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私の彼は忍者  作者: 紅葉
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小話 お姉さんは見た!!

「え?いきなり家族に紹介ですか!!」のお姉さん視点の小話です。


ふうん。

この娘があのでっかい不恰好なハートのチョコの贈り主か……。




昨日学校から帰ってきた涼にバレンタインデーの成果を聞いてやったら、「真梨姉にやる」と真梨子の目の前にチョコを積んで、そそくさと自室に消えた。

しかし、大事にひとつのチョコの袋をカバンの中にキープしていたのをお姉ちゃんは知っている。


今日、昼の公演に珍しく弟が客席にいるのに気づいた。

普段は恥ずかしがってレストランには寄り付きもしないくせに、一緒にいる女の子には蕩けそうな笑顔を見せて、楽しそうに話していた。


なにアイツ、彼女いたの?

 ニヤケすぎでしょ?


とりあえず、涼が来ていることはお爺さんに知らせとくか。


図った訳じゃないけど、涼が来ていることに喜んだお爺さんは手裏剣体験コーナーに涼と彼女を引っ張り出していた。ごめんね〜。


公演後に店内に残って生意気にも彼女を紹介した涼をからかってやったら、真っ赤になって逃げた。


手に手を取って出ていく後ろ姿を見せ付けといて、あれで本当に付き合ってないとか、言うつもりかしら?


どうみても両想いの彼女が可哀想じゃないの。仕方がないなぁ、お姉ちゃん見てられないよ。クスクス……。


面白いので二人の仲をつつくことに決定!!





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