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第2章 その24 その女神の不安と失敗

今回、オール台詞のみとなっています。


出演者は、グランデ、ルシェール、ベルアールとなっています。



「なぁなぁ、グランデちゃん。あのお気に入りに言わなくて良いのかよ?」

「お気に入りって…あぁ、アルフさんですか」

「そうだよ、大体あれ『呪い』の類だろ?グランデちゃんなら…」

「我々が干渉するべき事では、元々ないんです」

「しかし、この世界に転生させたんだからさ〜」

「だからこそ、才能に封じ込めておいたんですよ。本人も気付いた様で、才能を消したじゃありませんか」

「そうだけど『呪い』自体は残ったままじゃん」

「此方の世界の才能とは別種のものですから。それに連綿と続いた系譜の呪いは、続かない様に断ち切ったんです。後は系譜を引き継ぐ魂である、アルフさんが被るのは仕方ない事ですよ」

「でも、このままじゃ彼奴に不幸が降り掛かるぜ」

「それでも彼なら、立ち直ってくれるでしょう。元々、女運も良いですし」

「それは…まぁ、そうだな。グランデちゃんもお気に入りだしな」

「そ、それは関係ないでしょう?」

「ま、俺やタウリアも気に入ってるしな」

「もう〜同じじゃないですか〜」

「彼奴見てるとよー、なんっつーか、ほっとけねぇって気になるよな?」

「…そうですね。彼には幸せになって欲しいですね」

「じゃあ、あの制限しなくても良かったんじゃねぇ?」

「そういう訳にはいきませんよ。アレは過ぎたる祝福(ギフト)ですから」

「…まぁ、簡単には死なね〜様に見守っててやるか」

「…はい…そうですね」

「グランデ、ルシェール、おっす」

「ベルじゃん、おひさ〜」

「ベルちゃん、相変わらず忙しそうですね」

「ん、問題ない。分身出来るし」

「そういや、手に持ってるの何?」

「これ?お土産」

「ベルが買って来たの?マジで?」

「違う。アルフ君が持って来た」

「「え!?」」

「美味しかった…多分美味しいよ?」

「既に食べてんじゃん!誤魔化してんじゃねーよ!」

「…まぁ、まぁ。お茶用意しますから、皆んなで食べましょう」

「俺はお酒がいいわ。大吟醸で」

「酔わないのに、お酒ばかり。お菓子だから合わない、かも」

「どれどれ。バームクーヘンじゃん。まぁ、食えるからいいわ」

「では、大吟醸と紅茶…ファーストフラッシュでしたよね?」

「さっき食べたから。紅茶は飲む」

「しっかし、来たんなら挨拶して行きゃいいのにな」

「アルフ君、生身だった。私達いる場所、分からない、と思う」

「あ、そうですね。我々が察知しないと分からないですよね」

「…そういやぁ、そうか。うん、うめぇな」

「いただきます。これは蜂蜜が生地に含まれて…甘みと仄かな苦味が良いですね」

「そういえば、葡萄酒もお土産、ある」

「へぇ。あいつ気が利くじゃねぇの」

「ルシェとタウリア、専用」

「そうですね。私やベルはお酒飲みませんもの」

「こりゃ、ますますあいつに気遣ってやらね〜となぁ」

「でも、本来、神が世界に干渉しないもの」

「おいおい、ベル。おめぇも『宝物収容』の袋なんてのあげてんじゃん」

「それは…お土産のお礼?」

「考えてみれば、これまで感謝はあってもお供え物はなかったですね」

「まだ世界作って、二千年ちょっとだろ?そんなもんじゃねぇの」

「そうかもしれませんね。最初が…無茶苦茶でしたから」

「他人事の様に言うけど、グランデが天然過ぎなんだよ。あんな奴を最初に超チートにしちまうから」

「そっそれは…右も左も分からず、手探りだったので…」

「初めて自分の世界の神になったからって、浮かれてたグランデが(わり)ぃ」

「浮かれてって…なんでそこで力強く頷いてるんですかベル?」

「正直、あれは無い。お陰で安定させるの大変だった」

「だよなぁ、俺と、タウリア、ベルと…もう一人誰だっけ?」

「サナタゥス」

「あいつそんな名前だったっけ?あいつ世界の中心で、未だに安定化の為に出てこれねぇし」

「うっ…それはそうかもしれません」

「サナタゥス、いてもいなくてもあまり変わらない」

「そうそう、あいつ喋るの?一度も喋った事ないんだけど」

「…偶に?」

「えっと…初めてお会いした時は、挨拶しましたよ」

「どんな奴だったっけ?」

「えっと…凄く…無口な人?」

「神格持った…人?」

「いや、神様なんだから神格持ってなきゃおかしーだろ。てか影薄いのな」

「でも、世界維持安定の為には彼は必要な方ですよ」

「まーしゃーねーわな。世界が出来て二千年ちょいなのに、あれだけ発展させん(る)には必要でしょ」

「あの人いなきゃ、無理。あと二千年、くらい?」

「やっぱりそれくらいですよねぇ」

「グランデちゃん、他人事の様に言ってっけど、そもそもあんたが原因よ?」

「あの…魔王?、の魂、最初に呼ぶから」

「解ってますよ〜、反省してるんですから、もう言わないで下さい」




誤字脱字等ありましたら、ご報告頂けると幸いです。読んで頂いた方々に感謝を。


新たな神、サナタゥスの名前が出てきましたが…登場予定はありません(笑)。アルフ君達がいる星の環境を守る為の守護神になります。名前だけは、今後も出る…とは思います。

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