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ノータイム・ノーリミット

遅くなって申し訳ありません。

それと、多くの誤字報告、本当に申し訳ありません!このお詫びは過去にのちのち...

今は仮りそめの恋人の前夜だ。


この一週間は本当に生き生きしていたと思う。

最初こそ戸惑いはあったが、咲優の存在は俺のリラックス三要素のうちひとつに入っていた。


昔から俺はコミュ障を極め続けていたのでそろそろレベル上限も近づいているはずだが、そんな俺との会話も嫌そうにしていなかった。


ん?限界突破?知らない民族ですねぇ...


まぁ、誰とでも話せるってことなのかな?それが今の彼女の社会的立場を形作っているんだろうなぁ。


そんな俺の生き甲斐も明日で半分失われる。


...人一人いなくなるだけでこんなにも虚しくなるもんなのか....


願わくばまだいたいものだ。

今すぐにでも七つの宝玉でも集めてこようかね。


でもそれは傲慢にも程がある。そもそも彼女が俺と一緒にいることはやはり客観的に見て不格好なのだそうだ。


「...お兄ちゃん。私、入るね」


「おい、許可は出してないぞ」


「別にいいでしょ?」


そういってはいってきた我がシスター....いや、こいつシスターにしたらだめだわ。

全世界の司教様から呪われる。


それにしても、もう22時を過ぎてるんだが...


「お兄ちゃん、単刀直入に言うね。」


「...また、かっt一一」


「...相沢先輩と付き合ってる?」


「パードンミー」


「だから相沢先輩と付き合ってるの?」


「いいか由実、世の中に相沢と言う人はごまんといてだな...」


「...相沢咲優先輩、うちの学校に通っている希少的な才女。その見た目は見たものすべての者の瞳を全反射させる。」


「これでいいかな?」


「お、おう。俺より詳しいんじゃね?てか、全反射ってなんだよ。俺らの目はケーブルか?」


「それで、付き合ってるの?」


また、こいつ勝手に...


「はぁ...妹のお前ならわかっているとは思うが、俺にそもそも彼女ができると思うか?」


「いや、できないと思ってる。」


「だったら何故聞くし」


「...お兄ちゃん、知らないの?今、学校じゃ相沢先輩に彼氏が出来たか!って話で一経済を築いてるんだよ?号外出てるくらいだし。」


「インフレ...」


「それで、その号外見たらお兄ちゃんと相沢先輩がお出掛けに行ってる写真が載ってたんだよねぇ?」


あ、やばいこれ...

オラワクワクスンゾッ

............


「これがとられた日って確か、お兄ちゃんが珍しく外出したときだよねぇ?私にコーディネートまで頼んでねぇ?」


「ちょっと、由実ちゃん?ほぅらいい子にしてたらおじさんアイスあげちゃう」


「ピッピ」


「ん?なにして....110....?、ちょっと、由実それだけはマジ勘弁。」


「それじゃぁ、被告人の話を聞きましょうか」


「はい」


うちの妹はその可憐な容姿とは裏腹に中身は獰猛だった。今更か。



妹の思春期ってほんと怖い


面白かったら評価などよろしくお願いします!

次話への励みになりますので!

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