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聖と闇


「人型モンスターだ!」


 魔法使いが出てきた敵を見て叫んだ。


「よし、弱点は闇だ!」


 舟長もリサーチで弱点を見つけて叫ぶ。


「セイントエッジ!」

「倒したけど、次が!」

「出たな、闇属性攻撃しかけてくる敵!」


 また魔法使いが叫んだ。


「説明ありがとう、弱点は聖属性だ!」


 またまたリサーチが大活躍だ!


「了解、エピルペイン!」

「なんとか倒したな……」


 リサーチで弱点が分かるようになったのはいいけど、由来は全然不明だぜ!

 だけど今はとても考えられないから、帰って原理の話するぜ!


「こんな強敵だらけの中でそんなこと考えられないよ〜」

「オレも盗む隙がなくて困る」

「……わ、わたしは頑張って考えとくし!」

「えっ?」


 盗みは頑張ってほしい魔法使いであった。




「聖属性もしくは光属性は、闇属性と対になる。どうして?」

「そうきたか……。ちょっと考えるから待って」

「私は戦闘中に考えておいたよ」

「戦闘中に気を抜くなよ……あそこ高レベル帯だぞ」

「気は抜いてないです。さて、正義と悪の象徴として特別だからってのはどうだろう」

「正義が聖属性で、悪が闇属性か。確かに闇属性のモンスターって黒っぽいのが多いけど」

「人とモンスターと言い換えてもいいよ」

「山賊とかも闇弱点だもんな。毒を以て毒を制すみたいな感じか?」

「正義は無敵で、悪は不滅なのだーっ!」


 閑話休題、と。


「冗談はさておき、三すくみ、四すくみの代償なんじゃないかな」

「三すくみって属性のか」

「ジャンケンの方じゃないよ」

「四すくみは、『火水風土』がよくみるパターンかな。三すくみはポケ○ンがお馴染み、『火水葉』か『火氷雷』か」

「おい最後」

「属性の関係が四すくみや三すくみで完成されてるから、新しい属性は入れにくい。そこで産み出されるのが、二すくみ。その例が、互いに弱点の闇や光だよ」


 ちゃんと考えていた魔法使いである。さすが知力900超えは違う。


「五すくみや六すくみにしてもいいんだけどな」

「そういうことするから理由が考えにくかったり、覚えにくかったりするんじゃないの」

「理由はそういうもんだ、で片付けるとしても、覚えられないのは今後の攻略に関わるからな」

「オレたちの住む世界はすくみ系じゃないからいいが、すくみ系って属性を間違えると一切ダメージが発生しないことがあるからな。特に矢印逆とか」

「こっちは、氷属性に氷攻撃はさすがに効かないけど、あとは水属性だろうが、地属性だろうが等倍で効くからね」


 闇対聖。どっちも勝ち!

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