機動戦闘編 14
サイキとリタの、武器を交換しての変則勝負が開始される。
「リタ、先に言っておくけれど、本気で来ないと怪我するよ」
「サイキこそ、本気で来ないとエリスが泣く事になるですよ」
両者とも目の色が変わり、本気になったようだ。エリスが開始の合図を出し、二人の勝負が始まった。
どちらも自分の武器の特性は理解しているので、サイキはリタの上を取ろうとする。しかしリタもこれは読んでいるので、すぐさま追撃。下から突き上げるように切り付けるリタの剣をかわし、サイキもリタへと一発発砲するも、ここはリタが一枚上手であり、あっさりと逃げる。
「これの何処が戦力外なのかしらね」
と、呟く観戦席のナオ。全くである。いくら武器を交換しているとはいえ、今の一瞬でもリタはサイキに充分に付いて行けているのが分かる。
次もサイキが動く。後退しながらリタへと発砲を繰り返す。一方のリタは一定の距離を取りながら照準を合わせられないように小刻みに動いて翻弄している。
「これ、撃っても当たらないならば、よっぽどサイキのほうが怖いよな」
「リタの恐怖とは少し種類が違うんでしょうけれど、確かにこれだけ撃ってもかすりもしないとなると、怖いでしょうね」
観戦席というよりは解説席になってきている我々。
「怖いに決まってるよ! リタのあの顔、本気だもん!」
サイキにも聞こえていたようで、やはりサイキですらも怖いらしい。
リタがブースターを使い加速を開始。一気にサイキとの距離を詰め、一撃を食らわさんとする。サイキは片手で防壁を張り対処。もう片手で銃口をリタへと向けた。が、すぐさま両手での防壁展開に切り替えた。
「何、これ……重いっ」
「当然です! 誰かさんと同じ事をしているですからね!」
「……わたしの? そういう事か。リタわたしになりきって……うぁっ!」
一瞬の隙を突いてリタはサイキに蹴りを入れる。景気よく吹き飛ぶサイキを見るに、これは完全にリタが翻弄する側だ。体勢を立て直したサイキを尚もリタは追撃。サイキは照準を合わせる暇すらない。
「分かった。じゃあ本当に本気出すよ!」
サイキもエンジンに火が入ったようだ。
リタの攻撃を止めるために出していた防壁を一瞬解除し、リタの姿勢を崩すサイキ。そのまま回し蹴りの体勢に入るのだが、ギリギリの所で足が止まった。リタは一旦逃げて距離を取った。サイキの表情は狼狽している。
「わたし……また……」
「サイキ、その程度じゃないですよね? リタを馬鹿にしてるですか?」
「そうじゃない! そうじゃないんだよ……」
思わず下を向いてしまったサイキだが、リタは一切手を抜かずに、この時をチャンスとばかりにサイキへと突っ込む。ギリギリでリタの突進をかわし銃を構え直すサイキ。
「何で……何でリタはわたしに剣を向けられるの? わたしが怖いんじゃないの!?」
「だからですよ! リタにとって今のサイキは、侵略者と何ら変わらない、倒すべき敵です! サイキもそれを自覚するべきです!」
「敵……仲間じゃないんだね、もう……」
泣きそうな声を上げるサイキ。しかしそれでも、むしろ言葉の通りに、リタはサイキへと剣を振り下ろす。防壁の展開が一瞬遅れたサイキは、拳銃を盾に剣を受け止めた。リタは剣の初心者とは思えない動きで再度攻撃。サイキは防戦一方。
何を思ったかリタが距離を開け逃げ始めた。
「演習の続きです。サイキ、付いて来れるものならば付いて来るがいいですよ」
安い誘いではあるが、今のサイキには効果覿面。あっさりとリタの罠に掛かり追いかけ始めた。しかしいつもの勢いはないな。
「ちょっと待って、ブースターがおかしい。……ナオに撃たれたからだ。一旦中止させて!」
