ぼっちVS権力とか財力・中編
※いろいろあってムキム貴族の名前変わりました。
「そういう訳で俺は必ず部屋に1つはだるまを置いておかないと変な焦燥に駆られるんですよ」
「はい(無関心)。………………ん?」
ダーツをヤりに(誤字)行く途中、それぞれ自身の武勇伝について語りあっていたところ、急にSUNちゃんがアホみたいな方向を向きだした。
「どうしたんすか?首寝違えた?」
「それもあるけど、今何かあっちからかわいい女の子の悲鳴聞こえなかった?」
「ん?……………………ああ………かわいいかどうかは定かではねーけど聞こえたような気がしなくもないっすね。AVの撮影っすかね」
「自らの株を下げる事に余念がなくてマジリスペクトだけどそれ以上下がる株ないから普通に会話していいよ」
「ありがとう(脊髄会話)」
「で、どうする?行ってみる?」
「行かんでしょ」
「まあそうだね」
「あれ、こいつは意外っすね。てっきり『クズ転生者が絡んでるかも知れねぇから行けやナメクジ』とか言われるかと思ったのに」
「クズ転生者が近くにいるかどうかは波動で分かるからね」
「おっ、それいい中二病だな(嘲笑)」
「死ッ」
「ぎゃふっ…………………いやあんなん言われたら誰でも中二病と思いますって。何でそれ分かんないかなあ(熱い上から目線)」
SUNちゃん最近なんか理不尽じゃない?いや…………違う、SUNちゃんが理不尽なんじゃなくて世の中自体が俺に理不尽なんだ(極致)。
前世でも『カフェオレ買ってきて』って頼んでも8割がたカフェラテだったしな。あと『メッ○買ってきて』って頼んでメ○ツコーラが来なかった試しがないしな。この2つ別物だから。
「それ思ったとしても神に中二病とか言わなくない?…………神はあらゆる生き物の『波動』、わかりやすく言うと『気』を感じられるんだけど、転生者は皆、他と区別出来るように特別な波動を転生するときに貰ってるの」
「へぇー(嘲笑)」
「………………………(激震する怒り)」
「こわE」
SUNちゃんがかわいいのでおちょくっていたらランボー〜怒りの視線〜を飛ばしてきたのでこの辺で切り上げる。
関係ないが、普段ちょっと煽ると殴ってくる人はマジギレすると逆に手を出してこなくなる事が多い気がするが俺の頭は腐ってるのであてにならない。
「まあそれは置いといて、クズ転生者じゃないなら行かなくていいっすよね?」
「立場的には行けって言わなきゃいけないんだろうけど、こんな衛兵ゴロゴロ居るんだから大事にはならないだろうから行かなくていいよ、うん」
「本音は」
「め ん ど い」
「それが暇人の言うことかね〜(ビブラート)」
「それな」
「「ハッハッハッハッハ(小物笑い)」」
「ハッ…………………!!」
「ん?どうしたの?」
「やっぱ行こう助けに」
「え、何急に……」
「特典で培われた俺の第六感がここは助けに行くべきだと、そう告げています(超渋い顔)」
「『特典で培われた』っていう文字列クッソダサくない?」
「トゥッ!(超高速スイープ)」
「痛った!?何その地味なの!もっと画になる攻撃しろよ!!」
「くぅ〜疲れましたw」
「いや全然近かったじゃん」
「言葉間違ってんぜ…………(不敵な笑み)」
「こいつ……………」
さて、現場に着いて物陰に隠れてるマンなうだが、何やらかわいい女の子が筋肉達磨に絡まれているのが見える。
現実世界だと、『ひいいい筋肉きょわいよぉぉぉぉぉぉ』となるのは必定だが、異世界では筋骨隆々の奴は大抵クソザコなのでたとえ武器がお餅でも難なく勝てる。
それはいいが、何で揉めてるのかね?大事な物に甘酒でもかけられたのかな?………………それ俺じゃねーかぁぁぁぁぁぁぁ(自害)
まあ、兎に角聞いてみよう。
「先程から言っているが、この鎧は君達庶民にはとても手が出せないほど高価な物でね。戦いで傷付くのはいいが、こういう形で汚されるのは我慢ならん」
「ひっ…………す、すみません………」
会話の内容から察するに、あの筋肉は貴族とか、そういう力のある地位の人なんだろう。
そしてどうやら女の子があの筋骨隆々マンの鎧を何らかの形で汚してしまったようだ。何かこぼしたりしたのだろうか………………………………ってあれは
(甘酒じゃねーか!!!!まさかの先程の予想正解かよ!!)
