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簒奪のスヴァルトアールヴ  作者: 銀丈
第一章 妖精、来たる
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第四話 爪牙裁断

【一】

『――なに?』

 白銀の機体が発する声に、白郎(しろう)は我に返った。確かに自分目掛け振り下ろされたはずの「剣」が跡形もない。

「なんだ?」

 白郎がつぶやいた矢先、外部から回線がつながった。

〈スネイク1から各機〉

 聞き慣れた声。そしてそれが名乗ったのは、白郎が所属する≪XENON≫零番(れいばん)隊の通信用コールサインだった。当然ながら、最も若い番号である1は隊長を意味する。

天城(あまぎ)!?」

 留守番をしているはずのリーダーが、なぜ、どうやってここにいるのだ?

〈伏せろ。今の狙撃はまぐれだ。確認送れ、どうぞ〉

〈スネイク3、了解!〉

〈スネイク5了解〉

 即座に声が続き、間近の〈厭輝二式(エンキにしき)〉と〈非天(ヒテン)〉が伏せる。一対一で仮想ウィンドウを開く直接通信と異なり、音声回線は作戦行動に参加する機体間で構築するネットワークのため、隊内での発言は共有されるのだ。

「……す、スネイク2了解!」

 白郎はあわてて機体を屈ませ、元から倒れたままの〈ザルゥスモルティア〉に覆いかぶさる。

『ちょ――なに!?』

『いいから! 今は動いてくれんじゃねーぞ!』

 万が一にも立ち上がられては取り返しがつかない。今の口ぶりから考えて、天城青邪(せいや)が何らかの手段でこの相手の「剣」を破壊したということらしい。厄介なことに彼は、有言実行を地で行く人間なので、確実なことしか口にしない。まず間違いなく、ためらったら巻き添えを食うはずだ。

〈以上スネイク1〉

 回線が切れた直後、青白い光の槍が続けざまに飛来し、今の今まで白郎の〈撃震(ゲキシン)〉や緋影(ひかげ)の〈厭輝二式〉がいた空間を遠慮なく貫いていく。その標的は全て、相変わらず腕組みで棒立ちの、白銀の機体。槍の飛来に応じて、周囲に白く輝く「剣」が複数新たに現れ、旋回する。

 槍は真っ向から剣を押し返し、相討つ形で砕け散った。再び、高く硬質な破砕音が響く。

 程なく、機体の知覚系が白郎にゼノアークの高速接近を知らせた。それと重なる形でもうひとつ、味方の識別信号を発する機体の存在も。

 白い母艦は戦場をかすめて飛び去り、味方の識別信号だけがこの場に残った。

 しかし、姿はない。

 思い出したかのようなタイミングで高空、白銀の機体の真上から人型の影が降って来る。瞬時に構築され真上へ向かって交差する二振りの「剣」と、振り下ろされる蒼白く輝く五本の鉤爪(かぎづめ)とが、噛み合い、刹那(せつな)均衡(きんこう)を経て「剣」の方が二本とも砕け散った。

 新たに構築され首筋を薙ぎ払う「剣」。その軌道を見越していたかのように、影は最初の二本を粉砕してなおも体をひねり、鉤爪を白銀の機体へと振り上げる。攻撃動作そのものが回避行動になっていた。

『――貴様』

 後方へ素早く跳び間合いをとった白銀の機体の前に青と白のツートンカラーの機体が、反転した「剣」をこともなげに砕き、着地の体勢から立ち上がった。

 シンプルな造形は、小さい。この場のティマイオスを大人とするならば子どもと呼んで差し支えない体格。しかしその左腕はティマイオスをしのぐ異様な大きさで、肩から肘までにかけては盾状の平たいパーツ、そこから先は長く骨張ったような鋭角なパーツで構成されていて、それ自体を武器と呼ぶのに遜色ない禍々しさを漂わせている。

 そして、機体からは精霊の気配が薄かった。ティマイオスではないのだ。

「〈アリスⅢ〉……?」

 白郎も知るそれは、最新鋭の軍用モデルとはいえ、紛れもないガンスレイヴだ。本来ティマイオスとの間には戦闘など成立しない存在だが、その前提を覆してのけたということは――。

「『ジャバウォック』仕様か!」

 ティマイオスそのものとは異なるアプローチによる対ティマイオス兵装、D型装備こと「巨兵殺し(デイヴィッド)」。そのコスト度外視のプロトタイプが、かねてから真行寺重工との提携関係にある一条インダストリーで建造されていた『ジャバウォック』。「機体なきエース」天城青邪のために用意された力であった。

 背筋を伸ばした〈アリスⅢ〉は〈撃震〉たちを振り返らない。空いた右手で顔の右半分をつかむように覆い、指の隙間から左の機眼(カメラアイ)でのぞき込むように白銀の機体を見つめ、問うた。

