早起き
「ふぁ、ねみぃ...」
時はGW2日目、俺は午前7:00に起きていた。珍しい。明日には世界の終わりが訪れているかもしれない。
「お兄ちゃん...!?黒い影に追いかけられる夢でも見た?大丈夫?」
起きてリビングに出た瞬間妹が心配の眼差しで俺を見据えている。異物を見ているように感じるのは気のせいだと信じたい。
「確かに小学生探偵の世界は怖いけど、俺はいたって正常だぞ」
「お兄ちゃん、それやばいよ。無意識なんだね。病院予約しとこうか?」
「おい!お前は俺をなんだと思ってるんだ!?」
「ひねくれ鈍器」
「いつの間にそこまで進化したんだ...」
「退化の間違いでしょ」
ひどい。俺だってもうちょっと寝てたいんだけど...なんなら一日中寝てたいんだけど。
「今日は客がうちに来るからな。その支度のためだよ」
「どうせ、心晴姉か、陽貴君、真稲さんの誰かでしょ。何を準備する必要があるの?」
ふっ、俺も成長くらいするもんだぜ。今までにうちに俺関係のことで来た人数が指で数えられるなんてとても言えない。
「それがその誰でもないんだよ」
「じゃあ誰よ。もしかして、訪問販売の人?」
「なんで俺からもてなさないといけないんだよ!それ悪質商法だろ!?」
「お兄ちゃん関係探ってたらポロリと」
「お前の中の俺の構図にお兄ちゃん要素は名前しかなさそうだね」
でもって妹には一生逆らえない兄。立場逆転したほうがバランスいいよな?
「で、実際のところ誰?」
「はぁ、咲優だよ...相沢咲優」
「....なるほど、私とお母さん外にでたほうがいい?」
「いや、別に用事もないのに外に出る必要ないだろ?前もって咲優にはそう言ってあるしな」
「お兄ちゃんってやっぱり鉛だね」
「それもはや金属単体じゃねぇか」
「はぁ....まぁいいや。何するの?」
「ん?俺もよくわからないんだけどよ...急に昨日の夜メッセージで明日遊びに来たいって」
「...相沢先輩の方がお兄ちゃんを好きなのかな....?お兄ちゃんの魅力ってないに等しいのに...お金かな...?」
なんでこいつ一人でぶつぶつ呟いてるんだ?怖いって。そう言うのはツブッターで呟くもんだぜ?
「よし、お兄ちゃん、この前の質問は忘れてないよね ...?」
質問?あぁ...
「咲優と心晴のことか。まだ考えてる途中だから答えは出せない」
「うん、今はまだいいよ。熟考してほしいしね。だからこのお宅訪問も大事なんだからね?」
「只の遊びに何を求めるんですか」
「単に遊び終わったあとにその感想を聞かせてくれれば十分かな。お兄ちゃんは素にしてれば大丈夫だよ。」
「お、おう?普通にしてればいいんだな?」
「ん、じゃあ私は部屋にいるね」
「すまねぇな」
「いいのいいの、お兄ちゃんの未来のためだし」
は?だから陽貴といい由実といい俺の未来ダァ?未来って自分で拓くもんじゃないのか?
そんなこんなで朝を過ごしていたら、我が家のベルが鳴り響いた
次からお砂糖多めです。(予定)
読む前後の糖分の摂取は危険と思われます...()
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