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忘れられたストーリー達

異世界を救った私の選択

掲載日:2016/09/13

どうも瀬木御 ゆうやです。

今回は絶賛ハマっている悲哀系です


次はラブコメ書いてみたいと思います

私は異世界を救った。


ある日、本当に何でもないある日のこと。

いつも通り1人で自作の小説をしたためていた時だった。

私の目の前に女神と名乗る奴が現れて私をどこか別の世界に引っ張っていった。


その際に事情を聞き出す。


1000年も昔にその世界で暴れていた魔王を、ある1人の女性勇者が封印したらしい。

だが、その封印が弱まってついに復活。

世界はまたも黒く塗りつぶされようとしている。


私には関係のない話だと思っていた。

だが話を聞くうちに、その女勇者は自分の母親だってことに気づいた。


そう、どうやらこれは血統なのらしい。

魔王を倒すべく私は握ったこともない剣を振るう覚悟を決めた。




冒険の初日は女神様が親切に教えてくれて、色んな場所や物を教えてくれた。

異世界では、現代とは違って中世ヨーロッパ時代を彷彿させる町並みで、私はこの世界を絶対救う覚悟を決めた。



次第に仲間も出来、色んな場所を旅しながら私たちは成長していく。

様々な苦難や出会いを乗り越え、私はようやく魔王のいる場所までたどり着いた。

各々が緊張して武器を構えるが、私は構わずに魔王がいる城の扉を開ける。





----------------------------------------------------------


私は弱々しく命乞いをしようとした魔王に向け伝説の剣を振るった。


その瞬間、全ての魔は諦め。闇に消えていった。


魔王は倒され。

この世界に平和が戻った。


仲間達に祝福され、今まで会ってきた人々から大いに感謝された。

私は自分がした事を誇りに思って、ずっとこれが続けば良いと思っていた。


でも、女神様はこれを許してはくれない。


「明日には元の世界に帰っていただきます。お疲れ様でした」


私にはそれが死刑宣告のように聞こえた。

今まで積み上げてきたもの全てを失う気持ちが脳内を駆け巡り、嫌だと拒絶するも絶対だと言われ、女神様が目の前から消えた。


私は愕然とした。

なぜなら、私はこの世界で旅をした仲間の1人と恋に落ちていたからだ。


名前はエルス。

私よりも年下でヒョロヒョロだが、放つ魔法はすべて一撃必殺級の魔法使いだ。

彼とはこの世界に来てからずっと一緒だった。


私は無念に思いながら、彼に別れの言葉を言いに行く。

だがその足が止まる。

動かない。


嫌だ。


嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。


彼と別れるのは嫌だ。

自分の世界に面白かったことなどない。

かつて母が救ったこの世界が好きだった。

心境の変化といえばそうだろうが、元々私と仲良くなってくれる者などいない。


エルスや仲間だけだ。


だから私はこの場から消えることにした。

彼らの前から、あの女神の前からも。




----------------------------------------------------------





女神を勇者の気質と倒した魔王から搾取した力を使い八つ裂きにした。

これでこの世界も終わりだ。


世界の均衡を守っていた女神が死んだことにより。水や木々が枯れ、魔王以上の存在である私に多くの魔物が従う。


そこからは簡単だ。

私の考えに従わなかった仲間を自らの手で半殺しにし、私の快楽のためだけに生かした。

多くの人間は私の生み出した魔物が殺しに殺しまくった。

残ったのは荒れた大地と、死の恐怖に怯える人間のみ。





私は異世界を救った。


その見返りに、この異世界を滅ぼした。

私の愛しい人も手に入れ、仲間も近くにいる。

嫌いなものは全て殺し、消していった。


あぁ、楽しい。


毎日が夢のようだ。


私はこの異世界の王だ。

誰も私に敵う者などいない。



そして、私は勇者から新たな名で呼ばれるようになった。

大魔王、と。


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