第22話 コーヒーフェスティバル
ハロウィンから数日後、
遊びとはいえほんの少し気まずい空気がながれたけど、
ようやく平常に戻ってきた。
放課後喫茶研で光輝はコーヒーを飲みながら、
ずっとスマホをいじっている。
「光輝さっきから何見てるの」と風華が聞く
「コーヒーフェスティバルのこととか」
「コーヒーフェスティバル?何それ」と風華
「まあコーヒー好きのイベントだね。
コーヒーの店がたくさん出てて飲み比べができたりするんだ」
「光輝はそこに行くんだ」
「うん。他にもやろうと思ってることとかあるからね」
風華と光輝の会話を聞いていた美都里と友美は
風華と目を合わせ
「「「私達も行く」」」
「いやでも…基本コーヒー飲むだけだよ。まあ食べ物屋もあるけど」
「たまには光輝の行きたいとこいってみたいよね」と友美が二人をみる。
「うん。ブラックじゃなくてもいいのかな」と風華
「私はたぶんブラックいけます。ちなみに場所は?」と美都里
「○○だよ」と光輝
「寄り道してもいいですか」と美都里
「いいけど…どこか行きたいとこあるの?」と光輝
「そこは歴史と食べ歩きで有名じゃないですか」
と美都里は少し興奮気味で言った。
「どんなのがあるの?」と風華
「いくつかの神社に
食べ歩きは…プリン・焼き鳥・ドーナツ・おにぎりなどたくさんです」
「いいねみんなで行こうよ。いいでしょ光輝」と友美
「わかった。みんなで行こう」
というわけでコーヒーフェスティバルにみんなで行くことになった。
そこは寺で開催されていた。
なんで寺でとみんなが思っていたが…
行ってびっくり人・人・人
大賑わいである。
「コーヒー好き多すぎでしょ」と風華
光輝をみるとどうだと言わんばかりである。
女性陣三人は入場料だけのチケットを買った。
これは入場料とコーヒー飲み比べ券のチケットが1枚付いている。
つまり1杯飲めるわけだ。
光輝はなにやらいろいろ話して高いチケットを買っている。
「何杯も飲めるチケットなのかな?」と風華
実は光輝からお願いされていたことがある。
「90分ぐらい一人で行動させて欲しい」
理由は言わなかったけど光輝のお願いなのでみんな了承した。
光輝は先の理由で別行動。
コーヒーに詳しくない女の子三人で人混みの中、
三人ともどうしようと思った。
でもいろんなところで音楽のイベントをやってるので遠くからみたり、
コーヒーチケットを有効に使おうと色んな店を見て回った。
「世界チャンピオンの店だって」と風華
「あっちは外国のおかたのお店だ」と美都里
「ねえバターコーヒーってお店があるよ」と友美
店にいくとお店の人がバターコーヒーについて解説してくれた。
「バターが入ってるからカロリーは高い。
でもね体脂肪の燃焼に、シミとかの予防にもなるんだよ」とのこと
「「飲みます」」と風華と友美
二人はチケットを渡してコーヒーをもらった。
コーヒーにバターとMCTオイルを入れ掻き混ぜている。
飲んでみて
「あっまろやか」と友美
風華も「このコーヒー飲みやすい」
二人には好評である。
そんなこんなで時間がすぎて待ち合わせ場所に光輝がやってきた。
「ごめんごめんだいぶ待ったでしょ」
「でも楽しかったよ」と風華
「バターコーヒーってのを飲んだよ」と友美
「それ僕も気になってたんだ。飲んでみようかな」と光輝
「それでなにをしてたんですか」と美都里
すると「ジャーン」と言って光輝が紙をみせた。
J.C.Q.Aコーヒーインストラクター3級検定
これを受講して認定証をもらったんだ。
「なんかすごい」と風華
「光輝なんか偉いね」と友美
「認定証いいなあ」と美都里
「じゃあ僕はとっととコーヒー飲みまくってチケット消費するね」
「何杯飲むのよ」と風華
「4杯!」
光輝はいくつかの店を選び、
渡された専用マグカップでコーヒーを飲んでいった。
そのうちの店の1つで美都里は光輝とチケットを使い
一人だけ光輝と一緒にコーヒーを飲んだのであった。
美都里がバターコーヒーを飲まなかったのはこのためかと
風華と友美は思った。
美都里侮れない。
その後はコーヒーフェスティバルを出て、街並みを探索。
神社をまわって、色々なおみくじを引いて一喜一憂。
鯛の形のくじや、さつまいもの形のくじに、勾玉つきのくじなど色々ひいた。
食べ歩きでは焼きおにぎりに自家製の出汁醤油を塗って
かつおやいわし節を大量にかけて食べる焼おにぎりが美味しかった。
最後に世界的な展開をしているコーヒーチェーン店に。
ここは街の景観に合わせて純和風の作りになってる珍しい店舗なのだ。
これには美都里が大はしゃぎ。
記念写真を撮っていた。
こうしてフェスティバルと街の散策は終わった。
光輝にとって、とても有意義で楽しい1日となったのだ。