「戦場では装備がおかしくなると敵は待ってくれるですか? 甘いですね! それとも装備がないと素人上がりのリタにすらも負けるほど、サイキは弱いですか? そんな事でエリスや皆や世界を救おうだなんて、片腹痛いですよ!」」
散々煽りまくるリタ。中々やるなあ。
「……言わせておけば! リタ、後悔させてやる!」
やはりサイキは煽りには弱いな。一方リタは、そう言いつつも低空には侵入せず、あくまで安全な上空での追いかけっこに終始している。
「少し前の自分を見ているようで……何故か私も心を抉られるわ」
「ははは、リタいいぞ、もっとやれ」
「ちょっ!? んもう、否定出来ない状況なのをいい事に、工藤さんもリタもやりたい放題じゃない」
「元はといえば……」「あーはいはい、それ以上は言わなくても分かりますよ」
解説席は談話席になってきた。
サイキはブースターに異常を抱えているが、それでもどうにかリタに食らいついている。そしてリタが少し速度を落とし、サイキが追いつきかけた。
「リタ、まさか……」
とナオが何かに気付いた瞬間、リタはアンカーとブースターを巧みに使い、一瞬で反転しサイキの目の前へ。「うわっ!」と思わず声が出たサイキは、急停止。リタはその横をすり抜けた。
「やっぱりね。学園上空での演習の時、サイキがこれと同じ事をリタに対してやったのよ。それが引き金となってリタがサイキに恐怖心を抱いてしまった。あの子、まるでサイキに自分の受けた事を全てやり返しているみたい」
やられたらやり返す、か。リタの心情が透けて見えるようだ。リタはサイキにやられた全てを清算し、そして次の段階へと進むつもりなのだろう。後はそれにサイキが気付くか否か。
サイキは若干息が上がっているのだが、リタは全く持って普通。恐らくサイキは泣き通していた事で、体力を使っていたのだろう。泣くという行為は、意外なほどに体力を消耗するものなのだ。
次にリタは先日と同じ用水路へと侵入、トンネルの中へと消えた。
「さてサイキ、どうする? 間違いなくリタは中で迎撃態勢を整えているぞ」
「そんなの決まってる。正面突破!」
さすが戦闘中は男らしいサイキ。しかしその動きは慎重そのもの。ゆっくりと地面に降り、ゆっくりとトンネルを覗く。
「武器以外の制限はないよね? ライトで照らしてやるんだから」
しかしこのトンネルは途中曲がっており、ライトの光はすぐそこまでしか届いておらず、見える範囲ではリタの影はない。観戦席からはサイキの映像もリタの映像も見えているので、リタが何をしたいのかが丸分かりであるが、もちろんネタバレなど絶対にしない。そんな事をすれば、本当にリタに嫌われてしまうからな。
「リーター、出てきなさーい……」
まさにおっかなびっくりという様子で一歩一歩慎重に歩を進めるサイキ。曲がり角まで来たので、壁に背を付き顔だけ出し、慎重にその先を覗う。深呼吸を一つして飛び出し銃を構える……しかしそこにはリタは居ない。
「あれ? こっちに入っていったよね?」
油断して腕を下ろしたサイキ。背後にいる影には気付かない。
「……っ!」「うわあぁあっ!」
背後から思いっきりサイキを突き飛ばし、そしてそのまま追い抜きトンネルの奥へと逃げるリタ。これにはサイキも驚き言葉が出ず、唖然呆然という感じで立ち尽くしている。しばらく経ち、ようやく我に返るサイキ。
「リタ……あいつ、別の出口から回ったな!」
すると奥から声が響く。
「ふふっ、正解です。早く出てこないと入り口を破壊してしまうですよ」
「やれるものならやってみなさいよ」
