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第1話 喫茶研究会

高校に入学した光輝(こうき)(あこが)れていた、自分で部活作りをしようと思った。


コーヒー部。


とにかくコーヒーが大好きなので、放課後コーヒーをひたすら飲み、

色々なコーヒーの発掘に研究などを、していきたいと思っているのである。


しかし部員を募集するが誰も集まらず、部の話は流れそうになったのだが。


紅茶部なら入りたいと風華(ふうか)が。


日本茶部ならと美都里(みどり)が。


ハーブティー部ならと友美(ともみ)がそれぞれ言ってきた。


そこで三人に集まってもらい、まとめて喫茶部でどうかと提案した。


三人は仕方ないと思い了承(りょうしょう)したのだが。


職員室に行き先生達に聞いてみたが、そもそも六人以上じゃないと、

部にはならないと言われた。


そして四人なら同好会か研究会だなと言われる。


どう違うのか聞くと「部は顧問が必要だが予算が出る。

同好会や研究会は顧問は必要無いが予算は一切でない」


ただ部屋が余ってるから、今なら同好会か研究会でも

部室棟(ぶしつとう)の一部屋を使っていいとのこと。


四人の推し茶はバラバラなので同好会ではなく研究会として申請をした。


喫茶研究会が発足したのである。


部室棟の一室に着いてみると、思ったよりは広さがあった。


ちょっとしたキッチンというか蛇口と排水溝もあるので水の心配はない。


部室棟ではガスを使うのは禁止なので、

お湯を沸かすのは電気ケトルになるのだけが不満点。


しかし小さいながらも冷蔵庫に、なんとオーブンレンジまであり、

四人はそれぞれのお茶だけでなく、お茶菓子も作ろうということになった。


この部屋は元は料理とかの部活だったのだろうか。



四人は授業が終わると部室棟の部屋に集まり、

それぞれ好みのお茶を飲み、お菓子の研究もしながら雑談。


新しい高校生活がはじまったのである。



僕光輝はコーヒー好き。


性格は真面目な方だと思う。


結構几帳面だし。


風華は紅茶好き。


性格はとにかく明るい。


そしてかわいい系だと思う。


美都里は日本茶好き。


性格はおとなしめ。


顔は清楚かわいいと思う。


友美はハーブティー好き。


性格はまだよくわからないが、学年では美人かわいいとして

早くも有名人である。

男子連中からの人気がある。


勢いで研究会を作って四人集まったけど、


男一人ってのがちょっと寂しい。


他三人は女の子なので気を使いそうだなと思った。



翌日僕は、家にあった電気ケトルと、コーヒーの粉・豆いくつか。


それにドリップ道具一式に、手動ミルとコーヒーカップを持って来た。


僕はブラック派だが、他のみんなが使うかもしれないと思い、


コーヒーフレッシュに砂糖とスプーンも持って来た。



風華は様々な紅茶の茶葉にティーポット。


ティーカップにティースプーン、それにタイマーまで用意している。


何に使うのかを聞くと、抽出(ちゅうしゅつ)時間を計るそうだ。


やるなと思った。



美都里はこれまた様々な茶葉に


急須に湯呑(ゆのみ)、茶さじになんかステンレスの入れ物。


何に使うかを聞くと、湯冷(ゆさ)ましというらしい。


茶葉によって適温が違うのでお湯をこれにいれて冷まして、


温度を調節するとのこと。


家では陶器だけど部室だと割りそうなのでステンレスにしたらしい。


やるなと思った。


友美も様々なハーブ達にティーカップにティーポット。


計量スプーンにこちらもタイマー。


そしてみんなミネラルウォーターを。


水にもこだわっているのだ。


三人とも思ったよりかなり本格的に思えた。



そして日曜日、それぞれのお茶と情報収集や研究などを兼ねて


四人は有名な喫茶店に行くことになった。


風華はジーンズにパーカーとラフな格好。


美都里は緑のワンピースとおとなしめ。


友美はピンクのノースリーブに白黒チェックのミニスカと露出度多め。


風華と美都里からは軽いブーイングが起こった。


喫茶店ではそれぞれ好みの飲み物を注文。


僕、光輝はトルココーヒー。


風華はキャラメルミルクティー。


美都里は釜炒(かまい)り製、玉緑茶(たまりょくちゃ)で友美はマロウブルーというハーブティー。


それぞれ飲んだことなかったので興味津々だ。


お茶菓子にと思い、手作りクッキーも頼んだ。


友美が頼んだマロウブルーティーは青色の飲み物だが、

添えられたレモンをいれたらピンク色に!


友美以外の三人は驚いて声をあげた。


そんな時友美が


「光輝のコーヒーを一口飲ませて」

と言って勝手に飲んでしまう。


もちろん光輝が口をつけた部分を。


二人は友美にまたもやブーイング。


友美は何か?みたいな感じでブーイングも気にせず、


光輝の隣に椅子を寄せて


「私のも飲む?」


と言ってきた。


僕は純粋に味に興味があったが、


女の子が口を着けたのを飲むのはと思い、遠慮した。


すると風華が


「じゃあ私のを飲む?」と対抗意識。


こちらも遠慮をすると風華はちょっとがっかりしたようだ。


なんか悪いことをしたと思った。


美都里を見るとどこか冷めた目線でこちらを見ている。


僕何かしました?


それぞれ飲み終わり、クッキーも食べ終わると店を出たて、


わかれたのであった。


こうしてお茶研の発足と初めての研究会の活動が終わったのである。


これから毎日放課後集まって、日々それぞれのお茶の研究になるのか、


たんなる賑やかな研究会になるのか楽しみである。

毎日20:20に投稿します

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