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Find me ~俺に近づく三人が明らかに怪しい。~  作者: 落光ふたつ
第7話「Find me」
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#6


 消されていたものが戻っていく。

 彼女が無意識に目を逸らしていたもの。いつの間にか見えなくなっていたもの。


 それを言葉にするなら、色だ。


 青い海。赤い果実。黄色い花。緑の草葉。紫の蝶。橙の夕日。藍の空。

 白む息に、黒ずむ影。


 ——単調だった景色は彩を思い出す


 瞳の深さ。髪の艶やかさ。頬の火照り。焼けた肌。冷えた指先。覗く八重歯。

 治りかけの傷痕に、勢い余った愛の証。


 ——再び、記憶の付箋となる


 溢れる色彩は、独りでないと教えてくれた。

 目を惹く色彩は、不安を忘れさせてくれた。

 全てに宿る色彩は、可能性を広げてくれた。


 遠く離れた時。すれ違った時。失った時。

 目の前から消えてしまっても、それは目印になる。

 再びを願うなら、それを目指せばいい。

 時には盲目でいることの方が、多くを見つけられた。


 ——染まり色づいていく

 ——世界が広がっていく


 それらだって喜んでいた。

 ようやく見つけてくれた、と。

 そうして、始まったのだ。


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