第2話 コーヒーアート?
放課後、光輝はわき目もふらず部室棟へ向かった。
喫茶研にだ。
そして、インスタントコーヒーに筆と水彩専用紙と小皿
これらを机に出した。
小皿にインスタントコーヒーを入れて
ほんのちょっとの水で溶かす。
そうしていると部室のドアが開いて、三人が入ってきた。
「光輝早いじゃん。ん?何やってんの」と風華が聞く。
ドアの外に喫茶研究会って表札を作ろうと思って。
「それで何故コーヒーをつかってるの?」と友美
「これはコーヒーアートにヒントを得たというか
喫茶研らしくコーヒーで文字を書こうと思って」
「それなら紅茶で」と風華
「緑茶で書くのがいいと思います」と美都里
「ハーブの方が色とりどりできれいだよ」と友美
とそれぞれ好きな飲み物で書いた方がいいと言ってきた。
「コーヒー以外で書けるのかなあ。
これすごく濃くないといけないんだよ。水っぽいのはダメ」
「だからインスタントコーヒーを使ってるんですか」
と美都里は納得した様子。
「茶色の単色のみ?」と友美
「茶色は茶色だけど、ちょっと水を足すと薄くなるよ」
「なるほど」と風華。
それ以後真剣に筆を使って字を書き始めた。
三人が見つめている。
光輝が一息つくと、三人は何故か部室の外に出た。
「光輝の真剣な顔ってかっこよくない」と友美
「わかる~。元はかわいいぽいから、ギャップがいいね」と風華
「私はいつでも真剣な姿を尊敬します」と美都里
と色々話た後三人は再び戻ってきた。
そして三人は書かれた文字をみて驚愕した。
字が上手くない…
それに確かに味があっていいんだが
薄目の茶色で遠くからはわかりづらいのが難点。
「もう私が書いてきます」と美都里
「書いてくるって?」と光輝
「ちゃんと墨で書いてきます。いいですよね」
「はい…」
コーヒー部がダメだったからせめて表札だけはと思ったんだけどなあ。
その後はそれぞれ自分の好みのお茶を作って飲みだしたのだった。




