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第2章 その7 その見た目からの勘違い

先に言っておきます。サブキャラにも詳細な能力がありますが、敢えて省略しています。必要な時(話)には開示するかもしれません。



ぷっと噴き出した女戦士にジト目を向けていると、申し訳なく思ったのか謝ってきた。


「ああ、いや…すまない。未だ小さい子供なのに、やけに歳を重ねた動きをしたものだから、つい、な」


そう返しながらも、母様の『登録カード』を確認する女戦士。歳の頃は…未だ10代後半位だろうか。あんまり強そうじゃないよなぁと、思いながら詳細解析をする。


名前 レヴィ・ブラネス

年齢 19歳

種族 人間(女)

職業 戦士

レベル 15


※能力省略


才能(スキル)

剣術 Ⅰ 馬術 Ⅲ 弓術 Ⅰ



うーん。これは強いのか弱いのか…たぶん平均的な方なのではないかと推測する。それよりも…。



名前 ゼパルジャン・ブラネス

年齢 49歳

種族 人間(男)

職業 剣士 (執事)

レベル 43


※能力省略


才能スキル

剣術 Ⅳ 棒術 Ⅱ 光魔法 Ⅰ

料理 Ⅱ 交渉術 Ⅲ 操舵術 Ⅲ (馬、車、船)

鑑定 Ⅵ (自己、他者、武具、防具、道具、魔具)

特殊才能(ユニークスキル)

魔力感知 気配感知



御者やってる人の方が、むっちゃ強そうなんですが。エミーやオズとそうレベル変わらないし。ん?ミドルネームが同じ…親子なのか。馬車の中は母親…いや話してる感じでは上位者だったから、貴族に仕える父娘といったところか。


「確かに確認させて貰った。私の名前はレヴィ。先程の言は撤回する。申し訳なかった。今晩は共に夜営をお願いしたい」


ふむ、貴族に仕える者にしては、物分かりが良いというか…あんまり慣れてないのだろうな。エミーやオズも特段、気に留める事でもない様なので笑顔だ。ここは私も名乗るべきか…。


「あと、この子はアルフ。私達の子供よ」


エミーに先越されたな。私も「アルフです。宜しくお願いします」と胸に手を添えて挨拶をすると、女戦士ことレヴィは眼を輝かせて近付いて来て…しゃがんで頭を撫でてくる。すっごく顔が緩んでるぞ。微笑むってより、だらしなく崩れてるから逆に引くんだが。


後ろで馬車の扉を開けて、中の貴族をエスコートしている執事ゼパルジャン。手を引かれて出てきたのは、女性というより女の子っていった方が良いだろうか。髪は黒髪のセミロング。意外だったのは、白い革鎧と短剣を身に付けていた事だ。他はスカートに黒のスパッツみたいなものを履いている。靴も白だが、この世界で一般的なレザーブーツ。レヴィも気が付いたのか、涎を拭いつつ女の子の下へ。改めて3人で私達の前まで来て、自己紹介をしてくる。


「先程はレヴィが失礼をしましたわ。オストー領主の娘、セレナ・ヴォレシズと申しますわ」

「執事をしております、ゼパルジャンと申します」


オストー…確かもっと南にある港町の名前がオストーだったはず。そこの領主の娘って事は貴族様か。


「子爵様の御息女でしたか。これは此方こそ失礼致しました」


と応えるエミー。え?もしかして知り合いなの?


「我が父をお見知り置きですか?」

「以前、クエストで。そう言えば、あの時は奥様が御懐妊されていましたね」


どうやら知り合いらしい。この後も色々話し合い、共に夜営して互いに周辺警戒する事になった。そして、何故か私はセレナの乗る馬車に呼ばれて一緒に過ごすことになってしまった。


で、今セレナ様と馬車のなかで二人っきりだ。止め処もなく、父親の話をしてくるセレナ様。ハッキリ言ってどうでもいい。余りにやる事がない(笑)ので、セレナ様も詳細解析をしてみる。


名前 セレナ・ヴォレシズ

年齢 9歳

種族 人間(女)

職業 なし

レベル 4


※能力省略


才能(スキル)

交渉術 Ⅰ 馬術 Ⅰ


身体付きからして、そんなもんだろうと思ったが子供の頃から鍛えないのだろうか。貴族だからこうなのか、判断がつかないところだ。そういや人間に会うのは久しぶり…いや今世では家族以外、初めてに近いのか。セレナ様も喋り疲れたのか、声が掠れてきている。仕方ない、魔法瓶とコップをウエストバッグから出しコップに水を注いで差し出す。いきなりの事に驚いた表情を見せたセレナ様だったが、余程咽喉が乾いていたのだろう。若干、引っ手繰る様な仕草でコップを受け取り水を飲む。


「まだ幼いのに、気が利きますわね。将来は私の従者になれば良いですわ」


…は?この子、セレナ様は何を言ってるのだろう?あ、そっか。私は身長が低いから年齢を勘違いしてるんだな。


「セレナ様、私はもうすぐ10歳になるんですよ」


そう笑顔で返してあげたら、眼を真ん丸ににして驚いていたが直ぐに可笑しそうにして手を口許に添える。


「驚きましたが、冗談もお上手ですわ」

「いえ、本当の事なんですが」


その後、エミーやゼパルジャンを呼んで確認(鑑定)し、ようやく信じてくれた様だ。はぁ、身長が早く伸びてくれないものだろうか。多分、街でも勘違いされる事が多そうだよ。




誤字脱字等ありましたら、ご報告頂けると幸いです。読んで頂いた方々に感謝を。


次回は14日より4日間、毎日18時に更新します。お楽しみに。

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