お兄さまは渡しません!〜兄は嫡男なので従兄のあなたは諦めてくださいとお願いしたところ〜
双子の兄弟姉妹メイン、第二弾です。短いですが楽しんでいただけたらうれしいです♪
ボーイズラブ要素ありとなっていますが、ガチじゃないです。そちらをお求めの方にはゴメンナサイ! 逆にほんの少しでもそれっぽいとイヤ! という方にはブラウザバックをおすすめします。
「ジオ。マークのことはあきらめてください!」
わたくしは目の前のこの男をなんとしても兄から引き離さなければなりません。
兄の、貞操を守るために!
*****
ごきげんよう。わたくしはセレナと申します。エリュシオン伯爵家の次女ですわ。
わたくしの家は建国より続く由緒正しい忠義の家ということ以外、わたくし自身も特筆すべきところはございませんが、兄・マークが中々の人物ですの。
学舎での成績は座学と魔術の講義で常に上位。
今年、最年少の15歳で魔道士資格を取得。
なりゆきで出場した武術大会で準優勝。
そしてその見た目。淡い金色のまっすぐな髪に若草色の瞳、どこか儚げなその風貌は老若男女問わず人の目を引きます。
中々、でしょう? ですけど、困ることもございますの。この、「老若男女問わず」ですわ。
学舎を歩けば生徒はもとより、教授も職員も全員が立ち止まって見惚れてしまうのです。一人で街へ行くなど以ての外! 家族全員で引き留めましたわ。だって、何が起こるか想像できますでしょう?
そしてあの武術大会の前から厄介なことが起こり始めておりました。
その原因は、従兄にあたるアルティマ公爵令息ジオですわ!
金混じりの赤い少し癖のある髪、紫色の瞳。大柄な体躯。野性味にあふれ、兄とはまた違った魅力のある殿方です。ちなみに兄が準優勝した武術大会の優勝者で、来期から王宮騎士団への入団が決定しておりますわ。
兄と並ぶと対比的で、ただただ目の保養でしたのに。
『お前だけなんだよ!』
『オレは本気だ』
などと兄へ言っているのをよく耳にしてから、あの二人が並んでいると目の毒でしかありませんの。
そう、これは、あれなんですわ!
先日、親友のノアが貸してくれた本にそのような物語がありましたの。
『セレナ、世の中には殿方同士で育む愛というものもありますのよ』
ノアの言葉にわたくし、目の前がパァっと開けたような心地がいたしました。
殿方同士が友情よりも強い絆で結ばれる。まさにそれは愛です! なるほど世間にはそういう方々もいらっしゃるのですね!!
ですけど、兄はダメです。婚約者がおりますし、嫡男なのです。ジオだって同じ立場なのですからきちんと女性へ目を向けていただかないといけません。
ですからわたくし、説得を試みたのですわ!
*****
「いきなりご挨拶だな、セレナ。オレはマークを尋ねて来たんだが?」
長い脚を組んでゆったりとソファに座る姿も様になっていて憎らしいこと。
作戦はこうですわ。
執事を巻き込んで、ジオからの先触れがあったらマークには告げず、わたくしに言うようにと。そしてマークにはノアからの招待をわたくしが伝え忘れていたことにしましたの。もちろんノアには事前のお願いと風の魔術で先触れを出しましたわ。これなら兄も疑問に思わないでしょうし、彼女ならよしなにしてくださいますわ。
これで時間が稼げましたから、予定通りに訪れたジオをサロンに通して、いざ対決です!
「マークはおりません。わたくしが代わりにお相手させていただきます」
ジオの眼がすっと細められたように見えました。
「オレと話がしたいって?」
「ええ」
「それがさっきの諦めろってヤツか?」
「マークをアルティマ公爵家に渡すことはできません」
マークは、エリュシオン伯爵家の嫡男ですもの、渡せません。わたくしの言葉にジオは少し悩んだようでしたが、次に顔を上げた時には紫の瞳を悪戯げに輝かせて、
「じゃあ、セレナ。お前がオレのものになるか?」
と。
思わず「もう一度?」と聞き返してしまいましたわ。
「お前がオレのものになるか? っていったんだよ。マークじゃなく、お前がウチに。それならどうだ?」
わたくしが?
