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ステータスと最悪の迷宮へ(改稿済

今回はだらだらするのもどうかと思い、一気に進めてしまいました。

 俺が師匠の地獄の...非常に有意義な訓練を終われたのは結局昼過ぎの事だった。

 喋っている最中に恐ろしい寒気が襲ってきたので言い換えて正解であったろう。

 やたらとデカイ(かんぬき)がある木で出来た重厚な威圧感たっぷりな門を通り外に出るとそこは、ものすごい人の賑わいと活気のある街であった。


 俺が住んでいる、このいかにも大都市です!といった様子のこの街は、リザース王国と呼ばれるこの世界で五指に入るほどの国力を持つ国であり、あらゆる異形や異種族など全ての種族に平等を歌うこの街はその中でも巨大な塔や、質の良い宿、そんな色々な有名なものもあり、群を抜いて有名である。

 そんなリザース王国の中央に位置するこの街は、世界一でかいと言われる迷宮都市ガランである。

 

 この街にはそんな色々な物がある中でも最も有名な物がある。

 そしてそれがこの都市が「迷宮都市」などと周辺国に呼ばれる理由である。

 

 それは「ダンジョン」だ。

 生きる迷宮、試練の迷宮そんな様々な名前で呼ばれるダンジョンと呼ばれるものがこの世界には存在している。

 ダンジョンの狡猾な罠を回避し、知恵を絞り、幾多の怪物を葬っていく。

 そのダンジョンを制覇したものにはダンジョンの奥に眠っている巨万の富、無限の知恵、有りとあらゆる名声を手にいれるとまで言われているのだ。


 そして、冒険者は小規模なダンジョンを見つけ、今まで様々なダンジョンを制覇してきた。

 その小規模なダンジョンですら、奥地には一つだけ物凄い宝が眠っていると言われる。

 それは伝説の剣であったり、あらゆる攻撃を防ぐ防具であったり、いくらでも金属を産み出す道具であったり、人に永遠の命を与えたりと様々なものがあると言われている。

 

 そんなダンジョンがたくさんあるこの都市は、その儲けで都市の経済を回して豊かにすることができるため、周辺国の嫉妬と皮肉が混じったその名前、迷宮都市と呼ばれる。


 ここに来ればありとあらゆる願いが金で揃うとまで言われるこの世界屈指の大都市だ。

 従ってここはいつも物凄い活気が出来る都市になっている。



 だが、そんな有名な都市にデカイ屋敷を建てられるのは師匠が今まで物凄い経歴があるからだ。

 師匠曰く大した事は無いと言っているがそんなことを言ってしまったらこの国を建国した人物さえ凡人に入ってしまうほどに師匠は有名だ。

 なぜなら師匠はこの世界に三人しかいないとされている化け物とさえ呼ばれる剣帝であり、世界最強種族の龍を切ったグラン・バルカンだからだ。 

 師匠が攻め立てると言うと、国家レベルの危機であり、一人で国を落として滅ぼす事も可能だろう。

 有名になり、その国にいるだけで他の国に牽制すら出来る存在だが、その扱いは龍よりも丁寧にと呼ばれるくらい気を使う相手なので、大抵の国が有り難みと厄介さでその有り難みはプラマイゼロとなっている。


 そんな師匠が住む、質素だが何処と無く重圧感のような威圧感のような物を放つ要塞の様なこの家は、勿論師匠が住むために建てたのだが、誰が済むんだよと言いたくなるくらいばかでかい屋敷内と庭地の7割が剣道場として使われている。

 総計の部屋数を数えようとして百を越えたところであきらめたほどである。

 そして他にも師匠は門下生を取っているので、屋敷は寂しくならず、世界中から集まった強くなりたい者達で何時も賑やかになっている。

 軽い考えで来たもの達は俺の口からは言えないような恐ろしい(しご)きを受けていた。

 そんな師匠の扱きの恐ろしさを思い出しながら歩いていると目的の宿屋までついた。



 「豚の丸焼き亭」このファンシーな名前で木で作られた何処と無くアットホームな雰囲気を出すこの赤の様な茶色の様な色の外観をした宿屋は俺が何時も止まっている宿屋である。