するとトンネルの奥から爆発音のような音が響いた。リタの目線からは、何か小さなものをトンネル内に放り込んでいたのだが、恐らくはそれが音を発したのだろう。音を聞き焦ってトンネルから出るサイキ。上空ではリタが腕を組み待機していた。その表情は笑うでもなく、睨むでもない。何もないという表現が一番当てはまる。
「リタ、わたしにやられた事をそのまま仕返ししているんでしょ? ごめん……許してくれとは言わない。でもせめて、どうしてこんな事をするのか教えて」
一旦冷静になりリタに問うサイキ。しかしリタは全くの無表情で返す。
「不正解です。自分で考えるですよ。それで答えが出ないのならば、サイキにとって、リタはその程度だったという事です」
「……考えてるよ。ずっと考えてるよ! でも分からないんだもん!」
言い終わるが早いか、サイキはリタへと突撃を開始。動かないリタにサイキは銃口を向け、リタは怯えた表情を見せる。
「そんな顔しないで……」
しかし、これはリタの策略。一瞬サイキが目を背けた隙に背後へと回りこみ、サイキの首筋に剣を突き立てる。
「ははは、わたし負けちゃった。いいよ、リタは研究所に帰って。後はわたしとナオで……」「嘘吐き!」
サイキの敗北宣言の途中でリタが叫ぶ。そしてこれこそがナオの狙いだった。
「工藤さん見てなさい。本物のリタが見られるわよ」
本物とはどういう事だろうか。ともかく注視しよう。
「サイキは、全然本気を出していなかったですよね。いくらブースターが壊れていても、サイキならばどうにでもなるはずです。それくらいの事が、ずっと一緒にやってきたリタに分からないとでも!? ナメてんじゃないよ! お前はあたしを引き止める気なんて元からないじゃないか!」
激昂し、途中からリタの口調が変わった。一人称も、呼び方も変わった。これが本物のリタなのか? ナオを見ると一つ頷いた。そうか、ナオはこちらに来る前にリタと会っているのだから、その本性も知っているのだ。
「お前な、本気で引き止めたいなら、本気出せよ! それじゃあまるであたしが必要ないみたいじゃないか! 何なんだよ、この数ヶ月あたしが必死に食らい付いてやってきたこの努力は! お前にとってあたしの存在、あたしの努力は無価値なのかよ!」
「違う! 違うけど、だって、もうリタを怖がらせたくないんだもん。ずっと一緒にいたいけど、もうリタのあんな顔見たくないんだもん!」
「じゃあ力尽くでどうにかしてみせろよ! それすらせずに手を抜くなんて、あたしに失礼だと思わないのか! 今のお前は、あたしに邪魔だからいなくなれって言ってるのと同じなんだよ! 何故それが分からない! 何故あたしの気持ちを分からない!」
「分かるよ! リタはわたしと顔も合わせたくないに決まってる!」
「違う! それはお前が勝手に決めた、お前の中にいるリタだ! 本物はここにいる! ここにいるあたしを見ろ! あたしを認識しろ! あたしを考えろ!」
リタの言葉を聞き入れ、ゆっくりと慎重に振り返るサイキ。そしてそのままリタの眉間に銃口を突きつけた。サイキの目線から見るリタの表情は、やはり少し怯えているように見える。必死に睨みを利かせてはいるが、迫力の欠片もない。
「……やっぱりそういう顔する。もうわたしはリタのそういう顔は見たくないんだよ。もうリタは帰ってよ……そんな顔するなら帰って! 何で素直に帰ってくれないの? 何で足掻くの? そんなにわたしが嫌いなの!?」
リタへと向けていた銃口を、自分のこめかみへと向けるサイキ。
「……リタが出来ないなら、わたし自身が引き金を引くしかないよね。わたし自身が終わらせるしかないよね」
しかし、いざ引き金を引こうとすると手が震えるサイキ。目を閉じ眉間にしわを寄せているが、それでも引き金に掛けた指は動かず、ただ震えるのみ。