そう、ですわね。見た目だけなら兄の代わりになれそうです。
わたくしたち、双子ですもの。
わたくしと兄は髪の色も瞳の色もほぼ同じ、背もほぼ同じくらいで男女の双子にしては珍しいほど似ているとよく言われています。性差がほとんどない幼子のころは両親もよく間違えていたそうですわ。
双子なのに兄と呼んでいることが不思議ですか?
この国で双子が生まれるのはそれほど珍しくありません。そのため先に生まれた子が兄や姉になります。ですからマークが兄になるのです。兄弟姉妹は他に年の離れた姉がいますが、すでに嫁いでおり家を継ぐのは兄と決まっております。
そうです、だからわたくしが兄の代わりになればいいのです。
「ま、イヤならイヤと」
「その提案、お受けしますわ」
ドレスの隠しに常に入れてある護身用の短刀を鞘から抜き払い、背中を流れる髪を掴み上げて肩口付近で躊躇いなく切リ捨てました。
視界の端に金の光が幾筋か舞い散りました。
「セレナお前!!」
「来るな、ジオ」
ジオが血相を変えて立ち上がりましたが、兄を真似て名を呼ぶとピタリと足を止めました。
「これでマークにそっくりだろう? 衣装も今後は同じ、話し方も同じにしよう。これでいいだろう? ジオ」
兄がいつもするように笑いかけてみた。
兄と同じ服を着て。
兄のいつもの言葉遣いで話しましょう。
いつもジオのそばにいましょう。
これで家が守れるなら。
「おま、え、なんてことを…」
ジオが青褪めています。
マークが手に入らずわたくしで申し訳ないですが、提案したのは貴方なのですから。
「なにをしているんだい? 二人とも」
この声は、
「「マーク!?」」
サロンの入口に兄が立っていました。お茶会が終わるには少し早いようですけれど。
「ち、ちがうんだ、マーク!! オレが止めるまもなく!」
「なにが、あったの?」
兄の視線はジオでなく、こちらへまっすぐ向けられていました。正確には、わたくしの髪に。
「セレナ、その髪はどうしたの? もしかして、自分で切ったの?」
こくりと頷くと、こころなしか室温が下がった気がします。
「その短刀で? なぜ?」
「マークに、なろうとしましたの」
「僕に? なぜ?」
「ジオに、マークのことを諦めてほしくて、それならわたしがジオっんん!!」
みなまで言うなとばかりにジオの手がわたくしの口を塞ぎました。
ジオの大きくて少し固い手のひら。
背後に感じる体温が少し温かくて、同時に距離の近さに全身がドクドクと大きく脈打ち体温が急上昇するのを感じました。
「セレナにさわるな、ジオ」
ジオが背後で小さくうへぇと声を上げたのが聞こえたかと思うと、ジオはわたくしからシュバっと音を立てて離れていきました。
なにか、ものさみしいです。そのままいてほしかったのに。
わ、わたくしは何を考えているのかしら!!
