プロローグ
初めまして、- Groza -と申します。
前々から小説を書いてみたいと思っていたので挑戦してみました、所謂ラノベと言われるような感じの作品ですがどうぞよろしくお願い致します。
残酷な表現ありとしていますが、それが苦手な方も楽しめるようにネタも入れていきたいなぁって思ってますがいかんせん語彙力やネタの引き出しの少なさが…(´-`).。oO
2月下旬、もうすぐ3月になり暖かくなるだろう
今回の冬は珍しく、近年の暖冬具合を忘れさせてしまう程の冬らしい寒さだった
『全国的に寒さが続くでしょう、東北は強い寒波にご注意ください』
『天気予報でした、佐藤さんありがとうございました 全国的に今年は冷えるそうですが、たせしさんどうなんでしょうか?』
『暖寒コノヤロウ!』
(九州でも雪が降るのか、宮城県民の俺涙目だわ…)
そんなことを思いながら先日19歳を迎え、20歳という大人への階段の物理的な一段を超えるまでに1年をきった男は布団に入ったままテレビを見ていた
すると、階段をドタドタと駆け上がる音が聞こえたと思うとすぐさまノックもせずに20代前半くらいだろうか、女が勢いよくドアをほぼタックルのような体制で開ける
ドォンッ!!
「うおぉ驚かすなよドア壊れるわこの野郎バカ野郎! 地球の果てまでイッテGのあのシーンかよ」
勢いのまま部屋に突撃される、かと思いきや何故かドアに少しだけ隠れ無言のままこちらを見てくる
「…。」
「うぇ!?何故見てるんです!」
「起こしてくれと頼まれたのにすっかり忘れて遅刻させてしまうのは私の責任だ」
壁にかかっている時計を指さす、見るととっくに8時を回っている!
「だが私は謝らない」
「本当に裏切ったんですかー!」
「ごめんって!ほらさっさと行きな〜専門学生ふぁいとふぁいと!」
「おめぇ…ニートは良いよなぁ?楽でなぁ??」
着替えながら女に怒りとネタを込めて煽る
この女は男の姉で、一般的な姉と弟という関係と比べても割と仲が良い方だとお互い思っているし、そうなのであろうと周りが思えるほどには家でなくても会話していたりしている
「あんだって?」
「申し訳ございません( ^U^ )」
「だが無意味だ( ^U^ )」
「ネーサン…!?」
ネーサン の 腹パン!▼
「がーどべんと」
「な、ウィッグを…!」
「近くにあったウィッグが悪い」
この場合のウィッグとは美容理容で使う首だけの人形の事である、家に一個しかない練習のためのウィッグを平然と防御に使うこの男は美容学生だが本気で取り組んでないことがウィッグの手入れやまず防御に使う時点で丸わかりである
「そんなことしてる場合じゃなかった、姉貴送って♡」
「えぇ…(困惑) まぁ私が寝坊したのも悪いし許そう、40秒で支度しな!」
「やったぜ。」
普通に40秒以上かかったが男は支度を終え、車へと乗り込む
「おっ来た来た、じゃあ行こうか…風希」
「…え、なにいまの こわたん」
「なんか雰囲気あるでしょー!? あーも、行くよ!」
「たかだか俺を送るだけなのになにをそんな冒険の始まりみたいな…それはそうと勇華の姉御、わちきが運転しましょうか」
「うるさい」
「はい。」
ーーかくして姉弟は家から出た
この先に家どころか世界さえも超えてしまう事態に巻き込まれるのを彼等はまだ、知る由もなかったーー