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ぼっちVS雰囲気による騙し・前編


車に轢かれました(自分語り)



 「はぁ〜マジでカスだなSUNちゃん」



 残念ながら俺はトだが、クソ三下女神がちっさい事にキレたせいで時間を無駄にしてしまった。もう夕方である。



(確かSUNちゃんは街会長にこの街に出た転生者についての話聞きに行けとか言ってたけど……街会長なんて言葉存在したっけか?)



 異世界やしまあ、多少はね?って感じだろうか。そういやこの世界、異世界とか言うけど俺らの世界とそんなに違いないな。SUNちゃんが言ってたみたいに別次元の地球って事なのか?←女神を全く信用していないクズ




 ナウ帝都とほぼ変わらんようなアイデンティティの欠片もない街を歩いていると、やがてこれまた豪華なだけでアイデンティティの欠片もない屋敷が見えた。

 そしてその前にはやはりアイデンティティの欠片もない鎧を着た門番2名が。あの様を見ていると、帝城の警備隊長(謹慎処分中(笑))を思い出す。奴もほぼモブみてぇだったからな(無礼)。



 などと考えていたらもう屋敷の前まで来ていた。


 もちろん、僕は常識を語らせたら右に出るものはいないと駅前で署名求めてる人に言われた程の常識人なので、無理矢理あるいはこっそり侵入なんて事はまずしない。正直そういうの寒いしね(敵メーカー発言)。

 そのため門番らに話しかけた。



「こんにちは」



「何の用だ貴様」



「去ね」



「………………」



 邪険すぎるんですけど。去ねだってよ。笑っちゃうね(真顔)。



「あ〜いや、ちょっとこちらにお住まいのね、街会長さんに用があるのですけれども」



「貴様の様な者を通す訳にはいかんな」



「俺なんかしましたっけ?」



 あ、もしかして帝都での話がこっちまで伝わっちまってるとか?そしたらガチで異世界ライフ詰んでこの小説終了なんだけど。



「これから何かするから通せんのだろう」



「なんで何かするの決定事項なの」



 全く心外である。俺ほど人畜無害な人間もそういないぜ。



「分かったら立ち去れ」



「分かりません。だから立ち去らねぇw(唐突な草)」



「ここにいても通す事は未来永劫ないぞ。だからといって無理矢理押し通ろうとしても無駄だがな。その実力ではな」



「一度も実力見せてないんですけど…………(困惑)」



「何を言うかと思えば」



「その顔面でそんな事を吠えても負け惜しみにしか聞こえんな」



「いや負けっつーか勝負すらもまだしていないんだけど、あと顔面関係ある?」



 何だこいつら……めちゃくちゃ俺を下に見ていやがる……………殺すか(殺人鬼)。多分これいわゆる戦闘イベントな気がするし問題ないだろ。


 そう思い地面に落ちていたやや大きめな石を拾った刹那、ある事に思い当たった。



(あれ?なんで俺は門番殺してまでここ通ろうとしてんだっけ?…………ああ、そうだ)



 狩る対象となるクズ転生者について聞くためだったよな。何でその程度の用事のために俺が手を汚さなきゃならねーんだ?そもそもこっちは頼まれて転生者狩ろうとしてるってのにこんな対応って……


 ……いや、むしろここまで門番に邪険にされているのは、もうクズ転生者狩りなんてしなくていいよ、というSUNちゃんなど目ではない程徳も高く心の清らかな真の女神の啓示とは考えられないだろうか?いや、そうに違いない。であれば、そのご厚意を無にするってのはかえって失礼だろうから、ここは転生者狩り辞退させていただくより他はないな。



「ともかく私達がお前を通すことはない。早々に立ち去ることだ」



「分かりました!!それでは!!!(爽笑)」



「おっ、おう……………いやに物分かりがいいな…………」


















































 〜夜〜





「ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッ宿代ねぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!!!」



 くそ、俺としたことが迂闊だった!財布はデバイスに入れてあった……そしてそのデバイスは先程理不尽にもSUNちゃんに荒らされた…………SUNちゃんがその際に財布をパクらない方がおかしいってもんだ…………っ!