「セレナ、何があったのか最初から話して」
兄にそう言われたら話さないといけないのですけれど、ジオは話してほしくなさそうでしたし。ちらりと見ると大きく溜め息をついたジオ。
「そうだな、話してくれ。正直オレもセレナが何を考えていたのかよくわからん部分もある」
わたくしは事の発端からわたくし自身が何を考えて何をし、ジオとどんな話をしたのかを二人に話しました。
「まさか、そんなことになってたのか…」
「僕の代わりにジオのものにって…それで髪を切るって…」
サロンの椅子に腰掛けて、長い溜息をついたジオと兄。理解できない、といいたげな表情がそっくりですわ。
「なぁ、セレナ。もしかしてお前以外にもその、オレがマークをとかって、考えているヤツがいるのか?」
「そうですわねぇ…」
あの方と、あの方、それからあの方とそのご友人方かしら? 噂で聞いたのですけど、って前置きされましたがおそらく実際見ていそうですわ。
「そんなにもかよ!?」
指折り数えていたわたくしをみてジオが頭を抱えてしまいましたわ。
「ジオは自業自得だよ」
「なんでだよ?!」
「自分の性格に合わないことはしないほうがいいと前にも言ったと思うけど?」
二人の話がよく解りません。
「セレナ、安心して。僕はジオにそういう意味で言い寄られていないし、ジオにもその気はないから」
「当たり前だっ! マークにそんな感情を向けたらそこで殺られるっ!」
ジオに言い寄られていない? でも、それなら。
『お前だけなんだよ!』
人気のなくなった学舎の片隅で。
『俺は本気だ!』
我が家の客間で。
あれは、どういうことなのでしょう?
「ですからわたくし、ジオがマークを好」
「セレナそれは違うから」
「マーク、もういいだろ? さすがにこれは、オレが限界だ」
マークから頷きを返されると、ジオは座っていたソファから立ち上がり、わたくしの前に立ちました。そのまま跪いたかと思うとわたくしの右手を取りその甲に口づけを落としました。
「ふぁっ!? じ、じおっ!?」
「私、ジオ・アルティマはセレナ・エリュシオン伯爵令嬢へ婚約を申し込む」
え、な、どういうことですの?!
「セレナ、お前が見聞きしたマークとのことはすべてお前に婚約を申し込むためだったんだ」
ジオの話はこうでした。
三ヶ月ほど前からジオはわたくしとの婚約を申し入れようとしていたそうです。従兄妹同士の結婚は法律上問題ないのですが、その前に兄が反対したそうですわ。
理由はジオがわたくしたちより二つ年上なのに安穏としすぎだと、そんなやつにセレナはやれないと言ったそうです。
ジオは兄と話を重ね(それがわたくしたちがたびたび目にした以下略)、条件を取り決めました。
1.武術大会でマークに勝つこと
兄が順調に勝ち上がったため、ジオも必死で勝ち抜き、結局決勝戦での対決。優勝するしかなくなったそうですわ。
2.王宮騎士団の試験に合格すること
こちらはそもそもアルティマ公爵家の男子はもれなく受験・入団が義務付けられているそうです。嫡男だけは受験のみ、ただし落ちるとご領地で再教育後、再受験させられるのだとか。
「好きだ、セレナ」
向けられる、いつになく柔らかい眼差しと、絡まる指から伝わる熱にまた身体がドクンと脈打ったように感じました。
「お前の少し思い込みが激しくて突っ走るようなところも、なにより素直で家族思いなところも、昔から好きなんだ」
好き?
誰が? ジオが? わたくしを?
婚約? それで武術大会? 騎士団試験?
「ど…して」
「え?」
「どうして、わたくしに黙ってましたの…?」
わたくしは何も知らなかった。わたくしに、何も言わずに。
「どうしてって、そりゃあきちんと、なんの問題もなくお前を」
「それでは、わたくしの気持ちはどうでもいいということですのね!?」
わたくしのしたことは…わたくしは、なんのために…
「マークとジオのためにって、わたくし、バカみたいですわっ…!」
「っセレナ!」
絡められたジオの手を振り払って、わたくしはサロンを走り出ました。もうここには、ジオのそばにはいられません。
*****
「セレナ、入るよ?」
自室の扉を叩く音とともに兄の声がしましたがわたくしは応えません。けれど施錠されていなければ入ってよい暗黙の了解で兄は躊躇なく入ってきました。
「やっぱりそこにいたね」
小さな頃からのその癖は治らないね、という声とともにわたくしが包まったカーテンがするりと取り払われてしまいました。
窓の向こうは夕暮れには少し早いですが、陽はすでに傾いていました。
「ジオは帰ったよ。向こうも混乱気味でね。時間が必要だろうから」
何も言わず、ずるりと絨毯に座り込んだわたくしの隣に兄も同じように並んで腰を下ろしました。
「わたくし、あなたにも怒ってますのよ。マーク」
「それはなんでかな?」
「なぜ、反対しましたの?」
「反対したわけじゃないよ。ただ、あの時のジオは公爵家の嫡男だってだけでセレナを連れ去ろうとしてるようにしか見えなかった。だから自分自身がセレナと婚約するに足ることを証明してみせてくれって言ってやったんだ」
言う兄も兄ですけど、それを素直に受け入れてやり遂げてしまうジオもジオですわ。従兄弟だからでしょうか?
