表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
S・B・B  作者: ヘイマチ
4/27

4話 王は必ずしも悪役ではない

 適当に流して読んでくれるとありがたいです。

「さて、言い分を聞こうか。ペイジ王」

 教皇は彼を睨みつける。

「いや、何もない。此度は儂の失態だ」

 そう言って王は深々と謝罪の意を込めて頭を下げた。それに教皇も満足したのか出て行った。

「はあ。さて、すまなかったな。お主たちは食客として扱うよう命令しておる。ただ、働きには期待しているぞ」

 流石に何もしないのにここに居座るのはダメだよな。

 王様も、俺たちを日本に返すつもりはないけど、一応、それなりの対応はしてくれるみたいだし。

 大概の話は王たちは暗いものって謎の認識があるからね。そんな王様、支持されないと思うけど。

 でも、彼らは偉い人間は全員クズって認識でもできてしまっているのだろうか。

 それとも純粋にそれが利用しやすい、あるいは敵にしやすいと思うのか。

 まあ、馬鹿にとってはどうでもいい話。

 そんなことよりも、絶対に主人公格を見つけ出して排除する。そっちの方が有意義だ。俺はそれだけ考えて動けば良いんだ。

 と言っても、コスプレイヤーさんが主人公の可能性もあるし、あっちでやれやれ言ってるだけの馬鹿も可能性が高い。

 それともリーダー様かな。あれは何でか可能性が低い気がするけど。

 と言うか、何でこんなことしようとしてるのかって?

 大体の話は最強で復讐する系主人公がいなければ円滑に進むのに、あいつら迷惑にも自分本意で動くから。いや、それが絶対にリアルで起きるとは思わないよ。でも、可能性が高いんだよね。

「客室に案内してやれ」

 王様がそう言うと、兵士たちは俺たちについて来いと言って、この部屋の扉を開いた。

 王様はすぐに何かを考えるそぶりを見せながら、目を伏せる。

 俺はそれを確認してから、目を外して、兵士たちについて行く。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