「サイキ、それが恐怖だよ。あたしが味わい続けている恐怖なんだよ。たった一瞬で仲間の、家族の命を奪う事の恐怖なんだよ! お前はあの時、あたしに刃を向けたあの時、その恐怖を感じてすらいなかった! ずるいじゃないか……人に恐怖を植え付けておいて、自分は平然としているだなんて、ずるいじゃないか! そんなんだからあたしを分からないんだよ!」
「……じゃあ聞かせてよ。リタの本音、聞かせてよ!」
「決まってるだろ! 離れたくないに決まってるだろ! 帰りたくないに決まってるだろ! 皆と一緒にいたいに決まってるだろ! 今更言わせるな、馬鹿っ!」
それを聞き、改めてリタへと銃口を向けるサイキ。
「分かったよ。力尽くでやってやろうじゃないか! リタはわたしが守ってやろうじゃないか! 家族一人救えなくて何が世界を救うだよ。リタ! 後悔しないでよ!」
サイキは引き金を引いた。
「……あれ?」
「サイキ、拳銃には安全装置というものが付いているんだよ。さっき剣先を当ててロックさせてもらったから、もう引き金は引けない」
「え、嘘っ!?」
唖然としているサイキ。しかし、これで自分が勝つ見込みがなくなった事に気が付くと、遂に涙を流し始めた。
「……リタ、これで終わり? もうリタと一緒にはいられなくなっちゃうの? 嫌だよ。わたしはリタとナオとの三人で、最後までいたいんだよ。……リタが本当は帰りたくないのも今は分かるから。もうリタを怖がらせるような事はしないから。それでも駄目ならわたしから去るから。だからお願い、家族でいさせて下さい……」
「不正解。何であたしがお前の真似してきたと思ってるんだ? 何でこんな事をわざわざ言っていると思ってるんだ? もっと考えろよ!」
普段のサイキならば、分からないと言って人に投げるか浅知恵で突っ走るのだが、今回ばかりは自分が完全に当事者であるために、本気で考えている。
「……分かった。わたしは、わたしの出した答えの通りに行動させてもらう」
サイキは銃を仕舞い、そしてリタを強く睨み付けた。その表情は、リタの目線越しから見る限りでは、敵対した者を見る目である。一方サイキから見たリタはニヤリと笑った。なるほど、これがリタの用意した正解か。
リタはサイキへと向けていた剣を仕舞い、距離を取った。
「お前の答え、聞かせてもらおうか!」
相変わらずスイッチの入っているリタの荒っぽい声が響く。リタの声は見た目と違い結構低いので、声だけ聞けばかなり迫力がある。
サイキは禁止と言われていたのにもかかわらず、刀を取り出した。リタも64式を手にした。
「二人とも、やってくれたわね……」
そして横で見ているナオが怖い。禁止事項を破るとここが血の海になると、冗談半分で言ってはいたのだが、三人はたまにそれを冗談でなく実行する時があるからなあ。そんな私とエリスに、ナオは嫌味な笑顔を見せてきた、
「恨むなら二人を恨んでね?」
ああ、これは冗談で済むな。一安心。しかし今後の展開を考えると、私とエリスは死んだふりでもしておくべきかも。
肝心のあちらの二人だが、長々と睨み合っている。先に動いたら負け、という奴だろうか……と思っていると動きがあった。先に動いたのはサイキ。リタへと突っ込んで行く。
「わたしの答えはこれだよ!」
相良剣道場で仕込んだ振りはかなり速く、リタはどうにか紙一重でかわしている。一方リタもやられてばかりではなく、かなりの高速戦闘であるにもかかわらず、サイキへと確実に狙いを定めている。
「しかしこれはサイキの勝ちだな」
「ええ、間違いなくね」
