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だぶさん  作者: 千路文也
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015  先輩の方が童顔


 自分がだぶさんである所以は留年の多さだった。なのでプロに入った時も『この留年やろうが!』と言われてイジメられるかと思ったが、案外皆優しくてホッとしていた。同い年の選手は今年入ってきていないので、皆が年上である。この競争世界で気軽に笑顔を振りまける人間には負けたくない。その理由もあってかだぶさんはあまり笑顔を見せない自分と似たような人間と交流するようになっていた。それが松岡二塁手である。彼は自分と同じで表情を出さないタイプだ。だからこうしてお店の中で御飯なりビールなりを飲んでいると非常に落ち着く。松岡二塁手はだぶさんと違って童顔なのでそこは大目に見ているのだが。



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