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020 頼まれる内が華
そんなだぶさんだったが、頼まれると断れない性分を持っている。本当に嫌だと思えば断れるが、そこまで嫌な頼み事ではないのでほとんどの場合は頼み事を断らない。なぜならば誰かに頼まれるのは信用されているのと同じだからだ。「この人なら間違いない」とか「この人は片づけが上手だからこの人に雑用をしてもらおう」などの気持ちで頼んでくれる。周りの人間からしてみれば「また言いように使われている」と思いがちだが、本人はそう思っていないので、それでいいのだ。少なくともだぶさんは人に頼まれる内が華だと肝に銘じているタイプだ。




