25話 大陸第一歩
ドタバタしてて投稿期間あきました!
申し訳無い…。
というわけで、約2週間ぶりの投稿、ギンカガミがお送りします!
美味しい夜ご飯を食べ、船室で眠り、出航2日目の朝。
「美味い!」
僕らは食堂で朝ご飯を食べていた。
建治はさっきから食べては美味いと言い、美味いと言っては食べと大忙し。
そこに、 艦長が入ってきた。
「朝から元気がいいな。」
「あ、おはようございまーす。」
「おう、おはよう。今日の昼頃には最初の街『オハス』につくぞ。」
「了解です。」
「艦長、そこ、美味いものある?」
食べながら食べ物の事を考えるとは、建治恐るべし…。
「オハスと言やぁやっぱり魚だろうな。あそこの魚は特に美味い。
フライ、焼き、なんでもござれだ」
「よっしゃぁ!」
***
太陽が南の空に登りきる少し前くらいに、陸が見えてきた。
「おー、あれが大陸ってやつかー。」
来夢が艦から身を乗り出す。
山の緑と海の青の間に小さくカラフルな街の家々の屋根が見える。
「なんか飛んでないか?」
建治が空を指差す。
確かに、何かが街に向かって飛んでいくのが見える。
鳥…?いや、もっと大きい。それに、シルエットもどこか違う。
「あれがワイバーンだ。」
どこからともなく艦長があらわれ、僕たちに言った。
「ワイバーン…竜母に乗っていると言うあの?」
「そう、それだ。ドラゴンの近縁種ともいわれていて、知能がとても高い。
今は一足先に、この艦隊の到着を知らせに行ったんだ。」
なるほど、そういう使い方も出来るのか。
しばらく雑談を続けていると、艦隊がオハスの港に入った。
「「「おぉぉぉぉ…」」」
その街、オハスは、海上から見るよりもずっとカラフルで賑やか。
港も多くの人で賑わっている。
「おっ、あそこで魚売ってるぞ!」
建治が見ている方向に目をやると、串に刺さった焼き魚を売る屋台がある。
…建治、まだ食うのか…。
「なんか建治、前にも増して食いしん坊になったよね。」
来夢の言葉に、建治がウッという顔をする。
「う、美味いものがあるからしょうがない!」
「えーなんか理由になってな〜い。まあ、建治っぽいっちゃ建治っぽいか。」
あははと笑いながら来夢が言う。
「おーし、君達、もう降りても大丈夫だぞー。」
近くにいた士官の人が言う。
それじゃあ…
「行きますか!」
「おー、大陸第一歩。」
と言いながら、来夢が最初に下りる。
それに続い建治、最後に僕が下艦。
「とりあえず、あの魚食いたい。」
「あはは、じゃあまずはその屋台で腹ごしらえといこうか。」
建治が艦上から見つけた焼き魚の屋台で、一人一本買って食べる。
モグモグモグ…
「美味しい!」
脂と肉の旨味がバランスよく口の中に広がる。
塩の量もちょうどよく、飽きずに食べられるな。
「うん、美味しい。」
「はぐはぐモグモグッ」
もはや建治は何も言わずに夢中で食べている。
骨とか喉にひっかからないの?その食べ方…。
全員が食べ終わり、お腹もそこそこ満たされたところで、宿の確認。
海路でやって来る旅人などで繁盛している、大きめの宿。
コウさんが手配してくれたらしい。
ほんとありがとうございます…。
案内された部屋からは、これまた海が見える。
同じ海のはずなのに、リストンの宿で見た時とはまた印象が違って面白い。
ゴロンとベッドに横になると、睡魔が襲って来た。
「楽しい旅だ…な。」
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