 今の今まで腕組みをしたまま周囲に構築する光の刃で敵をあしらっていた白銀の機体が、初めて身構えた。

『はいか、いいえか、それだけでいい。彼等を殺そうとしたな?』

『答えは――』

 半身になって何かを担ぐように右肩へ回った両腕に白い光が集束し、巨大な光の両手剣が具現する。

『「はい」だッ!』

 叫びと共に振り下ろされたはずの「両手剣」は、力無く真上へ舞っていた。それは一拍遅れて消失し、白銀の機体の左肩と足元にそれぞれ先端の枝分かれした細長い金属質の残骸が落下する。

 上腕の半ばで切断された両腕だった。

『分かった。死ね』

 白い刀身が振り下ろされる瞬間には既に這うような低姿勢から真上に伸びていた、左腕の鉤爪が翻る。腕を失った白銀の機体の胸郭を、頭ごと縦に六等分。勢いのまま腰まで食い込んだそれはねじりながら引き抜かれたかと思うと横薙ぎに閃き、ダルマ落としよろしく下半身から上体を飛ばした。

 崩れ落ちる残骸に、もはや脚以外、人体を思わせる形は残っていない。

『彼等を殺そうとしたか?』

 傍らの残骸に目もくれず、〈アリスⅢ〉は歩を進める。行く手には、白銀の機体と共に現れ、傍観を決め込んでいた青い機体と黒い機体。それらは見る間に浮き足立ち、落ち着きなく後ずさり始めた。

『い――いいえ!』

『わた、私たちは関係ないッ!』

『去れ』

 返事をする暇も惜しかったのだろう、黒い機体の背後から翼状に黒いエネルギーが広がり、間近の青い機体と、黒い機体自身を包み込む。黒い球と化したそれは、現れた時同様、空間を歪めて消え去った。

 伏せたままの〈撃震〉を振り返り戻ってくる〈アリスⅢ〉から、回線がつながった。

〈大丈夫か、白郎。それにみんな〉

「あ……ああ、体はどうにか」

 白郎も自分自身の胸元を手で探りながら答える。

〈大丈夫。機体のフィードバックで痛いだけ〉

〈ありがと、せ――(あお)。本当に死ぬかと思った〉

 現れた仮想ウィンドウの向こう、ヘルメットのシールドを解除する青い髪の美形は、肉食獣じみた鋭利な眼も一瞬のこと、男女見境なくとりこにしそうな穏やかな微笑を浮かべた。

〈よかった。ところで緋影、機体をしゃがませてくれないか。そのままじゃお前のところに行けない〉

 いつの間にか〈アリスⅢ〉は立ち上がっていた〈厭輝二式〉の間近で足を止めていた。ガンスレイヴである〈アリスⅢ〉からすれば、ティマイオスである〈厭輝二式〉は見上げる程の身長差があるのだ。

〈あ、ごめん――って何する気?〉

〈今すぐ行〉

 語尾はノイズ混じりにぶつりと切れ、同時に仮想ウィンドウも消えた。搭乗者の意思のまましゃがみ込む〈厭輝二式〉に寄り添う形で〈アリスⅢ〉が完全に活動を停止したのだ。〈アリスⅢ〉からの通信を経由して聞こえてきていた緋影と碧紗の声もそれに伴って途絶え、〈撃震〉のコックピットには沈黙が戻った。

 機体を起き上がらせ、白郎は改めて胸元をさすった。機体そのものの損傷はかなりのものだが、幸いこうして自分の体はここにあり、まだ傷ついてはいない。

『大丈夫か?』

 思い出しざま機体を振り返らせ、未だ動けずにいるはずの〈ザルゥスモルティア〉のそばで膝を折らせる。

『アレは……何者?』

『天城青邪。オレの隊のリーダーで、オレの友達だ』

『〈クラウフェルン〉……あの悪魔に似てる。あれは、完全じゃないけど『(ウロ)』、とても危ないモノ』

『ウロ? 危ないヤツだってのは否定しようがねーけどな』

 活動を停止している〈アリスⅢ〉と〈厭輝二式〉の足元に転がる残骸を一瞥(いちべつ)し、白郎は顔をしかめる。

 青邪が味方であることに疑いはない。しかし……。

『わからねえな』

 色々と浮世離れしている当の青邪や殺伐(さつばつ)とした環境で育ったらしい碧紗はともかく、緋影も死人が出たことに対してなぜ動揺を見せないのだろう。白郎自身ミーティアタイプとの戦闘を経て結果的にその搭乗者たちが命を落とす様を幾度も見てきているが、人の死は日常に組み込んで平然としていていいものではないはずだ。

