表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/113

prologue1st その2 その男、女神様と邂逅する

拙い文で、お見苦しいかと思いますがどうか御容赦を。タブレットで打つのも面倒だと思ってしまう今日この頃(苦笑)


2019/04/30Prologue 1st を纏めて四話目に投稿しています。読み易くしているので、其方からどうぞ。


男は意識を取り戻すが、目の前…どころか周り全てが真っ暗のまま。「はて?」と不思議がりながらも今の状況に至るまでを整理する。


「トラックとぶつかって…死後の世界?」


周りを見直しても、暗き闇しかない。事故死だったのなら走馬灯を見るのではないか?とか実は夢の中なのだろうかと思いを巡らせる。

急に男の正面辺りに、白き光が浮かび上がり眩しくて右手で遮りながらもそれが何かを確かめようとする。人影なのか?と更に注視して見ていると、女性っぽい輪郭に思えた。


「……あー、あー、テス、テス。マイクのテスト中…」

「…はい?」


聴こえてきた甲高い、それでいて威厳のある声なのだが…台詞の内容に困惑しながらも光の女性を更に注視する。


「…メモ、メモ……ごほん。あー貴方はお亡くなりになりました。ついては私の世界に転生する事になりましたので、お見知り置きを」


よく解らない台詞を棒読みで喋ってきた光の女性。


「付きましては転生するにあたり、私からの【祝福(ギフト)】をひとつ差し上げたいと思いますー。何か御希望はありますーか?」


更に棒読み。ただ、言い切れて満足したのか鼻息がフンスーフンスー言っている。これ一体なんなんよ?

ちょっと考えて、冷静になれた男は…これは夢だと、夢の中でゲームの様なものを見ていると勘違いをする。


「え〜っと、いくつか質問しても宜しいでしょうか?」

「?…はい、どうぞ」

「まず貴女様はどなたなのでしょう?」

「私は創造神グランデ。貴方がいた世界とは別、異世界ソウルグランディアの神です」


そう言ってコレでもかと胸を張る。うん、スタイリッシュに思えるが輪郭だけなのでハッキリとは分からない。成る程、確かにコレは夢だと確信する。いや勘違いなのであるが。


「ではグランデ様。再確認ですが私は死んで、その…ソウルグランディアってところへ転生するって事ですね?」

「そうですね」

「私は選ばれたって事ですか?」

「いえ、貴方の住む世界で亡くなった方々は、全てソウルグランディアに転生、又は転移しますね」


ふむ、全て転生、又は転移…て事は私は選ばれた訳ではなく、選ばれるとしたら転移者の方って事か。

ん?なんかグランデ様が少し震える様な…まるでトイレを我慢している様な…。


「その世界は剣と魔法の世界ですか?」

「…そうですね、他には【才能(スキル)】もあります」

「種族は人間だけですか?」

「……いえ、エルフやドワーフ、ホビット、他には獣人や魔人など色々いますね……」


なんかグランデ様の震えが大きくなっている様な…まぁ良い。夢なら願いは…。


「貴方が欲しい【祝福(ギフト)】は、なん…」

「生まれ変わるなら、ハーフエルフで。【祝福(ギフト)】は【悠々自適】で!」

「…はぃ?」

「種族はハーフエルフ、悠々自適で。では宜しくお願いします」


男は頭を下げる。見えないがグランデ様は困った様な、でも早くしないと震えが我慢出来なくなる様な…これ以上は時間を掛けられないとばかりに。


「…んん〜…分かりました。ではその様に…」


そう答えるが早いか、白き光がグランデ様から放射状に広がっていき…完全に白の世界に包まれた時、男は意識を失った。

誤字脱字等ありましたら、ご報告頂けると幸いです。読んで頂いた方々に感謝を。


2018/09/11 サブタイを修正しています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