お詫び&6.5話
諸事情により、グラジオが7話をまだ書き終わってないのでまだ投稿できません!
誠に申し訳ございません。
取り急ぎ、私が6.5話を書いたので、ぜひ読んでください。
7話は明日投稿します。
この6.5話はギンカガミがお送りします!
今日は特にやることもないので、この前魔法部屋で見つけた本を読んでみようと思う。
確か来夢が魔法部屋の本棚にしまったと言っていた。
本棚にはたくさんの本がある。
辞書のようなものや図鑑、魔法の使い方なんてのも。
まあ、今回は一番基本になりそうな「異世界の基本」を読もう。
あ、あった。
分厚いその本を手に取る。
さっそく読んでみよう。
適当なページを開くと、動物の絵が目に入った。
小見出しは「たのしい異世界の生き物図鑑」。
どう考えてもあの神様がふざけたとしか思えない名前だ。
とはいえ、内容はかなりしっかりしている。
イノシシやシカによく似た動物も描かれている。
何ページか読み進めると、今度は「たのしい異世界の植物図鑑」が出てきた。
さすがは異世界。青やオレンジ、紫など、かなりいろいろな色をした植物が描かれている。
さらにめくると、「魔法の使い方」のページ。
どうやら、簡単な魔法は何かを唱えたり、魔法陣を書かなくても使えるようだ。
そして、魔法を使うと「マナ」というものが消費されるらしい。
どんなものだろう?
マナが無くなると、HPが減っていくようだから、注意が必要だな。
このページには、魔法陣もいくつか載っていた。
ほかにも、貨幣の種類やおおよその物価など経済関係のことや、
日所生活に必要な法律なども載っている。
ギルドカードの所持者は武器の携帯を認められているらしい。
そして、そのギルドカードを持っている人は、犯罪などを犯したりすると
持っていない人よりも罪が重くなるとも書いてある。
元の世界とは価値観となどが少し違うから、法律も少し違う。
うっかり法律に触れないようにしなきゃ。
身分制度についても書いてある。
大まかに貴族と平民に分かれていて、貴族の中にはさらに公爵や準男爵、騎士爵などさらに分けられるとか。
貴族と平民に分かれているが、支配力が特別強いわけではなく、街や国の政治には、
平民も参加できる。
だからあんなにほのぼのしてるのかなぁ。
ただし、平民は軍の将校にはなれないらしい。
まあ、平民が功績を挙げれば貴族に取り立てられることもあるから、
結局可能性は十分あるらしいけど。
軍といえば、この世界には、銃や大砲もあると書いてある。
火縄銃みたいなものだけど。
マナと魔法薬という魔力を持った鉱物の粉を反応させた時の力で弾を飛ばすから、
マナをそこそこの量に貯められる人でないと使えないらしい。
マナって重要なんだなぁ。
ここまで読んだら、建治が部屋に入ってきた。
「そろそろ飯の準備するぞー。ってあら?なに読んでんだ?」
「この前建治がつまずいた本。この世界についていろいろ書いてあるよ。」
「へぇ、なかなか便利そうだな。俺も後で読もう。」
僕は本を置いて立ち上がった。
「さて、今日のご飯は何にする?」
「やっぱり肉だろ。ステーキとか。」
「お金ないんだよなぁ…。」
お金がもうほとんどない。
明日あたり依頼でも受けようかな。
そんなことを考えながらキッチンに向かう。
窓からは沈みかけの日の光が差し込んでいた。
お読みいただきありがとうございました!
7話は明日投稿します。
是非読んでください!