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悪夢の始まり…
今日はやけに寒かった。
まるでこれから起こることを知らせるかのように…
「おはよう♪」
私はいつものようにみんなにあいさつをした。
・・・あれ?
いつもの『おはよう!!』がない。
聞こえなかったのかなぁ?
私はもう一度「おはよう♪」と言った。
でもやっぱり返事はない…
かわりに小さな笑いが起こった。
…なんだろう、なんか嫌な予感がする…
私の予感は当たってしまった…
机に書かれたいくつもの小さな文字。
私は目を疑った。
゛死ね″゛消えろ″゛学校来んな″゛マジキモい″
他にも色々書かれていた。
何で…
呆然とする私にクスクス笑いが浴びせられる。
我にかえった私は消しゴムで文字を必死に消した。