 何故師匠の家に住まないかというと、広すぎるのだ。


 それで師匠の家は広すぎて一回迷い、師匠に「この家は迷宮化しています」と言ってしまったらその日の修行は何時もより三割増しであったのを覚えている。

 それ以来俺は自分で宿屋に泊まろうと思い、何軒か探して一番気に入って取った宿屋だ。


 そして、最早家のように慣れしたんだ赤く塗られた扉を開けて、入った瞬間にもわっとした熱気と、料理のいい臭い、更には多くの聞き慣れた大声に包まれる。

 

 そして一階であり、食事場兼受付を兼ねたこの大きいいつもの食事場と、カウンターで必死に料理を出す店主の光景が迎える。

 ここに来たばっかりの頃はこの賑わっている光景に衝撃を感じた。


 俺が宿を知らなかった、というのもあるだろうが、宿ではこんな大騒ぎを許している所も無く、お高く止まった人間達が集まるような場所であったからだ。

 誰がそこら辺で殴り合いしていて、酔い潰れた人間が床に倒れていて店主が酔い潰れて愛娘に手を出そうとした愚か者に鉄拳を下しているよな宿が普通の宿だと思うのか俺はものすごく聞きたかった。

 周囲を見渡すとやはり何時大騒ぎしている冒険者達や、傭兵達の姿が見える。


 冒険者や傭兵の仕事は主に依頼であり、遠出する事が多い。

 そして前日の夜から出発し、次の日の朝からクエストを受けた場所で仕事を始めるらしく、その間は質素なパンや干し肉などしか食えないので、前日の内に食える物をバカ食いしたりしているのでこの時間帯は宿が混む。

 

 それ以外にもこの宿の安くて上手い飯を食う為やアットホームな此処が居心地が良い、等というのもあるだろうが。


 そのまま宿屋の店主の大声や、店員達のあまりの仕事の量の多さにブラックを疑う悲鳴が飛び交う中を通り、何時もの通り店主に声をかけて鍵をもらい、部屋に戻ろうとすると店員の一人が駆け寄ってきた。


 「今日は遅かったですねマグナさん!いつもの訓練はどうでしたか?マグナさんはボロボロになっても頑張って修行してくるので心配です....。」


 この子は宿屋の店主の娘でもあり、看板娘のシェラという。

 そんな子が、頬を赤く染めながら聞いてくる。

 遠くで店主があまりの愛娘の可愛さに号泣しながら物凄い料理の数が厨房からでてきているが、泣きながらそれを捌いている様子を見て若干呆れながらも、


 「今日も、散々しごかれたよ。師匠に顔面も蹴られたし、メニューも二倍だったしね...。」


 と俺が遠くを見るように答えるとシェラはひきつった顔で「た、大変でしたね。」と答えてくる。


 シェラは栗毛のツインテールであり、16歳身長が160cm位。出るところも出ていて、茶色でくりくりとした大きな目をしていて、笑顔が良く似合うほのぼのとした癒されて抱き締めたくなるような顔をしている。とても可愛い。


 つまり俺が何を言いたいかと言うと、俺に叩きつけられる冒険者や傭兵達からの嫉妬がない交ぜになった殺気の嵐が物凄いことになっている。


 「またマグナだぞ」「シェラちゃんに変なことしたらぶっ殺す。」「いいけつしてんな。」

 

 となどなど耳を済ませば色々聞こえてくる、って最後誰だよ軽く鳥肌たったぞ。


 そんないろいろな嫉妬や羨ましいといった視線をスルーしてシェラに何時ものメニューを頼み、扉を開けて自分の部屋に入る。


 俺は時間もあるので真正面のベッドに腰掛け、ベッド左側にある少し大きめの机からメンテナンスの為の道具を取り出し、持ち歩いて、いつも腰にかけているショートソードの予備剣を取りだし磨き始める。

