ぼっちVS伏線回収(失敗)
「すんません…………ちょっと………………」
「え……ってト君じゃんってちょっと待って、あの流れで追ってきたの?いやいや……普通追わなくない?」
「開幕罵倒やめてくれぇ↑」
うっす。ワイが八神や!!(大嘘)
ワイはあの後ある事に気付き、前回クッソ唐突に現れ俺の貴重極まりない時間をすごい寒いやりとりに使わせたガチクズであるオレンジ神をあの流れで追いかけるという武勇伝(DQN)を打ち立てていた。
そんで今追いついたとこっす。
「君に……君にどうしても伝えたいことがあったんだ(韓国ドラマ)」
「お、おう…………そんな疲労のあまり目がつり上がり過ぎている滑稽な顔で言われても」
「っていうのは嘘で、ちょっと訊きたいことあったんすよね。特典について」
「特典?」
「ほら、デバイスに入ってる俺の特典データ…………ああこれっすね、これ」
「どれどれ」
そう、基本的に女神達は自分のタイミングでしか接触してこない自己満クソ野郎なので俺はこの機に特典の記号が増えたことについて聞いておく事にしたのだ。
「『人徳---』wwwwwwwwwwwwwww」
「女神って殺したらどうなるんすか?」
「なに私を殺そうとしてんねん。殺すならCEOにしてね」
「超絶クズで笑う(真顔)。いやね、これもともと『人徳--』だったんすよ。ほかの特典の+も2個ずつだったし。何で増えたんすか?」
「…………いや、聞いてどーすんの?」
「-を増やす原因をなるたけ避けるんすよ。当たり前だよなぁ?」
「はい(無関心)」
「話題ふっといてこっちの話聞かない奴まあいるよね。しね。デュクシ(小学生並打撃系攻撃擬音)」
「あ〜もう痛いなぁ。女神に対して無礼がすぎるって」
「あなたも俺に対して無礼がすぎるって」
「いやそんな樹皮みたいな顔で無礼とか言われても。だいたいお前何様だよ」
「俺様だよ(俺様系男子)」
「ヴォエ!」
「えっ何急に吐くマネなんかして(裏切り)」
「トしね」
……今更だけどこの女神はともかくSUNちゃんは俺が前世で戸磯仁という名前だったって知ってるんだから俺の事『ト』呼びしなくてもいい筈である。舐めてるよね?
「おい話脱線しすぎて寒い」
「おまえのせいだろ…………で、何の話だっけ?簡潔に頼む」
「俺の特典の記号が増えた理由(13字)」
「べネ。ってそんなん簡単じゃん。鍛えたんでしょ」
「人徳の無さを鍛えるとは?『無い』を鍛えるという行為がそもそも良く分からないが、人徳は鍛える事でどうにかなるものではないよ。そんなキャラメイク時の振り分けポイントじゃねーんだから。もっと現実みろよ(マジキチスマイル)」
「きったねぇ笑みだなぁ。あと現実見んのはお前だから」
「は?何言ってんすか?さっき俺の全く隙の無い的確な指摘により貴女は『ぐやじいいいいいいい』などと絶叫しつつ壮絶な涙目敗走を遂げたばかりじゃないっすか」
「お前ちょっと頭湧きすぎてない?」
「まあそういう事にしといてやるか(大人対応)。で、続き、どうぞ」
「神に対して上から目線の人間とか存在していいと思ってんの?……あー、まず特典って鍛えられる事自体は知ってる?」
「いえ(無知)」
そもそも鍛えたくもないです。
「じゃあそこから。特典を鍛えるには、端的に言えばその特典を使いまくればいい。例えば『身体能力強化』の場合なら、ある程度の強さの敵とかと肉弾戦で戦ってれば自然とこの特典が使われてるから、これを相当数繰り返せば特典が鍛えられて今まで『身体能力強化』だったものが『身体能力強化+』になるって訳」
「はえ〜すっごい」
「で、ここからなんだけど、マイナス特典はこれがややこしくてね。マイナス特典が付与された転生者はその分自身が持つプラス特典が強化されるってのは知ってるよね?でも転生後にプラス特典を鍛えても、その分マイナス特典の方も更に酷くなるとかはないの、逆はあるんだけど」
「うん」
「だからマイナス特典が更にマイナスされているって事は、そのマイナス特典がめちゃくちゃ発揮されて鍛えられたって事だね。だからあなたの場合だと、人としての魅力に欠ける行いを繰り返した、とかが原因だと思う」
「そんな訳あるかふざけんな!犯すぞ!!」
「ほら、そういうとこ。て言うか転生してから半年くらいで特典の記号1つ増やすとかはっきり言って異常だから」
「ん、でもその割に人との関わりは結構あったんすけど」
「え、そう?……あーそれは多分………マイナス特典にはもう一つややこしい特性があってね」
「えっ、また追加設定っすか」
「やめろ。『マイナス特典が発動することでその特典の所有者の利益になる場合は発動しない』っていう……心当たりない?」
「あーね」
