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prologue 2nd その3 その娘は転生する

prologue 2ndは今話で終了です。お話と言うより、女の子の思いの回です。


なんかあったかい。


凄く心地好い暖かさ。


さっきまで訳分かんない事を言われて、凄く戸惑ってしまって…ちょっぴり不安だったのに。


眼は開かない。でも幸せ。


無意識に身動ぎ(みじろぎ)すると、口元に何か当たった。


それが何かを、本能的に感じて吸い付く。


暖かくも優しい、そして安心する味と感触。


それがなんだったのかは、思い出せないけれど懐かしい感じ。


お腹いっぱいになるまで吸い付く。なんだろね?とにかく心が『ほにゃあ〜』ってする。


やがて、おなかいっぱいになると、眠気が襲ってくる。


でも不安はない。だってやさしく包まれているから。


なにか、かおのまわりを、あたたかいものが、ぬぐっていく。


それがまた、くすぐったくて…でも愛されてるかんじがして。


あんしんして、ねむりにつく。


あしたは目が、あくかな。


あしたはなにをしよう?


あれ?なにか…たいせつなこと、あった気がする…


でも、このあたたかさがあれば…


うん、あした、かんがえよう。


今はねむいや。おやすみなさい。




※※※※※※※※※※※




きょうは、お母さんに、ないしょで狩りに行くのだ。お母さんに、日ごろのおれい?


わたしにだって、狩りはできるってじまんしたい。


あれ?じまんってなんだっけ?


この前、初めて食べた…うさぎ?おいしかったからあれがいい。


どこかにいないかな〜…


ずいぶん歩いてきたけど、いないなぁ。


そろそろもどらないとお母さんに怒られちゃうかなぁ。


ん?ちょっと離れたところからガサゴソとなんか聴こえる。エモノかな?


うさぎだったら、お母さん喜ぶね。


草木の間からそーっと顔を出すと………えっと………なんだっけ?


真っ黒な毛山がモソモソ動いてる。すっごくでっかい毛山。


何処かで見た気がするけど、なんだったかな?


大き過ぎるから別のをさがそう。


毛山の動きが止まった。いやな予感がしたので、ゆっくりはなれる。


また毛山が動いたのにビックリした。おもいっきりガサガサ音がしちゃった。


遠いきおくに見た、ものに似てる。コレ、クマだ。


なんで、クマって…クマってなんだっけ?


毛山がすごいはやさで、こっち見た。きょーあくな顔を向けてくる。コレヤバい。


すぐに逃げようとしたけど…


急に視界がブレた、と思ったら身体中がイタイ。


何が起こったのか、よくわからない。


遠くから、お母さんの声が聴こえる。


もう大丈夫だね。お母さんが迎えに来てくれたよ。


目の前が真っ暗に…でもお母さん来たから…


大丈夫。お母さんがなんとかしてくれる…




「グルルルゥガワゥガァ』


母の怒り狂った声を聴きながら、自分に向けられるモノじゃなくて良かったとホッとしたら眠くなっちゃった。おやすみなさい。




誤字脱字等ありましたら、ご報告頂けると幸いです。読んで頂いた方々に感謝を。


次話は帰り着いた時点に戻ります。

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