 「武器は、いついかなるときも使えるようにしておけ。」「剣の質よりも己を磨け。」


 俺が師匠と出会った時に俺に対しての戒めとして言われた言葉だ。


 あの頃はいくらやっても強くなれず、自暴自棄になっていた。

 そんな中出会った師匠に剣ばかりの素人、といった事を言われた。

 実に的を射た発言であったのだが、俺はいきなり会った爺が口出しすんじゃねえ!と逆上して本気で殺そうと首を狙って切りかかった。

 そして切りかかり、今でも脳裏に焼き付いているが師匠は微笑みながらこう言った。

 切りかかってくるような手癖が悪い子供は、俺が直々に特別修行をしてやろう。

 あの時のいい笑顔をした師匠は今でも思い出すと、胃の辺りがきゅっとする。

 そうして、剣が良ければ勝てると本気で思っていた俺の考え方は死に、師匠に修行という名の拷問メニューを淡々とこなすマシーンの様に育てられてきた。


 しかし、それからは起きてから素振りなどや、真っ先に剣の点検をするのが日課にもなっていき、俺は基本に忠実に従い続け、教えもずっと守ってきた。


 それが功をなしたのか、そこからは自分でも実感できる位に日に日に強くなっていった。

 

 俺はだから師匠に教えてもらった基本に忠実に予備剣を磨き続ける。

 だが、何故予備剣なのかと言うと俺の出会ったばかりの時に持っていた剣は切れ味が良すぎて宝の持ち腐れとなっている。


 だから、俺は実力が着くまで剣を使ってはいけないと言われている。しかし、俺も師匠の所でかれこれ3年は修行している。


 師匠は寡黙だからあまりいってくれないが、俺はもうそろそろ、一人前と呼ばれてもいいと思っている。


 師匠にそう遠回しに聞くと、「そう呼ばれたいなら、龍でも切ってくるんだな。」と、何時も言われて、それは無理だと何時も結局なにも言い出せないでいたりする。

  

 「ご飯お持ちしましたよー。」と、シェラがトントン、と扉をノックをして言ってきた。

 

 「分かった。今開けるから待っててくれ。」

 

 俺は予備剣等を拭いてから鞘に戻し、帯刀しなおしたあとに、道具を机の上に片付けて扉を開けた。

 すると、勢い良く両手に一つずつ大きなトレイと小さなトレイに乗った料理を持ったシェラが入ってきて


 「はい!じゃあこれがいつもの料理です!」


 と俺がいつも食べている比較的エネルギーが取れる油が多い肉料理をバン!とテーブルに勢い良く二人分置く。


 と、そこでそれを見てある疑問が湧く

 

 「何で料理が二人分あるんだ?いくら師匠に食えって言われてるからって、こんなに俺は食えないぞ。」


 そう不思議に思い聞くと、シェラは


 「私も嫌じゃなければ食事を一緒に食べていいですか?」


 と、上目遣いにもじもじとしながら聞いてきた。

 不覚にも可愛いと思ってしまうが、色目など使ったらあの恐ろしい店主にシェラが言いつけた瞬間俺が死ぬし、本人も嫌がるだろうから、何にも気にしないふりをしていると、今さっき気になった事があったので聞いてみる。


 「別に嫌ではないが、何で俺と何だ?俺なんかと食っても話題無いし貴重な休憩時間なんだろ?俺と食っても楽しくないのだからもっと有意義に使わないのか?」


 店主にサービスしろとでも言われたのかと思い聞くとシェラは


 「そんなことないですよ!マグナさんの話題はいつも面白いですからね!私も一緒に食べれて嬉しいですよ。」


 といって本当に楽しそうにニコニコしながらも、ただでさえ小さい机の隣に隣に座ってくるので、めちゃくちゃ気を使った。

 そして喋っているシェラの言葉の最後に


 「チッ、鈍感要塞め今日も固いな。」


 と急にそんな声が聞こえた気がした。


 俺はシェラの顔を見て、

 

