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下校中に異世界に飛ばされたので気ままにスローライフしていきます!  作者: グラジオ&ギンカガミ
2章 旅に出る。(夏)
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19話 旅の支度 ー後編

来夢と健治のセリフが超少なくなってしまいましたが後編です。

引き続きギンカガミがお送りします。

パーティーに出席するとなると、フォーマルウェアは必要不可欠だ。

しかし、僕たちは持っていない。

というわけで買いに行くことになった。

こっちの世界の礼装なんて、全く知らないので、服屋で聞いてみることにする。

せっかくだから、いつもと違う服屋に行ってみよう。


そんなわけで、僕らがいつも入る東門から少し遠い、西門の近くにある

真っ赤な屋根が特徴的な服屋、「ソルデラマナーニャ服飾店」にやってきた。

ドアを開け、中に入る。


「すみませーん!」


「はいはい」


若い女性が出てきた。

奥では、おじいさんが布を縫っているようだ。


「本日はどんな服を…あら?」


「へ?」


「街の英雄御一行様じゃないですかー!」


「ふぇっ!?」


街の?英雄?僕たちが?

3人そろって混乱する。


「あっはっは!何をそんなに混乱しとるんじゃ?」


奥にいたおじいさんが作業を中断してこちらに来る。

よく見ると、耳が少しとがっている。

エルフだ。


「ワシの知る限り、レジェンドオーガは200年前に現れ、この街を壊滅状態にしたんじゃ。

それを封印するどころか、倒して街を救った君たちは、英雄以外言いようがないわい。」


「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」


知らなかった。

そんな強敵だったのか…よく倒せたな…。


「そんで?今日はどんな服をお求めかね?」


あ、そうだった。


「えーっと、パーティー用の服を探しに来たんですけど。」


「うーむ…パーティー用の服か…。残念だが、ワシの店ではほとんど取り扱っていない。」


「えっ!?」


「近くに、ブティックがある。そこには売ってるだろう。行ってみるといい。」


「ありがとうございます!」


お礼を言って、店を出る。

この街は親切な人が多くて過ごしやすいな。


「じゃあ、そのブティックに行ってみよー」


来夢が言う。


「「おー!」」


と、意気込んだが、2分ほど歩くともうついてしまった。

シックな看板には、「ブティック・ガヴィオタ」と書かれているその店は、

黒塗りの壁に金の装飾で、いかにもおしゃれな感じ。

さっそく入ってみる。


「こんにちはー」


中には、いくつかの服が並び、その奥で、1人の男性が服を仕上げている。


「おや、いらっしゃい。どんな服をご所望で?」


「パーティー用の服が欲しいんですが…」


「ふむ、パーティー用。そうですねぇ、当店にはパーティー用の服はたくさんありますよ。」


そういうと男性は、一冊のカタログのようなものを僕らに渡した。


「ふむ、気に入ったものがあれば、お申し付けください。」


「ありがとうございます。」


カタログを見ると、様々な服の絵が並んでいる。


「私はこれかなぁ」


来夢が指さしたのは、深い青色に、金の装飾が施されているドレス。

フリルなどは少なめのシンプルなデザインで、大人っぽい感じだ。


「俺はこれ。」


建治が選んだのは、白いシャツに濃紺のベスト、金と銅色の刺繍が入った黒いロングコート。

それに黒のスラックス。

落ち着いたイメージだが、銅色がいいアクセントになっている。


「僕はどうしようかな~…。」


ペラペラとページをめくると、一着の服が目に留まった。

白いシャツに、深い青色に金のボタンのベスト、ここまでは建治のものに近いが、

上着は、黒羽二重に五つ紋付の羽織だ。

下は濃いめの灰色の袴。

いかにも和洋折衷な感じだ。


「じゃあ、僕はこれにしようっと。」


「ふむ、お決まりのようですね。どれどれ…ふむ、良いセンスをされておりますねぇ。とても似合いそうです。では、5日後に取りに来てください。」


5日で仕上がり。出発にも間に合う。


「はい、お願いします。」


「お任せください!」


無事に決まったので店を出る。

なかなかいい買い物をした気がする。では、荷物まとめにも取り掛かろうかな。


お読みいただきありがとうございました!

ブックマーク、いいねなどとてもうれしいです!

そういえば、この小説の名前が長いということで、略称を考えました。

その名(?)も「こときす」。これで宣伝もしやすい。みんなー宣伝してくれー!

それでは、これからも「こときす」をよろしくおねがいします!

あ、次回は4/10(日)に投稿します。

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