法皇(ほうおう)のご馳走(ちそう)
昔、ある女性天皇が九尾の狐を助け、その狐が女性天皇に恩返しの代わりに、その女性天皇と契りを交わし、付き合いを始めて、結婚した・・・。
その女性天皇の名前は「吹錬」といい、その九尾の狐を「法皇」と呼んだ・・・。
吹錬はある日、法皇に「自分たちが付き合って、三年だね。」と言った。
法皇は嬉し気に「はい。」と答えた・・・。
そして、満月を見ながら、キスを交わし、二人で夜を明かした。
翌日になり、吹錬が目を覚ますと、法皇は先に起きて、天皇屋敷の台所で何を作っていた。
吹錬は・・・・
「法皇、何を作っているの?」
法皇「内緒だよ・・・。」
そういうと法皇は、吹錬を台所から出して、また何かを作り始めた・・・。
夜になり、
吹錬は法皇に食事処に呼び出された・・・・。目隠しされて・・・・。
そして、法皇は吹錬の目隠しを外した。
すると、そこには豪華なご馳走がずらりと並べられていた・・・。
吹錬「誰が作ったの?」
法皇「私・・・。大分作るの難しかったけどね。」
吹錬は法皇の手が傷らだけなのに気が付き、その手をやさしく握り、「ありがとう」と言った。
法皇は嬉しそうに微笑みながら、「はい。」と答え、吹錬の口にキスをした。
吹錬もお返しに法皇の口にキスをした・・・・。
吹錬は豪華な食事を法皇と一緒に食べて幸せな気持ちになったとさ・・・・。
おしまい・・・・。