冒険者登録
受付嬢「冒険者登録ですね?」
モナカ「冒険者登録…です…」
受付嬢「こちらの紙にお名前を書いてください。」
モナカ「モナカ…です。」
フィフ「フィフティーンです。」
受付嬢「…ではステータスを計ります。石板に手を当ててください。」
【フィフティーン】
HP2000
MP300
攻撃力7000
防御力2000
魔力300
抵抗力700
戦闘力3T
Dランク
【モナカ】
HP3000
MP3000
攻撃力2000
防御力3000
魔力3000
抵抗力2000
戦闘力36T
Dランク
フィフ「(…何で妹より戦闘力が少ないんだよ…あれ?Dランク?チートじゃなかったのか?)」
受付嬢「この年齢でDランク⁈強すぎですよ!」
フィフ「強いのか?」
受付嬢「はい!10代でDランクはとても強いです!」
フィフ「25歳なんだよな…」
受付嬢「え、あ、すいません…でも25歳でも強いですよ!」
モナカ「にぃに…どんまい…」
俺は身長が低いせいかたまに10代と間違われる。コンプレックスだ。
受付嬢「モナカさんは…何歳ですか?」
モナカ「5歳…」
受付嬢「5歳ですか…5歳でそのステータスですか…魔王かなんかですか?」
モナカ「魔王…」
受付嬢「一回そんな感じのステータスの人がここのギルドにきて、冒険者登録したんですけど、魔王だってばれて追い返されていましたね…」
フィフ「その魔王社交的すぎるだろ…」
受付嬢「まさか…あなた方…」
フィフ「…違うよ?」
受付嬢「ならいいですけど…ところで、お二人は親子ですか?」
フィフ「いや、兄妹。ちょっと訳ありでね…」
受付嬢「アッハイ、スミマセンナンデモナイデス。」
フィフ「…あ、そうだ。なんかオススメな依頼はある?」
受付嬢「ありますが、その前にパーティーを組みませんか?」
フィフ「パーティー?」
受付嬢「生存率を上げるためです。」
フィフ「ふつうは組むのか?」
受付嬢「はい。ほぼ100%の冒険者が組んでいます。」
フィフ「そうか、でも俺はもう組んでるんだ。」
受付嬢「?」
フィフ「五年前にできた相棒とな。」
モナカ「にぃに…決まった…」
受付嬢「…それでは、パーティー名はどうしますか?」
フィフ「そりゃあ…」
「「五十嵐兄妹」」
最強のゲーマーと最強のボクサーは生前「五十嵐兄妹」と言われていた