淡い波の訪れ
3話は無理っぽいです。
拙者、腹を割る準備は出来ているでござる
時は放課後、月のころはさだならぬ。
俺はゲームセンターにいた。
モブとしての普通の毎日の一貫である。
さて、某有名太鼓アーケードでもやるかな。
おっ、人が沢山並んでるな
なーらぼっと。
........
..........
...隣に黄金美少女がいなければな
昼休み、なし崩してきに咲優の勢いに負けた俺は、放課後遊ぶことを約束した。いや、させられた。
いやいや、まてまてなんで俺は咲優と一緒に遊んでいる?昨日で関係終わったんじゃないの?
...ここで聞き出せなかったら男じゃねぇ。
なら、俺、男じゃないかも、うっふん。
....
........
.............
いや、天変地異が起こるからやめとこ。
まぁさりげなく聞けばいい。
「なぁ咲優。昨日俺に言おうとしてたことはなんだ?気になってしょうがないんだが。」
これこそコミュ障の奥の手。
一気主張。
至極最強である。
「うん?あぁ、そのことね。もう大丈夫だよ!」
すぐさまの返し。俺の勇気返して。
あ、もちろん100%で。
何をもって大丈夫だと進言している。
ていうか、今言葉考えるというよりなんか、セリフ覚えていたような....
「大丈夫って、昨日言おうとしたことは何もなかったってことでOK?」
「そういうこと!私、君があの人だったって確信したから!」
だから、誰だそれは。
ふーいずざぱーそん?
「まぁ、俺は気になるが...咲優がいいんなら、大丈夫かな」
少し気になりはするけどね。しょうがない。
そして、俺の手のひらには一枚のツーショット写真(通称プリクラ)がおさめられている。
写真には覇気の感じられない男一丁とプラチナ美少女お一人様が写っていた。
人生初のプリクラである。
またひとつ俺の大脳に黒い記憶が刷られていくぅ。
「...カッコいい」
「ん?どうした?」
「い、いやなんでもないよ!...はふぅ、緊張がとけちゃったかも、マイペースっ...」
「今、なんか小声が聞こえた気が... 」
「そ、それより!この写真どう?気に入らなかったかな?」
ほんとに何でもないんだな.....?
「気に入らないのは冴えない男一人の存在だけで、咲優は3次元でも2次元でも可愛いな」
「か、かわっ...///」
咲優は顔を(主に耳)を赤くしている。
めちゃくちゃ可愛い。まるで異世界だな
...でもさ、それやめて....俺も変に意識しちゃうからさ...
一国のお姫様より尊い存在だぜ?緊張しないはずがない
いや、一国どころか世界共通かもしれない。
パリ協定みたいだな。あ、米....
「それより、今日はやけに積極的じゃないか?昨日の放課後までとけっこう違うけど、何か良い事でもあったのか?」
「それは... そう!とても、良いことがあったの!!」
「おぉ、まぁ元気になったみたいで何よりだよ。何があったんだ?」
かたまる女神。なにか巨大な術式でもためて...?
「...それは、今は言えないかな。巧樹君が気づくまで!」
「は?気づくってなにが?」
「...」
何故かジト目を向けられる俺氏。
あれ?俺、女神様の術式邪魔しちゃった?
落雷でも火炎でも水流でも好きなだけ吹っ掛けちゃってくだせぇ。あ、闇魔法はダメですからね.....?
「...まぁ巧樹君変に鈍いところあるからな...」
そして、ディスられる巧樹囚人。もはや、尊厳もない。
「まぁ、鈍いってのは、よく陽貴からも言われるけどさ...それとこれってなんか関係ある?」
「おおありだよ!でも、私諦めないから!」
「勝手に話進めないで..」
何故か少し不満そうな咲優。わけわかめだ。
ちょ、時間巻き戻して...
誰か!時の方向だ!
「...巧樹君は彼女とかほしい?」
そして、唐突な質問。俺の存在価値よね。
えーと、質問はなんだっけ?あー、彼女が欲しいかどうかね
..............
あ?
「なぜ、それを異性のあなたが私に聞く....」
言葉が中級貴族ばりになっていたが、存じない。
「...欲しいの?」
ほんとぐいぐい来るな....
進化でもしたのか?
「....そりゃ、欲しいに決まってるんだろ。」
「....」
おい、俺の答えは何のためのものだったんだ?
「ふふっ、私があなたを幸せにしてあげる!」
「....っ!?」
胸のざわめき。今俺の心では災害レベルが計り知れないなみのビッグな台風が訪れようとしている。
たえろ!
でも...なんだ、この気持ちは...?
熱下がってなかった....
面白かったら評価などよろしくお願いします!
次話への励みになりますので!
感想もどしどし受け付けています!




