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prologue1st その3 その時の女神様

構想だけじゃダメだって今頃理解。急いで世界構築しています。


2019/04/30Prologue 1st を纏めて四話目に投稿しています。読み易くしているので、其方からどうぞ。


「ふう〜」


創造神グランデは、額の汗を拭う様な仕草で大きく息を吐く。

ノルマが終わったとばかりに、どこから出したのか手に湯呑みを持って…これ又どこから出したのか急須からお茶を注いでいく。いつの間にか女神の前には卓袱台とクッションがあり…お茶を注ぎ終わると卓袱台に湯呑みと急須を置いてクッションの上に座って寛ぎ始めた。


「やっと6人分終わりましたねぇ」


ひとりごちると、ずずっとお茶を飲む。グランデはようやく肩の荷が下りたと、両肩を回す様に動かす。

しばらくすると、1人の女性がその空間に入ってきた。


「や〜や〜や〜、グランデちゃん。お疲れぇ〜お疲れ〜」

「お疲れ〜じゃないですよ!大変だったんですからね!」

「急な仕事が入んなきゃ、グランデちゃんに任せなかったんだけどね〜」


憤慨するグランデに声を掛けたのは、この世界の生と死を司る神ルシェール。仕事とは言ったが、実際には他の世界のイケメン神と崩壊する異世界を見に…所謂デートに行ってたなんてとても言えない。


「ごめんねぇ〜、で?大丈夫だった?」

「もっもっもっ、もちのロンですよ⁉︎問題なんかありません!」


グランデが吃った事に訝しんだルシェールは、どこから引っ張り出したのかブラウン管テレビをガチャガチャと操作し始めた。グランデは「はて?」とその様子を見ている。


「……なあグランデちゃん。なんで1人だけ、祝福(ギフト)持ってんの?」

「………え?」


慌て始めるグランデをよそに、ルシェールは画面を見つめている。


「もしかして、転移者と勘違いしてた?」

「ええええっ…と…あった!……ああああああああっ⁉︎」


グランデは、くしゃくしゃになったメモを…2枚取り出して青い顔になり始めた。


「……種族は…まぁ面白そうだし、記憶消してないの3人もいるってのもあれだけどさ、この人に与えた祝福(ギフト)は…まずいんでない?」

「…はい?」

「これ…どう見ても、あんたの能力そのものじゃん?」


言われて思わずブラウン管テレビに齧り付いて映し出されている女性のお腹を見てみる。


「……………やっちゃった………あは、あははは……」


顔面蒼白にしながら、頭を抱えるグランデだった。


次話は…第1章になります(多分)。一週間以内には更新したいなぁと思う次第(苦笑)。


誤字脱字等ありましたら、ご報告頂けると幸いです。読んで頂いた方々に感謝を。


2018/09/11 サブタイを修正しています。

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