 周囲が薄暗くなったことに気付き、白郎が我に返ると、頭上でゼノアークが静止していた。

『……ともかく、一緒に来てくれねーか。オレらは昔の技術とか調べたいんだ。おまえの体も、どうにかできるかもしれないし』

『イヤでも動けないんだけど』

 ふてくされたような物言いではあったが、その声色にトゲはない。

『そういやそうだな。悪い』

『それと』

『あん?』

『何度か、わたしをかばってくれたんだよね……ありがと』

『あ、いや』

 白郎は少しあわてた。素直に礼を言われた経験があまりないのだ。素直すぎる碧紗を除けば、彼の周囲に素直な人間は少ない。

『――別に気にすんな!』

 照れ隠しに振り下ろされた〈撃震〉の手のひらは〈ザルゥスモルティア〉の肩の装甲を打ち、ごんがんと重い音をさせた。

『名前聞いたし。知ってるヤツなら友達になれるかもしれねーし』

『……今度、また話そう』

『いいぜ』

 やがて、その場の機体全てを格納し終えたゼノアークは戦場を後にした。掘り出された岩盤ならばともかく、ティマイオスとしての姿を現した〈ザルゥスモルティア〉ならば、搬送には何の支障もないのだ。



【二】

 西洋剣(ソード)。蒼白く透き通った諸刃の刀身が、弧を描きながらむき出しになり、冴え冴えと光る。わずかに遅れて響くのは、黒い強化プラスチック製の鞘が、敷き詰められた土に転がった音。

 留め具を外して遠心力任せ――孤島での果し合いにおいて抜刀の後に鞘を投げ捨てた古の剣豪すらしのぐ実用一辺倒を為したのは、青い髪(サファイアブロンド)の美形。天城青邪であった。

 長い髪を後ろで一本に束ね黒いジャージに身を包んだ彼に対するは、赤い髪の少女。

「緋影」

 名の通り鮮烈な緋色の髪をポニーテールにまとめ学者然とした白衣を羽織っている、その背の白い翼が、青邪の声に応じてか、たたまれた状態のまま一回り大きくなった。文字通り「鳥肌が立った」のだ。

 二人がいるのは、特務機関≪XENON≫本部基地、研究区画である第七ブロックの一角にある対爆仕様の新型装備試験場。ティマイオス一体を活動させて何の不自由もない広大な空間は、密会にはムードに欠け、また愛を語らうには、二人の間合いは遠過ぎた。

「来い」

 西洋剣をぶら下げる青邪の言葉に、うつむき加減の緋影は「ごめん」と細くつぶやき、顔を上げざま吼えた。

「ぉおああああああッ!!」

 修羅の形相で翼を広げる緋影の背後、押し固められた土が弾け飛ぶ。

 疾走、否、滑空。爆発的な踏み込みが伴う上向きのベクトルを、風をくぐる翼が押さえ込み、前方への推進力に加えているのだ。ダウンフォース――レーシングカーの羽根(エアロパーツ)の要領である。

 着地した足で踏み込み、更に加速する猛進と共に繰り出された右の正拳は空を切る。

 緋影の右手が動く前から青邪は剣を振りかぶって斜め前方へ踏み込んでおり、結果緋影は伸びきった腕の外側から迫る切っ先に無防備な右脇腹をさらす形になっていた。

 絶体絶命の状況下、緋影はフィギュアスケートよろしく左半身を抱え込むように体をひねる。大きく広がり持ち上がる右の翼が瞬時に赤熱した。

 ごう、と乾いた音。一拍遅れて反対側、刃を水平に寝かせての突きが緋影の心臓目掛け迫る。既に体勢を立て直していた緋影はそれに跳躍で応じた。

 羽ばたきの後押しを受けた(かかと)は絶妙な加速と角度で両刃の剣の平面を打つ。刀身を足場にして緋影は再度羽ばたき、一旦、双方の間合いが開く。

 互いに怪我はない。しかし先程まで青邪がいた辺りの土は黒焦げとなり、白い煙を立ち上らせていた。緋影の翼が炎をはらみ、羽ばたきの延長線上を焼き払ったのだ。そしてそこに落ちている布の切れ端は、攻防の間に切り裂かれた白衣の一部。

 青邪が踏み込む。滑るような足運びと共にノーモーションで走る剣を、緋影は拳で迎撃、先の蹴りと同様に刀身の平面を打つ。衝撃に遠心力を上乗せして翻る刀身を、再び正確な拳撃が打ち返す。刀身が、翻る。

 鈍い音を撒き散らしながら、青い髪と刀身が跳ね、赤い髪と拳が躍る。水銀灯の冷たい光を反射し目まぐるしく立ち位置を入れ替えながら輝く応酬はしかし、演武ではない。

 互いに示し合わせ動きを組み上げている、ように見えるのは、ひとえに青邪の異常な反応速度によるものだ。実は青邪、緋影の動きに「逐一は反応していない」。緋影が動き出した時点で既にそれへ対応する体勢を完成させている。攻撃しているはずの緋影の方が、逆に青邪の動きに組み込まれていた。

