成長
「はい、この問題は逆滴定だね。さっきの復習!」
「...あぁ」
お昼を食べてから早1時間。
俺たちはテスト勉強をしていた。GWはどうせ勉強なんてやんないだろうし、ちょうど良い機会だったのだがあまりにもきつかった。
揚げすぎて固くなりすぎたフライドポテトのようだよ。
罰ゲームみたいだな
「あれっ?巧樹じゃん。」
「ん?ほんとだ~ハロー」
「ん?あ、陽貴!真穂!ちょうどいいところに一一」
「何がちょうどいいんですか?」
「私、勉強は大好きなのです。」
「いいことですね、さぁ続きに取り組みましょう。室田さん、原島さん、では」
なにが勉強会だよ。鞭恐会の間違いじゃないのか?
「相沢さん?巧樹とちゃんと進んでるようで何よりだぜ」
「お~咲優ちゃん、はかどってるねぇ」
陽貴と真穂に助けを求めたのに何故か咲優に同情する我が親友。勉強が捗ってて良いってことか?でも、なんでにやけてるんだろ?
「もうっ!室田さん!」
「咲優ちゃん...」
「な、なんですか?」
「グッドラック!」
「あっち行ってろ!です!」
えぇ...咲優もこんなこと言えるんだね...
相手が真穂なら仕方ないか...(10年以上の経験)
「それにしてもお前らが図書室に来るとは意外だな、今日って台風来る日だったか?」
「なわけあるか。勉強だよ、べんきょー」
「そうそう~」
「え?陽貴は成績がいいから分かるとして、なんで真穂...」
「巧樹~今どのテスト勝負ねー」
「ちょ、おい勝手に」
「ちなみに負けたら言うことひとつ聞いてもらいます!」
「なんかテンプレ展開きたな...こういうのって言い出しっぺが負けるんじゃなかった?」
「ふふ、私も今回ばかりは気合いを入れようと思ってね!友人のためだから!」
「誰がお前をそこまで駆り立てるんだよ」
「と、に、か、く!勝負だからね!」
「まぁいいや。俺も勉強するし」
なんか咲優の顔がりんご飴みたいになっているけど...あ、もしかして勉強疲れかな?
「咲優、流石に疲れたか?顔赤いし」
「はい...いろいろと疲れました...」
いぜん、顔をふるふると振っていたが疲れたのならこちらとしても休憩ができてありがたい。
「相沢さん、俺らも一緒に勉強していいか?相沢さんにも問題聞きたいし」
「いいね!咲優ちゃんいいかな!?」
「えっと...全然大丈夫ですよ?」
おい、俺の意見は聞かないのかよ。そりゃ、二人きりで恥ずかしがったし助けは求めど..............
もうちょっと二人でいたかったな
思いの種はどんなに小さくともいつか立派に育つんでしょうね
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