7話 一人のクラスメイト
大雑把、テキトーな話なので本当に頭空っぽで読んでください。
さて、俺がやれやれしたところで恥の上塗りも良いとこだ。あと、情緒不安定だけど、そう言うのは考えないで。
俺は部屋に移動しようとすると、ある一人のやつがずっと俺についてくる、いや、同じ方向に歩くやつがいることに気がついた。コスプレイヤーではない。
吉田だ。
吉田誠治。
根暗なクラスメイト。
「黒山くん、大丈夫かな」
さて、わからない。
いや、ついてきてる理由は分かっている。ルームメイトってやつだろう。ただ、彼は虐められているようなやつで、俺は彼と特に関わったこともない。なのに、急にどうして話しかけてくるのか。
こんな意味のわからない状況なら、誰とも話さないのが主人公なのでは?
俺の異世界系主人公は本来の人とズレがあるのかもしれないな。
「何のこと?」
「この世界のことだよ!」
それはどう言う意味で?
「どう考えてもおかしいよ。時代的には中世なのにタイツがあるとか、ビキニアーマーがあるとか!」
そうですね。
ビキニアーマー作るやつがいるなんておかしいよね。
「考えても無駄だぞ」
だってこの世界は教皇がダンスっちまうような世界なんだ。
「ーーそう言えばなんだけど、お前は誰かの役に立ちたいって思ってる?」
ふ、これが俺の見極めるための質問。
意外とね、自己顕示欲だけの奴もいるわけで、それが主人公だとか言う展開もあるのよ。
と言っても、リアルでそれが通じるかはわからないけど。別に復讐したいわけでもなければいいのだ。これはただの確認。
後々、そうなってしまうとしても意識を確認しておきたいだけだ。