第7話 クッキー作り
「ねえねえお茶菓子のレシピ増やしたくない?」
風華が言ってきた。
そういえば今までお茶菓子はババロアしか作ってない。
「もっとさあ色々作ろうよ。せっかくオーブンレンジがあるんだし」
三人は確かにと思った。
「まずは基本中の基本でクッキーから作ろうよ」
という訳で今日はクッキーを作ることになったが…
「この部室で四人揃って作るの?」と友美
確かに四人で作ると狭い。
「二人一組ですね」と美都里
「どうやって決める?」
と光輝が言うと、その場が一瞬静まり返った。
「私、光輝と組む」と友美。
「はぁなんでよ」と風華。
「ババロア作った時さあ、光輝料理苦手じゃん。
なら私みたいに得意な人と組むのが一番効率がいい」
「う~ん」風華は納得しかけている。
「別にちゃんと作るのが目的ではないです。
楽しく作るのが一番なので、やはりランダムで分けるべきです」
とまさかの美都里が反対意見をだした。
「そうだね、グーパーでいいんじゃないか」
と光輝が言ったのでグーパーでわけることになった。
結果は、風華と光輝ペア
美都里と友美ペアになった。
にんまりしてる風華に対し美都里と友美はがっかりしている。
「じゃあ材料の買い出しにいきまっしょーい!」
と風華がいつも以上にテンションが高い。
スーパーで買い物をする時に、凝ったのにするか簡単なのにするかで迷ったが、
失敗が少ないと思われる、簡単バージョンになった。
材料はバター・粉糖・玉子・薄力粉の四品だけ。
他にボウル二つとゴムベラ二つ泡だて器二つに
綿棒一本・型抜きいくつかを買った。
部室に戻ってきた四人はさっそくクッキー作りに。
バターと粉糖を混ぜ、そこに卵黄を加え、
最後に振るった薄力粉を入れ混ぜ合わせる。
順調な美都里と友美ペアに対し風華と光輝ペアは大苦戦。
友美は「材料混ぜるだけなのに…」
とちょっと呆れ気味。
混ぜた生地を綿棒で均一に伸ばしていく。
そして美都里は丸形・友美はハート型で作って焼き上げていく。
大分遅れて風華もハートらしきもの、
光輝は星らしきものを焼き上げていく。
完成した。
それぞれのお茶を淹れ試食。
美都里・友美ペアのは見た目も味も美味しく、
風華・光輝は見た目も味も…
見た目は均等にのばしてないので凸凹して焼き色もムラが。
味は分量がおかしいのかパサパサして風味もなし。
結局美都里と友美のをいただいて二人も満足した模様。
四人は無事?にクッキー作りを終えたのであった。
片づけをしている時に
「今度はパンとか作りたいね」と何故か失敗した風華が言った。