くだらねぇところで貴重な運使い果たしてんじゃねーよ、マジう○こ(クソガキ)。
いや、よく考えろ。俺は甘酒(意味深)だったがあれは甘酒(そのままの意味)。これらは似て非なるもの、つまり俺は別に運を使って………………ない……………………………?
(ホォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!)
「えっ急に怖」
おっと、思わず喜びが体に出てしまったようだ、反省反省。
「本当にすみません………………私に出来ることなら何でもしますのでお許しを……………」
「ん?」
「今」
「何でもって」
……………人が足りねぇ(小並感)。
あと何気にSUNちゃんがノッてくれたのがポイント高い(採点系男子)。やっぱノリのいい子はかわいいね。
しかしあのムキム貴族(渾名)からは俺達と同じくすげぇ邪なオーラが漂っている。
そしてあの目…………女の子が持っているあの甘酒の如く濁りきったあの目はクズしか持ち得ないもの…………………つまり俺の見立てでは、奴は同族。であれば……
「ふむ………。そうか、何でもとな。それでは……………」
「パンツを脱ぎたまえ」
「なっ………何!?顔色1つ変えずにそんなエロひどい要求を……………!奴のクズ度数は私と同等、いや、それ以上だとでもいうのか!?」
などと驚嘆するSUNちゃんだが、貴方自分の隣見てくださいよ。
「……どこの世界にもこういうクズってのはいるもんなんだなぁ」
「あのナメクジクズぼっチンピラト・イソジンでさえも引いてる!?…………いや……」
(右手……………!なんて清々しいサムズアップ!!その親指は天を衝くかのように力強くそそり立っている!!まるで自身のクズを具現化したかの様だ……………)
とか考えてそうな顔のSUNちゃんを他所に、俺は注意深く成り行きを確認する。
「え……………?」
「聞こえなかったのかね?パンツを脱ぎたまえ、と言ったのだが。それで手打ちにしよう」
なるほど、何の躊躇もなく更に押していくのか。絶望的に汚い。
あと困ってる女の子かわいい(クズ)
「え、えっと………それは」
「何を戸惑っている?パンツを脱ぐだけでこの鎧を汚した事を水に流そうと言っているのだ、有難い事とは思わんのかね」
「しかし…………流石にそんなこと」
「出来んと言うのであれば、この鎧を弁償させるまでだ。……まあ、それこそ出来んだろうが、ね」
「う、うぅ……」
「ふ、それでいい」
おお………女の子がパンツ脱ぎだしたぜおい………あとさり気なくムキム貴族が甘酒持ってあげてるの笑うわ(真顔)。
「そ、そんなにまじまじと………」
「見るなというなら、無理な話だな。見る事によってそちらの罪を許そうというのだからな…………………さて、次は」
「待ちな(イケボ)」
「ん?何だ貴様は」
「ナメクジ!何を……」
「あ、貴方はアンデッドの………」
「うん……うんアンデッド?ちょっとその話さぁ、後でじっくりしようか。あとSUNちゃん、誰がナメクジなのかなぁ?(般若顔)」
俺はいつアンデッドになったのだろうか。アンデッドどころか既に(社会的に)デッドなんですけど。
「……これは彼女と吾輩との問題だ、関係の無い者に入ってこられると困るのだが」
「関係ならあるぜ……」
「何?」
「同じ人間で〜す(キモ顔)」
「貴様……………吾輩をゲリーネル家次男ボルチモアと知っての狼藉か?」
「下痢……寝る?」
「殺す」
躁鬱を患っているのか(ブーメラン)いきなりキレたボルチモアとやらはすさまじい速さで俺の顔面めがけ殴りかかってきた。
だがもちろん………
「なるほどな……ただの貴族のボンボンって訳じゃねぇってか…………(ってそりゃ体見りゃ分かるか…………俺ホンマカス)」
「何!?」
当然の如く特典の前には無意味なりけり。ノーダメです。
「貴様……何者なんだ!」
「俺が何者かだと…………?」
「同じ人間で〜す(キモ顔)」
だるま・・・・そのままの意味なので誤解しないでください。
筋骨隆々の奴は大抵クソザコ・・・・これどうしても納得できない。
ナメクジ・・・・実は貝。




