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純白の追跡者(チェイサー)

なんかテンプレみたいな展開になりそうで怖いので気を付けます。

ミジョおミジョお~


「咲優~新聞とってきてくれる?」


「はい。ちょっと待ってて」


これは...私とお母さんとの何気ない会話。

それは夢の中のお母さんと私の会話...



いいえ、私は今日から高校一年生(・・・・・)の二学期が始まります。


二年と三ヶ月前....


私たち相沢家は輝きを取り戻しました。それもお母さんが入院する前よりもずっと...


お母さんの身の危険とそれを乗り越えた私たち一家は強い絆で結ばれています。それは共有結合よりも何倍も強く。


お母さんが帰ってきてからのこの一年弱は本当にあっという間でした。光速でした。


中学二年生の私はそれまでのわたしを払拭するように塗りつぶして、友達もたくさんできました!


それと同時に、男子生徒からの告白も沢山されるようになったんですが...


私はただ笑うようになっただけなんですがね...


そして、告白は二年たった今でも何回もされます...


いろいろな人が告白してきます。

ただ単に一目惚れという方々が一番多かったですが中には、本気で好きになっている人もいました。


二年前のわたしではとても考えられません...


ですが、告白のたびに私の脳には光矢が突き刺さります。


あの彼の笑顔と共に...


というわけで今のところ100回以上は告白されていますが、いまだに彼氏は出来ていません。


でも、もうあれから二年。


もう彼は私のことなど覚えていないでしょうし、居場所さえわかりません。


私は多分独身のままです。両親には可愛い孫を見せたかったのですが...


そんなことを考えながら学校に向かっています。


「おーい!咲優ちゃーん!」


「あら、室田さんおはようございます。」


こちらに向かってきたのは室田真穂さん。


高校一年生の一学期終盤辺りで、できたお友だちです。


茶髪のセミロングの髪に猫のように可愛い瞳。


そして、彼女には原島陽貴さんという彼氏さんがいます。


割とイケメンでなんでも軽くこなせておまけに軽い口調で砕けられるような人なので女子の間ではかなり人気だった人です。


もっとも、室田さんが取りましたが....


「相変わらず咲優ちゃんは可愛いね!」


「も、もう!朝からそんなこと言わないでください!」


うぅ、恥ずかしいです。


でも、この二年間で女の子らしさはかなり磨いたつもりです!


彼の目にいつ止まってもいいように...


そのとき一


「おっ、巧樹おはよう!」


「あぁ、真穂か、おはようさん」


私の心は台風が吹き荒れていました。


だって彼は一一



恋の嵐って騒がしいよね


面白かったら評価などよろしくお願いします!

次話への励みになりますので!

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