「くっそあのダボ、今頃俺が狼狽える様を見て自○行為を行っているに違いない……………許さん……………………(血眼)」



 しかし喚いたところで状況は変わらない。何とか野宿は避けなければまた死体扱いされるか浮浪罪で逮捕される………そうでなくても翌朝腹が冷えた事による腹痛に苛まれることは間違いなしだ。



 だが、今から任務を受注しても間に合わない…………しかし、この街に頼れそうな知り合いもいない……………ん?この街に限らなくてもいないだろ、だって?なめんじゃねーぞクソガキ(チンフェ)。



「オレンジ神がこの街の何処かにいるはずだ。全裸で土下座して足でも舐めればなんとかしてくれるだろ」



 が、彼女とは先程SUNちゃんに俺共々殺害されてからは会っていないから何処にいるとか全くわからん。つーかホントに生きてんのかも定かではない。



(こんなノーヒントで探せるわけねーだろ……………!!)



 そのとき、黄昏ていた俺の目に入ってきたのは!























 ベンチでタバコ吸ってるやけに筋肉質な貴族だった!!







(あ、あいつは!!この間のゲリーネル家のムキム貴族じゃねーか!相変わらず豪華な鎧着やがって…………あっそうだ(唐突)!奴からなら、この間の件で強請れば寝床をgetできるかもしれない!安眠を獲得できるかもしれない!!)




 そうと決まれば突撃じゃぁぁぁ!!(クッソ寒いノリ)






「お久しぶりです(紳士)」



「!貴様はッ……………………………………………誰だったか……………」



「…………帝都でお前が女の子からパンツ奪ろうとしてた時に相対したイケメンだよ(イケメンではないので嘘)」



 コイツにまで忘れられるのか…………………特典の、せいだよな?

 

 しかしこいついつの間にちょび髭にjob changeしたんだ?なかなか様になってるけど。

 俺なんか大衆浴場行かなきゃ髭剃れねーんだぞ(貧民)。



「思い出したぞ…………貴様はあの時吾輩を人質にして自分のみ勇者から逃げおおせたクズ野郎ではないか」



「お前にクズ呼ばわりされんの癇に障るな……」



「して、何用かね?人の一服を邪魔するに相応しい用事であろうな?」



「あ〜まああれだ、端的に言うと、今晩泊めてください(切実)」



「成程な…………だが、それは叶わん願いだな」



「は?(威圧)じゃあゲリーネル家にこの間の件チクるわ。じゃあの」



 ふ、我ながらなんてスマートな作戦なんだ。己の頭脳が怖いねまったく。さ〜て、どんな顔してるかなぁ〜?






















「…………………(真顔)」



(な、何!?無反応だと!!?)



 畜生………!!まさか本家公認路線だとでもいうのか……………?いやしかし、ゲリーネル家は名家だと聞く。こいつの冷静はハッタリに違いない。

 が、これでは住居を提供してもらうことなど夢のまた夢。何とか打開せねば……!



「どうしたのだ?ゲリーネル家にチクリに行くのでは無かったのかね?」



「いや……もう遅いしね?俺はさぁ、一応こんな夜に他人の家訪問するようなね、不躾なことはあんまりしたくねーんだよ、良心(笑)が痛むから」



「今まさに他人の家に訪問どころか泊まろうとしている者の台詞か?」



「あ〜もう、うん………えっとガチでチクるぞ!明日とかチクるぞ!!良いんだなおい!!?」



「チクるならチクれと言っているだろう」



「ヒャッホーウ!!(短足ダッシュ)」











































「何でだよ…………何故追いかけて来ないんだよ……………(涙)」←戻ってきた



「そもそも追いつこうにもあのスピードに追いつける筈がなかろう」



「えっありがとう……ってちげーよ!家にチクられてもいいのかよ!?」



「別に構わん」



 こいつは尚も真顔…………というか死人のような面でそう抜かす。



「は?お前破門されるぞガチで!!俺はあれ、口は回る方だからそういう方向に話を持ってくからな!!」



「問題ない、なぜなら」











































「ぶっちゃけ吾輩もう破門されてるし」






















――――この時、俺の事実上の敗北が決定した。





爽笑・・・・トは爽やかではないので嘘。


腹が冷えたことによる腹痛・・・・エアコン効きすぎている時などに起こる腹痛。快適に過ごすためにエアコンを使用しているのに腹痛で不快な思いするのは本末転倒しているような気もする。

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