表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

誰かにとっての正義と悪 

作者: 楓夏

えー、っと、題名と話が違くなってしまうかもしれないですけど、

ぜひ広い心でみてください。

コメントいただけると幸いです。

 君は、運命ってどう思う?

ごめん、質問が変だね。じゃあ、これは?

―――正義と悪って、何かな?―――


      ☆      ☆      ☆      ☆

 父さん・・・・

誰が、どうして。    

 昨日、父さんが亡くなった。『死んだ』って言うのはなんか嫌だから、『亡くなった』って言っておく。

認めたくないから。父さんが死んだなんて、認められないから。

「行ってくる」って家を出て、そのまま帰ってこなかった。

 私の父さんは、この国の将軍。すごくすごく強かったんだ。なのに、なのに、

「うぇえッ・・・・・!」

 あれ、なんでかな、父さんがかなしむから、泣かないって決めたのに。

 私の足は、どんどん速くなる。

 私の心は土砂降りなのに、空は恨めしいほど晴れわたっている。ふざけんな。

 父さんが死んだときの空も、こんな風に晴れていたのかな?

そりゃそうか。将軍の父さんが死んで、士気の落ちたこの国の兵を見る敵国は、さぞ喜んでいたとおもうから。

 ついには走りだした私の足を瞬時に止めたもの、それは―――

     ☆     ☆     ☆     ☆

・・・ここは、どこ?

・・・ボクは、あ、れ・・・・?


眩暈がした。視界がゆがんで歩けなくなり座り込んだあと何も分からなくなった。

最後に脳裏にうつったのは――――――


          ――――プチッ

     ☆     ☆     ☆     ☆

 これ、何?

私の前にはなにやら得体のしれない物体が転がっていた。

布?ゴミ?

いや、ゴミはないな。

私はその物体の前にしゃがみこむと、布っぽいものを恐る恐るまくる。

あ、中になんか―――――――

「きゃぁあああぁあああ!?」

寿命が縮んだ、百年分ぐらい絶対縮んだよこれ!

さっきまで大泣きしていたことも忘れて、私はおもいっきり後ろに飛びずさる。

深呼吸、深呼吸。    ふう、落ち着いた、かも。

よし、気を取り直して再チャレンジ!!


 さすがに二回目ともなれば、そんなにおどろかなかった。しっかし。問題は・・・・

「誰?この人」

 その布っぽい物の下にいたのは、男の子だった。歳は私と同じくらいかな?色白の肌に青い髪がよく似合う子だ。

「お~い、君。生きてる?」

一ミリたりとも動かないので生きているのか死んでいるのかもわからない。だいたい本当に男なのか、と思うほど顔が綺麗だった。

 道の隅に移動して、布を全部まくる。

「ッ!?」

道の真ん中で男の子が倒れてるっていうのも驚きだけれど、もっとすごいものを私は見てしまった。

 一糸まとわぬ少年の腰から伸びていたもの、それは――――――――――――


             コンセント!?



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