私とナオの予想は簡単だ。リタは引き金が引けなくなっている。その元凶がサイキであり、即ち今のリタには攻撃手段がないのも同じなのである。そんな状態で戦闘狂たるサイキに敵うはずもない。だが、それすらもリタの計算の内なのだろう。
手を緩めないサイキに、遂にリタが音を上げ始めた。リタが疲れてきている時特有の唸り声を上げ始めたのだ。
「多分、リタの予想以上にサイキは本気なのよ。本気でリタを倒そうとしているのよ。リタ、読み間違えたわね」
「お前、あれを倒せるか?」
試しにナオに聞いてみるが、まるで聞こえていないようで、答えはなかった。
戦闘は続く。リタは距離を取ろうとブースターを吹かす。サイキも追いかけはするが、こちらはナオによって損傷させられているのであまり速度は出ない。しかしリタは何度距離を取っても同じである。構えはするが、撃てずに逃げる。これを何度となく繰り返している。唸り声は最早泣き声に等しいのだが、それでも必死に引き金を引こうとしている。
「そうか、リタはサイキを利用してショック療法で自分をどうにかしようとしている訳だな。あいつ、無茶しやがる」
「でもそれにサイキは気が付いているのかしら? 見た限りでは、サイキはリタを斬り殺す気よ」
「ううん、おねえちゃん分かってやってるよ。見てて、振り上げた時の顔」
エリスの指摘を受け、その一瞬を見逃さないようにする。その時が来て、サイキが刀を振り上げる。どうにかリタの目線からサイキの顔が確認出来た。
……ああ、なるほど。サイキは一瞬だが顔が強張ってる。やり過ぎてしまわないようにと間隔を計っているのだ。その上でリタ自身がどうにかしないと本当に危険な状況を作り出している。伊達に戦闘狂とまで言われ、ナオも驚くほどの戦果を挙げていた人物ではないな。むしろこの事にリタが気付いているのかどうか。
しかしリタも限界のようだ。息が上がっており、サイキに追いつかれる間隔が短くなってきた。その唸り声とも泣き声ともつかない吐息は、例えるならば鼻を鳴らす子犬のようである。
「リターっ!」
サイキが、これが最後と言わんばかりに声を張り上げ、大きく腕を振り上げた。
「んあああーっ!」
リタも泣き声のような叫びを上げる。
「ドンッ!」
重い音が響いた。そして刀を振り降ろす、そのままの勢いでリタへと抱きつくサイキ。一方のリタは目を見開き、呆然としている。
「リタ駄目だよ、撃つ時はちゃんと目を開けていないと。外れちゃったじゃない。そんな事じゃリタ、帰れないよ?」
泣きそうな、しかし優しい声のサイキ。
「お前、あたしに帰って欲しいんだろ? なら逃げるなよ。当たらないじゃないか」
「ははは、ごめんなさい。やっぱり死ぬのは怖いよ……。気付かせてくれてありがとう」
リタは大きく溜め息を吐いた。サイキは泣きながらも強く、優しくリタを抱き続ける。
「ねえリタ、答え合わせ。リタはずっと怖かったんだよね。それをわたしが分かろうとしなかったせいで、こうなって……。だからわたしの真似をする事で、わたしにリタの気持ちを分かってもらおうとしていた。それだけじゃなくて、わたしを真似する事で自分もどうにかなろうと頑張っていた。わたし、それに気付いていなかった。自分の気持ちだけをリタに押し付けていた。リタを見ろって、そういう事だよね。だったらリタ、もう一つわたしの真似をしてよ。お願い」
「……仕方の無い子ですね。こんな子供に怯えている自分が馬鹿らしく思えるですよ」
リタの口調が元に戻り、サイキに抱きつく。
「ごめん……」
この勝負は引き分けで一件落着かな……と思っていたら、約一名この展開がお気に召さない様子。
「チッ……お仕置きしてくるわ」
苛立ちを隠さず、舌打ちをしてから二人の元へと向かうナオ。どうやらまだ続きそうである。