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ぼっちVSプロローグ 3



「………………………(干し柿みたいな顔)」





 な……………何だと……………………!?


 こんな聞き間違いをしてしまうとかちょっと俺の耳腐敗しすぎてね………………………?



「貴方には上からの転生権が出てないんだよね~。ていうか貴方もともと呼ばれてないのに図々しくもここ来ただけだし」










































「ええええええええいよおぉぉおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉおぉぉぉぉおおおおしっっちょぉぉおおおおおぉぉおぉぉぉぉおおおおおおおおぉおおおおおおおおぁぁぁあああ(甘寧)!!!!!!」



「えっ、ちょ!?」



 気付けば俺は怒りのあまり意味不明な掛け声と共に女神様に飛びかかっていた!



「よくもこの俺の尊い命をおおおおおおおおおおおおおおおおおてめぇは絶対に許さねえええええええええええええええええええええええええ!!!!!」



「えええええええ!?ちょっ……なにその手のひら返し!?手首捻じ切れんばかりなん……あっあっまって痛い痛い痛い!!肩外れるッ………ちょっと、おいほんとお前マジ、マジおmぎゃあああああしぬしぬしぬ」



「この悪魔のような所業!!!!貴様それでも女神かあああああぁぁああああぁあああああああ!!!!」



「いやいやいやいやwaitwaitwait、さっき『ミスを逐一責めるクソ野郎には『じゃあてめぇは全くミスしねぇんだな』って言ってやりたい所っすよ。(重低音)』とか主人公ヅラして言ってたじゃん!厚顔無恥を擬人化したような男だな!!」



「んだとおおおおおおおおおおおおおおおおお!?そんなもん中高生にありがちなかわいい裏切りだろうが!!!」←大学生



「確かにありがちだけどいてててててて!さっきから何さらっと女神の関節極めてんの!?関節を極めながらも失礼をも極めてるんだけど(座布団)!!」



「ぴょおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ(ひよこ)」



「ていうか何こいつ全然許してくれないんだけど!?どんだけ狭量なんだよ!こういうのって大概ミスした神は割とすぐ許されるやつじゃん!そして絶対いい感じのふいんき(なぜか変換できない)になって好スタートを切る形になるやつじゃん!!

何なんだよこの状況怖いわ!!ってほんと、もうやめ、わかったわかった掛け合う、上に転生権もらえるよう掛け合うから!」



「あざまーーーーーーーーーす!!!!」



「…………………ド畜生め」


























「そういや転生権ってのは…………」



「その名の通り転生出来る権利。神のミスとか、そういう人間界の外部からの絶対的な干渉で亡くなった人とかに与えられる事が多いね」



「ああ、そういう………………ん?」



 ここで天才俺、ある違和感に気づく。



「さっき俺には出てないっていってましたが、あれ何でなんすか?貴女のミスで死んだんすよね俺?数量限定の先着特典だったり?」


 というかそもそも権利が発生していないどころか転生の間に呼ばれすらしなかったんだけど、これは訴訟。



「コミケかよ。………………それはあれ、えっと」



「言って大丈夫っすよ、俺は気は長いほうなんだ(虚言癖)」



「不思議とすごく安心できない…………えっとね、まず死に方っていうのはその人のそれまでの行いや人間性が顕著に現れるとされてて…………その」



「ああ、成程…………俺は死因が○起だったから…」



 死因が勃○とかいう文字列存在するんだな。初めて知った。



「………そ、それで上は『勃○で死ぬとか人としてありえない。これは無理でしょ』っていう判断を……だから貴方は転生の間に呼ばれすらしなかったの」



「あっ、ふーん」



「…………多分、トラックに轢かれそうな女の子を庇って死亡、とかだったら確実に転生権貰えてたと思う」



「え?冗談じゃない。そんな自分の命を犠牲にしてまで他人庇う奴とか気ぃ狂ってますわ」



「………………」



 しかしさぁ、みんな知ってのとおり俺は勃○死したわけだけど、俺そんな色欲狂いじゃなかったよ。自分自身を客観的に見て(福田康夫)。

 俺は世の中の理不尽を知った。334 の けいけんちを えた。



「……でも良かった。てっきりこれ言ったら関節粉々にされるかと思ってた」



「ハッ。そんな野蛮な奴今時いるのかねぇ~(痴呆)」



「こいつほんときらい」



「だってそれは…………ねぇ?そのことは別に女神様悪くないじゃん(無垢)」



「さっきのも……」



「あれはもともと女神様のミスやんけ(ぐう正論)」



「アッハイ」
































「…トイソさん」



 しばらく駄弁っている(神と駄弁るとかこれはもう俺も神と同等、いや、それ以上か……?(匹夫の勇))と、女神様がシリアスな顔つきになった(唐突)。

 ……………ちなみに言っておくが、俺はあまりシリアスが得意じゃない。



「さっき、なんであんなに簡単に私を許したの?貴方は生前、結構人生を楽しんでいる様に思えたけど……」



 俺の人生を知っていることに関してはノーコメントでいこう。



「いや~、未練なぁ………正直それはある。けど女神様を許しても許さなくても結局俺生き返れないしさぁ………………まぁ」



「……………ごめんなさい」



「だからそれはいいんすよ。未練っつっても連れの事とかっすもん。家族ももういないしね。はいもうそれに関しては閉廷。因みに転生した後って元の世界に来れたりしねーんすか?」



「……私を介せば行けなくは無いけど実体はもてないから、いうなれば魂だけの存在として行くことになっちゃうよ」



「なるほどね……………………それなら連れとコミュ取りたいんすけど物とか触れんすか?やっぱ寂しいんで」



「それはできるけど、それだけじゃとても意思の疎通なんて」



「筆談出来ればOK。すげぇ俺、女神様より頭良い。俺>女神様」



「ギリィッ」



(「ギリィッ」って口で言うのかわいいな(不遜))









中高生にありがちなかわいい裏切りの実例



「よしてめーら、担任の机にエ○本ブチ込むぞ」


「いいね」


「やるか」


「くれ」


「フッ、待っていろ担任っ…………!今(社会的に)殺してやる!」








「おい、俺の机にエ○本仕込んだのはどいつだ」


「「「戸磯君です」」」


「貴様らあああああああああああ」

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