表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/15

クリスマス 2年目 (02)



「ちょっと早いけど、夕御飯の支度しよっと。」


時計を見た麻美花は、そう呟いてキッチンに立つ。


テキパキと働く麻美花によって作り出されたのは、クリスマスにぴったりな豪華なごちそう。


食卓に並べられ、匂いに釣られて美結、美代、優馬は食卓に着く。





クリスマスパーティーという名の夕食は自然と始まり、大半が美代のお腹に収まって終わった。





夜が更け、朝になる。



サンタクロースを捕まえようと、ドアの側で一晩中待っていた美結。


結局、誰も現れないまま麻美花が起きてきた。



「おはよ、美結ちゃん。サンタさん、来なかったの?」


「うん。……全く、私の時間を返しなさいよ!って感じ。」


「そっか。今年はプレゼント無いのか~。残念。」


「まぁ、一応高校生だしねー。しょうがないよ。」


「むー。私は欲しかったよぉー。」


膨れっ面で言うのは、今まさに2階から降りてきた美代。


「美結が張ってたから来なかったんじゃないのー?美結のせいだー!!むー。」


「いい加減、認めなさいよ。サンタなんて、い・ま・せ・ん!!」


「去年はサンタさん、プレゼントくれたじゃん。」


「じゃ、美代が良い子にしていなかったからじゃない?」


「良い子にしてたもん!」


「じゃ、プレゼント貰えなかった理由はただ1つじゃん。」


「え?え?何?」




意味深に微笑んで十分焦らしてから、美結は真相を告げた



「サンタはいないから。」




その後は悪口合戦に発展。


来客を知らせるチャイムがなるまで、それは続いた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