魔法使いになる
取り敢えず1話から読んでください pv全然増えてなくてこれが新人なろう作家への洗礼かで萎え気味です。
「私、今から一ヶ月後に結婚するの。 結婚したくてしたくてたまらないわ。 あ~結婚しいた~い ので、東君は今から帰ってもらいます。」
どうやってだよ、と心の中で突っ込みつつ先輩に弄ばれるのも癪なので。
「はぁ。…… 短い間でしたけど夢を見させてくれてありがとうございました。 結婚式には招待してくださいね。」
と言い残し先輩のTHEお姫様な感じのきらきらした部屋から回れ右しようとすると
「精一杯強がってるんだからそこは慰めなさいよ。」
と目端に涙を滲ませながら心の内を赤裸々に吐き出してきた。
可愛かったので許してあげることにした。 僕もつくづく先輩にあまいなぁ~ 。
「そろそろ状況の説明をしてもらえますか? こちとらこんな西洋西洋してるところにいきなり連れてこられてから情報量の多さに脳が結構序盤から職務放棄してるんですよ。」
ここまで黙ってついてきただけでまず褒めて欲しいものだ。
先輩は、「これから話すことは全部真実よ」と前置きした後に語り始めた。
そこで、この世界は異世界であるということ 僕らがもといた世界との主な違いは魔法の有無であるということ この国はラガルタということ 先輩は王族だということ 先輩が次の王位継承者だということ 最後に先輩が婚約している王子の国はこの世界では1、2を争う超大国だということを教えてくれた
「まとめると、先輩は魔法使いでお姫様でモテるということですか…… むしろいいことなのでは」
「楽観主義者!?」
先輩は呆れたという顔をしながら
「私が他の男と結婚しちゃいそうなのよ。」
「それは大事件じゃないですか。」
溜息で応じられる。
「で、僕はどうしたらいいんですか?」
「正直いって状況は絶望的よ、この私が諦めてあなたに黙ってこっちに一人で潔く帰ってこようとしたぐらいだもの。」
自分でこのとつけているぐらいだから相当なのだろう。
「いっしょに日本に戻って愛の逃避行でもしますか?」
「それは悪くない提案だけど持って数ヶ月でしょうね。 それに、私はいいけどあなたには学校があるでしょう。」
「僕が先輩のことをすべてを投げ打ってでも幸せにする覚悟はもう随分と昔のことな気がするけど示したと思うけど?」
先輩は頬を赤く染めながら「真顔でそういうこと言うの反則よ。」 とぼそっとこぼした。
「とにかく現状取り得る手段として一番現実的なのはあなたのことを大帝国様の王子とやらより有用と判断されればいいわけよ。」
「それこそ不可能なんじゃ?」
「あなたには将来性という大きな武器があるじゃない。 あなたには魔法使いになってもらいます。」
流石に今日何回目が数えるのも億劫になるほどの爆弾発言の後なので脳がボイコットすることはなかった。
「そんな『良しなろう』みたいな感じで気安くなれるものなんですか?」
「なれるわよ、私とパスをつなげてこちらから魔力を一定量流すだけであとは勝手にあなたの体がそうなるわ、じゃあ行くわよ。」
と先輩が手を僕の額に伸ばしてくる。
「ちょっと! 待って! まだ心の準備がっ!」
先輩の女子特有の暖かい手が額に触れた瞬間何かが体中に駆け巡った。
それは頭のてっぺんから足の先までをぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
「はっ!」
一瞬意識が持って行かれたさっきの体を駆け巡る嫌な感覚はもう消えていた。
「懐しいわね 私も母親からやられた時そうなったわ。」
心の中でなんで嬉しそうなんですかと突っ込みながら
「どうですか、僕才能ありますか?」
どうなんだろうか画面の中でしか見たことがない火をや水を操ったり箒に股がって空を駆けたり喋る猫と口論したりできるようになるのだろうか。
そういうことを考え出すと急にワクワクしてくる。 まだ何も体に異変というかは感じられないが具体的に言うと前に突き出し掌を開き天井に向けてる右手に向かって『火出ろ』と念じているが一向にでる気配はない。
先輩は目を見開いて驚いている。 どうやらとてつもない才能がっ
「あなたほど才能がない人みたことないわ。」
僕の儚い夢はこれから続く長い人生に比べれば瞬き程度の一瞬で砕けっちたのだった。
ここに来て次でも話が思うより進まない気がしてきました。
前の後書きで次の次面白くなるからブックマークしといてやろうと思ってした人(0人だけど)誠にすいません。
もし次で話進まなくても特に何かしたりはしませんが次の次面白くなるからブックマークしといた人になるためだけにブックマークお願いします。
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