デジャブ
即位式見てたら20:00でした。
はぁ、なんで2週間連続で学園ツートップの華にお出掛けにつれていかされるんですかね...
まぁさ咲優はしょうがないし、心晴は昔馴染みの仲だから別にいいんだけどさ、周囲の視線が地球創造間近まで下がってるんだよね....
そのせいで4月なのにカイロを手でさすってる俺なんだけどさ、温もりを感じないんだよ...
俺って変温動物だったっけ?
はぁ...
「巧樹君、一緒に帰りましょう」
「おぁ、咲優か、俺もそろそろ帰る予定だったからべつに一一」
「おーいっ、巧樹ぃ~。一緒にかえろー」
「ごめん。先客がいる」
そういって駆けつけてきたマイセカンドカズン。
その顔は俺の顔をみるまでは笑顔だったのだが、隣を見るたびアンドロイド山○君なみのユージャリーフェイスを5秒も維持していた。普段の明るさからは到底考えられない顔である。
今日は黒点の日かな?
「...巧樹君、なぜこの人と接点が?呼び捨てということは、かなり付き合いは長いのですか?」
「...咲優、ちょっと俺もう帰っていい?」
ごめん。俺もうたえられない。学園ツートップ美少女といわれてるくらいだから少しくらい仲はいいのかなと思っていたけどまるで真逆だ...
ここってハルマゲドンかなんかですか?
ちょっと待ってね適正キャラ調べるから...
....
おっ、星座で艦隊組めんじゃん。ラッキー
「巧樹は相沢さんと帰るの?」
「あ、あぁ、ついさっき誘われたんだよ。すまねーな。まぁ明日遊ぶしいいだろ?」
「..そうだねっ!明日は久しぶりに楽しもうね!」
やたらとはつらつさを取り戻した心晴。
オロナミンC買っとくか。
「じゃあ、また明日ね!あ、相沢さんもばいばーい」
「気を付けろよ~」
とすぐに教室を出ていった。
あの元気なとこもモテる要因かもな
「...巧樹君、質問に答えてください。」
あ、....
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「なるほど、親戚だったんですね、さっきはごめんなさい..」
一通りの説明をしたらいつもの咲優に戻った。
「ところで明日遊ぶって」
「あぁ、なんか昼休みに咲優と先週どこにいったのか聞かれてな。言ったらなんか、明日遊園地に行こうって誘われたんだよ。女子ってつかみづらいよな」
「そうですね...巧樹君はなかなかつかもうとしませんよね...!」
お、おぉ?なんか急にさっきまでの雰囲気に...
「巧樹君いくら相手が可愛いからといって、変なことしちゃダメだからね?」
「変なことってなんだよ!しねぇよ!」
なに言ってんだ!
「はぁ、来週の日曜は空いてますか?」
ちょっとなんであなたが疲れてんの!?俺だろ!それより、なんかデジャブ...
「日曜は空いてるけど...いや、俺宿題やんないと」
「なら私と一緒に勉強しましょう。」
アイワズベリータイアード
わたしも誘ってくれて構わないんですよ?
面白かったら評価などよろしくお願いします!
次話への励みになりますので!
感想もどしどし受け付けています!