 「なんかいったか?悪い聞き取れなかった。」

 

 そう聞いたが、シェラはニコニコして黙っているので聞いてはいけない事だったのだろうと口をつぐむ。

 マグナは恋愛に対する適応能力がゼロだった。

 そして、それが周囲の冒険者や、傭兵を更に殺気立たせているのをマグナは知る日は来ないのかもしれない...。




 肉料理の昼食を食べ終わった後は俺は今日なでの必死の修行成果を確認するために神殿へとむかった。

 

 神殿は、創造神アレゲラートが加護を与えたと言う土地に立てられたと伝えているいつ建てられたのか記録に残っていない不思議な神殿である。


 その大地には恵みが降り注ぎ、光と自然に祝福されたという何とも眉唾な話の土地の上にだ。

 

 それを誇りに思ってかは分からないが青い修道服を着た教会関係者は、大体の人物が偉そうにしているか、肥えている様な奴等ばかりであり、権力を振りかざす様な奴が多くこぞって市民に全員嫌われている。

 まあ、全員って訳でもないんだが。


 そしてその神がだいっきらいな俺は本当はこんな所には来たくなかったが、師匠の

 

 「行かないならメニューは倍だが何倍やりたい?」


 という言葉以来きちんと来ている。

 師匠ならやりかねんとその日は速攻で神殿へと向かったのは記憶に新しい話だ。


 人通りはあまり多いとは言えない綺麗な、これだけで金がかかっているであろう真っ白いピカピカに磨かれた大理石の道を通り中に入ると、そこは大きな十字架がかけられていて、普通の協会では大きな透き通った綺麗なステンドグラスが有るところには、金や銀、更にはミスリルまで宝石として飾ってあるゴッテゴテに装飾された十字架、ステンドグラス更にはシャンデリアまで。

 これだけで協会関係者の腐り方が分かる様な様子の中に嫌悪感を抱きつつも俺は真っ直ぐと能力更新の受付へと向かった。


 「能力更新をしたい。対応はグレン修道士にお願いしたい。」


 こんな所からは一刻も早く出ていきたいので受付を手短に済まして、何時もと同じ修道士の人を対応に求める。

 新人なのだろう受付の女の修道士はその言葉に少し驚いた顔をして次には嫌悪感を(あらわ)にした表情で、


 「能力更新は金貨二枚です。どうぞ、部屋は一番目立つ部屋なので分かりますよね。グレン修道士の知り合いなのでしたら。」


 そんな馬鹿にするような言葉を浴びせてきて嘲笑と嘲りの目で俺を見てくる。

 

 (これだから協会関係者は嫌いなんだ。自分を飾り立てることしか考えない屑どもめ。)

 


 能力更新とは、その名の通り自分の能力を計れて、自分のデータを提出する代わりに自分の今の強さを教えてもらえるというシステムの場所だ。

 だが、全ては魔道具で行う事なので、協会は一切関係しないのだが、神の恩恵等と理由を付けて製造法を一切の秘匿として利用する人間からべらぼうな金額をむしりとっている。

 それでも来る人がいるのは、この魔道具は確かに便利であり需要もある物だからである。


 受付を終えて歩いていくと左右に豪華な部屋があるなかボロボロになった一つの木の民家でさえもっとマシな物を使っているであろう扉が見えてきた。

 俺は、何時も通り暇なのだろうなと思い、声をだす。


 「ダリルさん、入りますよ」


 だが、何時もの様に返ってくる言葉が無く疑問を持つ前に後ろから話しかけられた。


 「やあ、こんにちはマグナ君。今日も会えて嬉しいよ。主よ導きに感謝します。」


 そう不意に後ろから話しかけて神への祈りを欠かさないこの人が俺の協会の中でも好意を抱いていると言っていい人物であるダリルさんだ。

 ダリルさんは、さらさらの金髪、全てを透かすような碧眼で、さながら貴公子のような端正な顔立ちをしている。

 この人に手を振られて好意を抱かずにはいられないようなイケメンなのである。

 そして、嫌われていない聖職者の何パーセントと言った内の一人である。

 