 名を「愚者の眼(アウトサイト)」。チェンジリングに(そな)わる力『召喚形質』のひとつである青邪のそれは「自分に向かう脅威を軌跡として視認する」もの。本来緋影の身体能力は下手な野生動物すら凌駕するため、青邪との間に「力くらべ」など成立しないが、愚者の眼(アウトサイト)の危機回避に特化した性質ゆえに「戦闘」は成立するのだ。

 剣と拳の応酬が、ふと乱れる。

 微かに拳が遅れた結果迎撃を免れた刀身が、緋影の懐に飛び込みかけ、引き返す。入れ代わりに突き刺さるのは鋭い前蹴り。

 蹴り足を受け止める、交差した緋影の腕を更に一押しし、青邪は後方へステップ。再び間合いが開く。

「満足したか?」

 小さくうなずきふらつく緋影に小刻みな足音が迫り、力なく前傾する顔はジャージ越しに青邪の鎖骨へ埋まる。遅れて剣の転がる音がした。

「ありがと……」

「破壊衝動は星の子(サテライト)の持病みたいなものなんだろ。疲れてうっかり理性飛ぶ前に発散しておくのが筋だ」

 そっと後頭部をなでながら、青邪。

「うん、でも……」

 力なく落ちていた腕が持ち上がり、埋めた顔の両脇辺りの布地をつかむ。まるで、しがみつくように。

「面倒くさいやつで、ごめん。これとか、羽根とか。あんまり普通の所デート行けないし」

 ひょい、と緋影の体が浮き上がる。お姫様抱っこの体勢ではうつむくことを許されず、真っ向から見る形になった青邪の目に負の感情はうかがえない。

「俺は緋影と関われればいい。いつでも、どんな形でも」

「……うん」

 緋影は知っている。その言葉が真実であり、文字通りであることを。一時期正気を失った緋影が青邪を宿敵として付け狙ったときも、青邪は緋影に対して絶望せず、怒りも憎悪も示さなかった。彼の情熱は揺らがないのだ。

「変なこと言ってごめん」

「疲れてるんだろう。前から続いてる〈エレイユヴァイン〉のシステム解析立ち会いに、今日は実戦、帰ってきて早々もう一つのオリジナルティマイオスの……世話? と翻訳プログラム作成――」

「でも、今回の派遣中は意外と眠れたよ。開発部門から離れてたし、現地であたし自身がやれることも少なかったから」

「普段眠れてないってことだよな」

「そ、そっすね……」

 視線をずらし沈黙する青邪の顔に、表情は薄い。

「でも、その……あたししかそういうことできないし」

「……俺が困るんだ」

「はい?」

 青邪が歩き出す。

「最近ほとんど基地で寝泊まりしてるだろ。部屋の管理権限を共有してるから入れるのはいいけど、俺が行っても意識ないこと多いし。我慢してるんだ、一応」

 ぶわ、と緋影の翼がふくれ上がり、顔もまた、見る間に赤く染まる。

「そういう、意味?」

「そういう意味」

 緋影の目は落ち着きなく泳ぐ。前を向いたまま歩いている無表情な青邪の顔を見上げてはそらし、意味もなく胸元の手を開閉させては眺め、やがて顔を上げる。

「た、体力には自信あるなー……なんて」

「すっきりした分、動けないんだからおとなしく力尽きてろ、狂戦士(バーサーカー)

「うう……」

 ただし、と青邪は言葉を続ける。

「俺は緋影が寝付くまでそばにいる。異議は受け付けない」

「ない! 異議、全然ない!」

 ふっ、と笑みがもれ、青邪の足が止まる。再び目が合い、緋影はわずかに目をそらしてためらった後、重い上体を起こした。

「ね……青邪」

 目を閉じてささやく要求は、無論すぐに叶えられた。


〈アリスⅢシルエットカスタム〉

 軍事用ガンスレイヴ〈アリスⅢ〉の左腕を特殊兵装『ジャバウォック』に換装したモデル。

 コックピット周辺に制御系の改造と、各関節の強化改造が施されているのみで、基本的には通常の機体と変わらない。これは元の機体が高いバランスで完成された「名機」である証拠なのだが、同時に、ティマイオス相手には装甲が意味を成さないという事実の前に「運動性に特化し搭乗者の反応と技量に防御の全てを依存する」という回答を導き出した結果でもあり、兵器としては致命的な欠陥を抱えている。

 以上の理由により後方支援用兵装としての運用が想定されている。


……のに。青いのといい白いのといい、どいつもこいつもなぜ後方支援型の機体で先陣を切ろうとするのか。

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