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第3章 その14 その恥ずかしさと忘れ物


新年明けましておめでとう御座いますm(_ _)m


この時間の更新は初めてです。




私の当初の思惑では、剣術Ⅶを【SP値】に戻して大量ゲットだぜ!って思ってたのだが、こんな演出されては戻す事も出来ないじゃないかと、冷静さを少し取り戻し周りを見渡すと…モリーさんはじめ、皆が云々と和んだり涙ぐんだりしている。此方の言葉すら分かっていないココまで…


え?


もしかして見られてたの?全部?


光の中での光景が?言語も関係無く?


なんね?こんなん聞いてないわ!【継承の儀】って、こげん小っ恥ずかしいぃとね?二度とやらんっちゃ!


……私にはもう有り得ないか。うん、しっかり冷静になれたわ。



「これからどうするんだ?コッチの嬢ちゃん…イレースがパーティーを組んで迷宮に潜るとか言っていたが」

「イレースさんは強いですし、パーティーを組む事は有り難いですね。後、何名かで迷宮に行く事にはなると思います」

「何名か?ってのは…その嬢ちゃんか?」

「はい、どうも『流れ人』らしく…ここだけの話、この世界の言語が通じません。私が教えようと思っていますが、先ずは自立出来る位には鍛えたいですし」

「まぁ、その方がその嬢ちゃんにとっても良いだろうなぁ。名はなんて…」

「コノコ・ヒラビ。私はココって読んでますが」

「…なんで名前が分かったのかは知らんが…まぁ、いい。流れ人なら登録しないと始まらんしな」


コルドさんは何かを悟ったのか、諦めたようにモリーさんに今度は登録盤とカードを出す様に指示をする。

色々重なっちゃったからなぁ。今度お酒でも進呈しようか。


準備が整った様なので、ココの手を引き椅子に座らせる。


『なっ何すんの?痛い事じゃ無いよね?』

『これからココの登録をするんだよ。住民登録って思えば分かるだろう?。登録カードが無ければ身分証明出来ないから、何処にも行けないし殺されたりしても誰にも分からないからするべきなんだよ。それにココは十六歳なんだから【職授の儀】も受けておかないとこれから先、無職じゃ生きていけないぞ。この世界は弱肉強食の世界だからな』

『…焼肉てい…』

『最後まで言わせねぇよ!てか本当に十六歳なのか?今時言わないぞ?そんなボケ』

『話してる内容が難しくて…テヘ』


ふと横のコルドさんを見ると、眼を見張って…溜息吐いて頭掻き始めた。

あぁ、うん、これ【念話】してるのバレバレだな。モリーさんはニコニコと満面の笑みで待ってくれている。うん、さっさと登録させてしまおう。ココの手を引っ張り、登録盤の上に掌を上にして置く。

それを見計らってカタカタとモリーさんが操作してカードに何かの情報を刻んでいる様だ。操作が終わると、光り出したカードをココの掌の上に乗せると徐々に収納される様に沈んでいく。いつ見てもちょっと気持ち悪い。ココも取り乱して席を離れようとするが、私が手を抑えている為に動けない。


ココの登録も終わり、職授の儀に移るのだが問題がある。彼女に対応可な冒険者としての職業があるのかだ。一応、私の仲間管理を使えば、後で職業の変更や副業の追加も出来るのだが要は最初の段階での話だ。どんな職業が選択されるのか基準が分からない。私の時など才能が多いせいか結構大量に選択出来たから良かったが、ココは此処に来たばかりである。当然、レベルも『1』で、正式な召喚転移ではないから才能が…【調理】と【色彩効果】という才能だけなのだ。調理はまぁ、調理師の職業になるのだろうが…色彩効果が分からない。詳細解析しても『色を扱える』しか分からないのだ。転移してきた事で得た才能とも言えないので不安が過ぎる。まぁ、考えても仕方ない。転職自体も出来る事だし、成る様に成れだ。

モリーさんがココに『今度は此方の水晶に手を翳して貰えますか?』と促すと、ココは私の方を見てくる。仕方ないので、念話で伝えると恐る恐る手を翳した。目の前に映し出される職業アイコン。それ自体は私には見えないので、ココに念話で尋ねる。


『目の前に職業が出ている筈だ。それが何かを教えてくれるか?』

『このアイコンみたいなヤツ?…調理師と〜…探す…掘る…ぶし?あと〜魔術士と〜…いろ…あや…ぶし?四つあるけど』


探す掘る武士?…あぁ、探堀士か。色、あや、武士?…色彩士?そんな職業があるのか!?いや、待て…カラーコーディネーターか!だから色彩士。いや色彩師というのが正式かもしれない。ただこの世界で…時代考証的にありなんだろうか?それに使えるのか?まぁ、最悪転職すれば良いか。ココに念話で色彩師を選ぶ様に伝える。


「初めて見た〜職業ですねぇ〜。これで宜しいですかぁ〜」


と私に聞いてくるので頷くと『では〜これにしますねぇ〜。金貨五枚です』と言ってくるので素直に渡す。その盤の横に貨幣が入る隙間にお金を入れるモリーさん。以前も入れていたが、このお金は何処に行くのだろう?ベルアーネア様の下なのだろうか?それとも後でモリーさんが回収するのだろうか?考えても詮無いことか。


「ようやく終わったか。んで、この後どうするんだ?」

「明日か明後日には、迷宮に行くので出来れば最低二人は雇いたいですね。まぁ、奴隷にしようかとは思っていますが」

「奴隷か…まぁ、その方がアルフにとっちゃあ、安心か」

「流石に六人になるので、出来たら拠点となる家を早く買いたいところです。まぁ、お金を貯めなきゃいけませんが」

「ん?いや報奨金で買えるだろう?どんな家を買うつもりなんだ?」

「そうですね…訓練の出来る庭付き一戸建て…離もあって良いですが、出来れば十人位は住める物件が良いですね」


コルドさんは顔を顰め、苦笑いだ。モリーさんやイレースさんの二人は驚いた顔をしている。流石に贅沢過ぎるかな。でもそのクラスの物件を買おうと思ったら、前世なら建物一億以上掛かる筈だ。となると白金貨数枚は…。


「手持ちがいくらか知らんが、報奨金で充分買えるぞ。モリー、彼奴らの報奨金は概算で…」

「白金貨十枚は〜、下らないと思います〜。それからアルフ君が言っている〜家なら白金貨一枚で大抵は買えますね〜」


アレ?そんなに安いのか?イマイチこの世界の物価は前世と微妙に違って分からないなぁ。それよりも報奨金が白金貨十枚以上って…一応、ギルド通して手数料取られてる筈だが…まぁ、貰えるならそれに越した事はないか。

帰ろうとすると、ルナマリアが話しかけてきた。


「ねぇ、私の…登録?職…何とかは?」


ルナマリア以外の皆が眼が点になっていた。

そういや登録すらしてないな。正気に戻ったコルドさんに聞くと、登録は必要だが従魔扱いなので職授は出来ないとの事。そういや職業欄が無かった気がする。




読んで頂いた方々に感謝を。


次回は…2日です。


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