俺がギルドの食糧食ったり、国の任務を無断放棄した(嘘)事件などに関しては、俺の特典からすればあんなに情報が浸透するはずはないし、その話が広まっても『俺』がやったとは特定されないか、あるいは特定されてもすぐに忘れられるはずだ。それくらい俺の持つ『人徳---』は酷い。
しかし現実を見ると、それらの事件が原因で勇者から命を狙われるという何ともいたたまれない光景が目に入ってくる。これは恐らくそのマイナス特典の特性のせいなのだろう。
つーかギルドの食糧が原因で殺されかけるって情けなさ過ぎるだろ。
「でも、そのマイナス特典の特性とやらと俺の人との関わりと何の関係があるんすか?」
「えーっと、つまりね、関わると貴方にとってマイナスになる人物は『人徳---』の影響は受けず、普通に貴方に接してくるって事ね」
「………………………つまり俺はこれから生き地獄を味あわせられると」
「うん(ゲス顔)」
「………………………」
ふぅ。まあ落ち着けや俺。いくら人徳無くても力はえらいモンがある。力があれば少なくとも負け組にはならねぇはずだ。それに人徳あっても力無いとか何その虚弱くん。ダサいだろ。つまり今の俺はそれよりは上。というか力があれば充分異世界で生きていけるし活躍もできる。それに何かを失って力を得たとか異世界主人公にありがちな重い過去に絶対含まれるしな。
うん?なんだ、普通の異世界俺TUEEEEモノじゃんか。(ソシャゲに課金をしガチャを回すも爆死するが、必死に自身に暗示をかけ納得しようとするソシャゲ弱者並感)
「……………はい、色々ありがとうございました」
「あ、うん…………顔中の穴から血噴出しているけど……」
「あ、お礼はそっちのデバイスに送っといたんで」
「ん?こここれは!?CEOムキムキすぎwwwwwwwwwww」
「だよなwwwwwwww」←ムキムキSUNちゃんをネタにすることで現実逃避を計るクズ
「いやぁ、これでまたアイツを強請るネタが1つ増えたよ(クズ)、ありがとう。あ、じゃあ私からもこれ」
「ん?お、おおお!?何ですかこの無様なの」
「私にカンチョーされて半泣きと化したCEO」
「ぶっはwwwwwカワユスwwwwwww」キャッキャッ
「これはヤバイよねwwwwwwwwww」キャッキャッ
「お前ら2人で何してる?」
「「呼吸」」
SUNちゃんをディスって楽しんでいると、突如何もない空間から本人が降臨(絶地獄級)。その顔と目は怒りと羞恥のあまり真っ赤に染まっていた。
「いや、あれ目はただの不眠sあがががががが」
「あ、あれはキャメルクラッチ!日本名では駱駝固めともいわれるあの技をSUNちゃんが習得していたとは…………」
「もう一度聞く。お前ら何やってた?」
「いや…………フリートーク」
「は?ただのフリートークで私がここまでキレる訳ねーだろ。ちょっとデバイス出してみようか?」
「(オレンジ神の遺体(大嘘)に駆け寄りそのデバイスを奪い取りつつ)ほらよ、じゃあ俺はこれで」
「うんそうだね、お前のも出せよ」
「……………」
因みに、ここまでSUNちゃんは赤面涙目である。それがかわいい………というより羞恥プレイ後のようなエロスを感じさせたため、俺は無意識にその姿をデバイスで激写してしまった。
しかし、これがいけなかった。
「このハゲぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!(豊田議員)」
「ハゲてねーよ(冷静兄貴)」
KING OF 小物であるSUNちゃんは俺の不可抗力による行動を何故か(すっとぼけ)認めず、激昴しだした。
「デバイスよこせぇ!!」
「えうっ、やめろ!やめ…………おいおっ、嫌だ!!やめて!!嫌ァ!!あああああああ!嫌やぁぁぁぁぁぁ助けて!!!助けてはやとぉぉぉぉぉぉ!いやぁぁぁぁぁぁはやとぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「はやとは来ない!大人しくデバイス出せよ!」
「無理!やめてぇぇぇぇぇぇ!!うおっ…………あっ、助けてぇ!!!誰か助けて!!逆レ○プされそうになっています!!!」
「はぁ!?」
「いやぁぁぁ犯られる!誰かぁぁぁ!逆レ○プ!!逆レ○プされるぅ!!逆レされるぅぅ!助けてぇぇぇ逆レ!!逆レぇぇぇぇぇぇ!!!」
なお、当然ながらトの魂の叫びは『人徳---』によって周囲の人々に届く事は無く、その日、ナウ帝都近くのキリング街、その大通りで2つの遺体が発見されたとかは別になかった。
デュクシ・・・・小学生が多用する擬音。ドクシ、デクシ、デュグシなど、地方によって様々なパターンが存在する。
俺様系男子・・・・結婚したのか、俺以外の奴と……
はやと・・・・坂○勇人選手の事であるとする説が有力。




