殺されてしまう。その辺の気配り大事よ(オネエ)。
?今まで帝都にいたのかよ!だって?そりゃあお前、最初は帝都からスタートするもんじゃないの↑↑?
俺がスタートしたのはナウ帝国帝都。きったねぇ名前の国だな(悪口)。
しかも国の名前にナウとか入ってんのにそんなにナウなヤング(死語)ばかりじゃないし、「収賄なうwwwwww」と言った奴もそこまでいない。アイデンティティの崩壊かな?助けてくれ。
…………我ながら助けてくれとか言っちゃうのホント寒い。そういうのやめようぜ(自戒の意)?
そして何故森にいるかと言ったら(何の面白みもなく)任務である。
転生から二ヶ月たった主人公が銅貨しか持ってないわけないと高を括っていたが当てが外れたようだ(無能)。
でもおかしいなぁ、報酬:銀貨12枚とかそういう任務もこなしたのになぁ、何で持ってないのかなぁ。……不思議だなぁ。任務をしくじった事もねーのにな。…………………不思議だなぁ(2回目)。
さて今回の任務はこの間報酬を受け取れなかった力の種収集だ。これは一時的なドーピングに用いられるもので、そこそこ貴重なので中々いい稼ぎになる。
だが正直読者(居ない)的には「早く戦えよ。俺らだって社会に巣食う理不尽という敵と戦ってんだよ」という感じだと思うが、それより力の種集めた方が儲かるから許してください、なんでもしまむら。
―――――2時間後―――――
やべぇ……何もねぇ……………。
いや何もねぇってのは語弊があるな。森があるしな(ガキ)。面白い事が何もねぇって事だ。
ただ森の最深部を徘徊して力の種を回収しているだけで、別に何もない。
魔物と遭遇する訳でもなく、力の種が「クッソ多いな!三国無双における敵兵卒かよ!!」って訳でもないし「全然ねぇじゃん。失望しました。みくにゃんのファン辞めます」っていう訳でもない。普通だ。妖怪ウ○ッチの人気投票で3兆円が1位になるくらい普通だ。おめでとう!3兆円!!(挑発)
しかしこうも何もないとマジで「愉快痛快!ト独白集!!」(税込み1512円)になってしまう。流石に俺の独白だけだともうなんかキモすぎるので何とかしたいな。
あと関係ないけどぬかるんだ森歩いてたからだろうが、何故か左足だけ湿っている。右足つっよ。これ俺のあだ名「右足」になっちゃうレベルでつえーな(渦巻く狂気)。
―――――さらに1時間後―――――
確かに現状は何も起こらなくてつまらないかもしれない。
だが皆、考えてみて欲しい。森を練り歩いているだけで面白い事など起こるのだろうか。否、そう安々とは起こり得ない。
何故ならやっている事はただ「歩いている」だけで、森も別にとんでもないトラブルメーカーな訳でもない。つーかそんなラノベ主人公みてぇな森やだ。
だが、キャンプで登山している際に度々誰かが滑落するなどの面白い事(猟奇的な思考)が起こることは確かにある。
しかしこれは根本的に条件が違う。そう、仲間の有無だ。自分と森、そこに仲間が加わっている、この場合は確かに話のタネになる出来事も起こるだろう。
しかし今俺は1人。これは紛れもなく孤独な戦いなのだ。どれくらいかというとバーダッ○くらい孤独だ。
……つーか「キャンプで登山」ってモロ山やん。全然森じゃねーじゃん。山=森なわけねぇしさ。対比ヘッタクソかよ。
………やめよう、不毛だ。種も採ったしそろそろ帰るか……………。
裁縫セットの中に入ってる偉人の横顔が掘られた糸通す奴・・・・俺のは使う前から壊れていた。
カマドウマ・・・キモイ虫、通称便所コオロギ。
少年の頃、遠足の際捕まえただけで先生に怒られた。