第1章 その17 その祝福が生む祝福
今週は…チート入ります(笑)
いや〜ワクワクするなぁ。初探検だ。これが前世にあったファンタジーゲームなら、天から見るマップで行ったところの街とか村とかの名前表示したり、自分や仲間のステータスとか、パーティー管理とか出来たり、持っている能力やアイテムの詳細が解ったりとか…そんなシステムメニューみたいなものがあれば、凄く楽なんだけどなぁ…。と思っていたら。
頭の中で久し振りに『ピンポーン』と…いや何回も鳴るんですが?何事?
【ピンポーン、既存しないスキル及びギフトの申請を受諾。新たなスキル及びギフトを獲得しました。スキル名『天恵眼』『地図作成』『詳細解析』『仲間管理』。ギフト名『統合機構』。尚、スキル『天恵眼』『地図作成』『詳細解析』『仲間管理』及び既存スキル『並列思考』は、ギフト『統合機構』に全て取り込まれます】
………は?なんですとぉ?…以前『並列思考』の才能を取得した事あったけども…。
頭の中では混乱しているが、エミーが動かない私を急かす様に繋いでいない方の手を広げて待っているので、表情は笑顔で抱き抱えられに行く。眼に映る上左端に、私の今世の名前、アルフ・シーンが薄いブルー色で表示された。上右端には薄っすらと地図らしきものが表示され、ここ『トナンの森』と『生家』の文字が書いてある。
これは『天恵眼』と『地図作成』、後は…『仲間管理』だろうか?自分自身を仲間と考えるのも変ではあるのだが。そして其れ等を取り込む『統合機構』。
以前も思ったが、これはどういう事なのだろう?なぜ【既存しない才能や祝福なら、望めば得られる】というのか。想像だが、本来なら色々な経験をして獲得するのが才能で、祝福は神などから得られる贈り物みたいなものではないのか。望めば得られるって…何処のゲームのチートなんだって。んで原因はなんだろね?
並列思考しながらも、エミーに抱えられてオズと共に森…トナンの森を足早に進んでいく。オズは耳を動かしながら、周囲を警戒して進む。ってあの長い耳は動くのか?私のも動くのかねぇ。
ただ抱えられてるのも、気持ち的にアレなんで…魔力感知を使って何かないか探してみよう。
魔力感知を使いながら右側の視界に透過する地図を見ていると、私の光点にほぼ重なる様にエミーとオズと思われる淡い青の光点がある。地図の感じから自分達の光点から離れたところに、いくつか赤い光点と黄色い光点…ん?黄色の光点のひとつは点滅してる?意識すると進行方向よりも少し右方向に大きな魔力を持った…魔物…だな。動いてるしキラーモスキートの時もこんな感じだったから間違いないだろう。
「とー様、少し右がぁから、大きな魔りょくぅ感じぃるぅ〜」
そうオズに伝えると、オズとエミーの二人は足音を殺しながら立ち止まる。オズが「どっちだ?」と手を振るので、地図と魔力感知を相互に再確認し左手で方向を指し示す。二人はその方向を注視するとオズは少し呆れた様な感心した様な顔で振り向き、エミーは満面の笑みで黙ったまま、私の頬を突いてくる。
「アルフの魔力感知は流石ね。オズ、行くわよ」
頷きながら、指し示した方向へ歩き出すオズ。エミーもそれに続く。さて、何が出るのかなぁ。
誤字脱字等ありましたら、ご報告頂けると幸いです。読んで頂いた方々に感謝を。
私事ですが、体調が戻りません。遂に本業にも影響が…。暫くはストックで定期更新(予約)します。
来週も土曜日18時に更新します。