「今日も能力更新かい?君は毎回凄い努力をしてからくるから僕も見るのが楽しみだよ!さあ、中に入ろうか」


 と、扉を開けながら本当にたのしそうにダリルさんが言ってくる。

 中は本当に何もない部屋であり、真ん中に机と椅子が正面と向かいに一つずつしかない。

 中は埃もなく小綺麗になっているのに外はボロボロになっているという所が教会の汚い所を写し出しているかのようでもある。


 グレンさんは、教会で金にしか興味がないと言った様子の上の状態に不満を持ち、上司に逆らってしまったため罰せられたが、周囲の市民がこれを知り、ちょっとした暴動があって以来、ずっと地位が上がることもなくこのような部屋で仕事をさせられたり嫌がらせを受けたりしている。

 そんなダリルさんを俺は知り、仕事を積極的に依頼している。

 だがダリルさんに仕事を頼むと圧力がかかったりするために、周りの人はあまり多くの人が来れなくなってしまっている。

 実際俺の所にもそういう事があったが、師匠の弟子だと知ると顔を真っ青にして逃げてしまったので師匠に色々手伝って貰おうかとも思ったが師匠は権力を振るうのが嫌いなので諦めた。


 「まあ、誰よりも上がるのが遅いんですけどね....。」


 しかし、ダリルさんはその話題に触れられるのが嫌いなので俺が話題を忘れるように今さっきの話に戻すとアハハ、とかわいた笑いで誤魔化されてしまった。

 どう言うことかと言うとまあ、見てもらえれば分かる......



 名前 マグナ・アルト


 年齢 16歳


 Lv56


 種族 人間


HP 526/526 (15up)

MP 89/89

攻撃力 246 (5up!)

防御力 198 (8up!)

魔法攻撃力 198

魔法防御力 252 (7up!)

素早さ 324


<固有スキル>

 非才


<通常スキル>

 剣術 Lv7 (1up!)

 身体能力強化 Lv8

 心眼 Lv3

 詠唱剣 Lv7


<称号>

神を憎んだ者 神に裏切られた者 復讐を誓いしもの あらゆる努力を否定された者 狂った様に努力する者 虚弱体質


非才...あらゆる努力をしても凡人にすら届かない経験値となる。


身体能力強化...身体能力が強化される。


剣術...使えば使うほど、剣技が冴え渡る


心眼...魔素を掴む事で全方位に注意を向けることが出来る。


詠唱剣...剣に詠唱を施すことで一つだけ魔法を込めれる、しかし、コントロールが難しく使える人物はいないとされてきた。


 これが俺の成長出来なくて、長年苦しまされてきた原因だ。


 固有スキル非才、これはある日ついてしまった物だ。

 このスキルがあったせいで、あらゆる努力をしてみたが一切ステータスが上がらなかった。

 だが今日まで毎日師匠の地獄のメニューを地道に続けて遂にここまで来た。

 そして狂った様に努力する者と言った文を見たときには微妙な気分になったがステータスが上がったので気にしてはいない。いないったらいない。


 この世界での成人男性のステータスは大体全て30位であり、Lvは15位なのでこれは破格のステータスと言える。


 (このステータスなら亜竜狩り位ならいけるんじゃないか?)


 とそんな事をここまで修行して力を付けて調子に乗っていた俺は更に思ってしまった。


 師匠にも届かないけども、ダンジョン位なら簡単に攻略できるのでは?と、


 (ダンジョンを攻略したら、師匠も一人前として認めてくれるはず!)


 そして俺は師匠に一人前と認めてもらうためこの世界最悪の迷宮竜骨の魔導庫へと向かってしまう...。

二話目です。キャラクターの会話など増やした方がいいですかね?それとも、キャラクター自体を増やした方が?

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