第2話 先生へのイジメ
私は天野 奈美。妖精ルルのおかげで、イジメがおさまった。私のお父さんは人を殺した。友達のお母さん。そして私のお母さんも――。あんなのお父さんじゃない。…ルルは私に勇気をくれた。そのおかげで、本当のことを言えた。私の気持ちを。「私だって『あいつ』が憎いんだよ!」これを言いたかった。そして昨日言えた。――私のイジメは終わった――。
大枝先生(女)…また憎い人が増えた。みんなは私に対してのイジメをやめてくれた。納得してくれたのだ。それでも、大枝先生は辞めなかった。みんなが守ってくれたのに…私が言いたいことをみんなが先生に言ってくれた。それでも、先生はかわらない。
「この問題、分かる人ー。」
また、分からない問題だ。手を挙げない。誰1人。
「天宮さん。」
「あ…分かりません。」
「はぁ?こんな問題も分からないのですか?」
やっぱり、いつになってもかわらない大枝先生。そのたんびに、クラスのみんなは助けてくれる。前まで、いじめられていた私に対して、とても優しくなったクラスメート。とても嬉しい。友達は前みたいになれた。
休み時間、大枝先生の机の引き出しに、男子たちがミミズを2匹入れた。みんな大笑いしてる。
「どうなるかなー?」
「わー気になるぅ♪」
みんなうきうきだ。私は1人でポツンと机で本を読んでいる。実は、ミミズ…大嫌い…。見るだけでも死にそうになっちゃう。私がいじめられてるときにみんなは私が嫌いって事を調べたらしい。いつも学校へ行くと、机の引き出しにミミズ…。あの恐怖…もう味わいたくない!本当に大嫌いなんだ。
「ていうかさぁ。奈美もちゃんと言ったのに、あの教師最低でしょぉ。」
「本当だよ!天宮をたすけてあげないとな。」
みんなが私の方を見て言っていた。このクラス最高!私はニッコリと笑い
「ありがとう。」
と言った。みんなもニッコリ笑った。みんなが急に話し出したのでなんて言ってるかわからなかったけど、私は嬉しかった。
事業が始まり、先生が入ってきた。そして、引き出しを開けようとしてる。みんなはニヤニヤ笑ってる。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!ミミズ!」
「きゃははははははは!」
みんなが一斉に笑い出した。私は笑えない…。私と同じ反応だ。
「誰がやったの?もしかして天宮さん?」
え…?なんでそうなるのよ!私は何もやってない。私はそう言おうと立とうとした。すると
「違いますよ?あたしたちがやったの。奈美は何もしてない。あたしたちは、奈美をいじめている、先生をいじめているの。」
ありがとう…。私が憧れていた、香織が言ってくれた。先生は黙り込み、何もなかったように授業を始めた。私たちは一斉にため息をついた。ダメだこりゃ。
その日から、先生は私たちにいじめられた。ドンドン進化していくイジメ。それでも、私へのイジメは終わらない。けど、私には分かったことがあった。いじめられて、学校が嫌になっている…。でも、私をいじめてるから、許せない!
ある日のこと、私はあることに気がついた。大枝先生のポケットに、ルルがいる。その日、私は先生の所へ行った。許せない相手でも、私は謝りたい。ルルに助けてもらうような事って何だろう?勇気をだして、何が言いたいのだろう?私は学校が終わったあと、先生の所にかけていった。もちろんルル目当てだ。
「ルル!」
「あ、天宮さん。ルルのこと見えるのですか?」
私は大枝先生の目を見ずに、
「助けてもらったから。みんなに言うときに助けてもらったから…。でも、先生はかわらなかった。みんなは、納得してくれました。先生は、最悪です!私は、『あいつ』とは、関係ないんです!私だって憎いんです!」
私は廊下にペタンと座り込み、小さい子みたいに大声で泣いていた。
「天宮さん…」
私はその日から、先生からもいじめられなくなった。ルルを見かけなくなった…ありがとうと言いたかった。先生に言えたのも、ルルのおかげ。全部、ルルのおかげなんだ。本当にありがとう。
先生も普通にもどり、私のクラスはごく普通のクラスになった。ただちがうのは、前より、友達、先生が仲良くなった事だ――。このままの生活が続いて欲しい。
END