あちらは公爵家ですもの、本来ならこちらは諸手を挙げて歓迎する婚約です。
その時にふと、思い出したことがありました。
「もしかして、良い成績や魔道士資格の取得は」
「そうだよ。ノアとの婚約を認めてもらうためだ」
ノアのオーラ伯爵家は有名な魔道士のお家です。マークは知識も技術も身に着けてどこからも異議が出ないようにしてからノアの婚約者の座を勝ち取ったようです。
「なによりセレナに反対されたくなかったからね」
この兄には、本当に敵いませんわ。
「わたくしは、本当に愚かですわね…」
「セレナ?」
「ジオのため、マークのため、家のためとか言っておきながら結局すべて自分のためなんですもの」
「そりゃあ、好きな相手が自分の兄に懸想しているなんて思ったら、なんとかしようと思うのは普通じゃないかな?」
「え、マーク、あなた…?」
わたくしの好きな相手が誰か、知って…?
「セレナと何年双子やってると思ってるの? セレナの好きな人が誰かなんてとっくに知ってたよ」
「ま、まさかジオも」
わたくしの気持ちに気づいてっ…?!
「ジオは気付いてないよ。あいつも自分の気持ちに振り回されてるからね。好きな相手が自分のことを好きなんて知ったら、これは絶対に夢だ、早く目ぇ覚ませオレ! なんて口走るんじゃないかな?」
これは夢、早く目を覚まさないと。
それは、わたくしがずっとそうならいい思っていたこと。
親友が兄の婚約者になり、好きな人すら兄に夢中。
これが夢ならいいのに、と。
「で、セレナ? これからキミはどうしたいんだい?」
*****
わたくしはいま、兄とともにアルティマ公爵家に来ています。さすがに一人で来る勇気はありません。
あれから両親と侍女長にこっぴどく叱られました。
この国で貴族の女性は髪を腰より長く伸ばし、未婚なら結紐で軽くまとめるかなるべく結わず、結婚したら夫の前以外では結い上げるのが慣習となっております。特に公の場では。
そう、貴族の子女であるわたくしの髪が肩より少し長いだけというのは本来ありえないことなのです。
もちろんやむを得ない事情や事故等により短くなることはあるでしょう。その場合は同じ色の付け毛を使うことは可能です。ですが、わたくしの場合自ら切り落としてしまったのです。本来付け毛なんて不要なのに。
幸い切っただけなので、それを束ねた付け毛ができあがるまでおよそ2週間、自室で反省の謹慎です。
謹慎が明け、付け毛にも慣れてきたので真っ先にアルティマ公爵家へ向かいました。
なにをするのか、と? わたくしの気持ちを伝えるためですわ。
「よぉ、まだ手が離せなくてな。悪いが座って待っててくれ」
アルティマ公爵家ではすんなりジオの部屋へ通されました。久しぶりに訪れたジオの部屋。執務机で資料を見ながらペンを走らせ、止まったかと思うと別の資料を探すジオをわたくしはずっと眺めておりました。
「待たせて悪かったな。で、話ってなんだ?」
わたくしと兄が座るソファの向かいに腰を下ろして、まだマークとのことを疑ってるのか? と笑うジオの軽口には応えず、わたくしはまっすぐにジオを見つめたまま。横でマークが口を開きました。
「セレナとの婚約のお話について、貴家より正式にお話を頂けたならエリュシオン伯爵家は謹んでお受けいたします」
ジオが思い切り目を見開きました。
「僕との条件は果たしているから、反対する理由がもうないからね。エリュシオン家当主の父からも、あとは当人同士の気持ち次第と言われてる」
