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だぶさん  作者: 千路文也
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009  犠牲バントのスペシャリスト


 人間は誰しも疲れとは無縁の生活を過ごしている。だぶさんも表情には出さないが、仕事の疲れからは解放されずに風呂に浸かっている日々が多くなっていた。そして風呂から上がって飲む一杯のお酒がたまらなくだぶさんの体も心も癒してくれる。これではまるで一人暮らしのオジサンのようだが、大人になれば20歳も40歳も生活習慣は一緒である。なのでだぶさんの行動は何も不思議では無かった。特にだぶさんは1軍の試合で野球を続けている身分なので、それなりの期待と重圧は隣り合わせである。しかしそれでも不平不満を言わずに2番打者として試合を展開している。1番バッターの丸尾が出塁すれば、2番のだぶさんがすかさず犠牲バントで次の塁に送る。この一連の流れはあまりに美しく、応援歌として盛り込まれるようになる程だった。



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