ただし、とわたくしが兄の後を引き継ぎます。
「わたくしから、お願いがございます」
ドレスの裾を無意識にきゅっと握りしめていました。
「聞こう」
「浮気はしないこと」
「当然だ」
「休日は必ずわたくしと過ごしてくださいませ」
「そんなのご褒美だ!」
えっと、ご褒美って。
気を取り直して咳払いを一つ。
「最後に、今後私的な場ではわたくし、髪をこのようにしますので」
髪を一つに括っている結紐に手をかけ、くっと引っ張ると付け毛が外れ、肩口で切り揃えた髪がふわりと舞います。その光景にジオがさらに目を見開いています。
無理もないでしょう。似たような顔立ち、髪型の男女が並んでいるのですから。
「今後はこのようにマークと同じ髪型にいたします。伸びたらその都度合わせて切りますので」
「な、なんでだよ!?」
「言っただろ。お前の自業自得だ、ジオ。僕の代わりに自分のものになれって言ったんだろ? どうせ面白がってどんな反応をするか試したんだろうが、セレナの身になって考えてみろよ。好きな相手からそんなこと言われたら、お前ならどう思う?」
「好きな、相手?」
「あ、あなたが好きなのです、ジオ! あなたがマークに夢中になっていると思って、悔しくて悲しくて、家のことを持ち出して引き離そうとしたのですわ!」
そう、わたくしがただ浅はかなだけでしたの。
ジオが呆れてものもいえなくなっていると思っていましたが。
「好きって、セレナが? 俺を、好きなのか?」
「え、その…」
消えそうな声で俯いてはいと答えました。だって、今更ですけど、恥ずかしくて顔が上げられません!
「うわマジかこれ夢じゃないのか!? 夢なら早く目ぇ覚まさねえと! でも覚めたくねぇぇー!!」
頭を抱えて叫びだしたジオ。
わたくしはどうしようかとオロオロ。なのに兄ときたら隣でお腹を抱えて大層笑っております。
「言ったろう? 夢だって叫ぶって。夢じゃないこと、セレナが教えてあげてよ?」
笑い過ぎで涙が出ている兄。
夢じゃないことの証明というと、なにをすべきかしら?
少し考えて、わたくしはジオの両頬を思い切り引っ張って差し上げました。
「ひゃ…」
思ったより、柔らかかったです。
「これでも、夢でしょうか?」
強く引っ張りすぎたようで、爪の跡がついてしまいました。少し痛そうで、するする撫でていたら、その手をジオに引かれたかと思うと指先に口づけが。
「ジ、ジオ!!」
「痛いってことは、夢じゃねえんだな。セレナ」
わたくしはその問いに答えることができませんでした。優しく甘く、ふさがれてしまいましたから。
いつの間にか兄がいないことに、そして戻ってきた兄から底冷えするような声で呼ばれて二人で凍えそうになることも、この時のわたくしたちはまだ知らずに、想いが通じ合った喜びを確かめ合っておりました。
*****
「で、僕がいる前でキスとかマジやめてとかと思ったね」
「あらあら。妹大好きお兄ちゃんにとってそれは哀しいわね〜」
「ノアも怒り狂うと思うけどなー。セレナ大好きでしょ?」
「もちろん大好きよ! でも創作意欲の方が掻き立てられるんじゃないかしら? そうねぇ、殿方同士の恋と見せかけて片方が男装の令嬢というのものなかなか楽しそうだわ!」
「お願いだからセレナをアッチの趣味には連れて行かないでね?」
「オホホ、もう遅いかもしれなくってよ?」
読んでいただきありがとうございました♪
魔術の設定を活かせると…反省です…