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雑記  作者: 真四知杣華
2018年3月
88/100

揺蕩

あくまで個人的な話だが、絵を描くのは楽しい。文を書くのは楽。


絵画というものは、完全に己の作品と言える。要所要所に他所からこしらえたテクニックやパターン等が散見されていたとしても、全体として極めてオリジナリティが宿りやすい。たとえ拙かったとしても、世界で自分ただ一人だけのものが作り出せる。そういった意味で楽しい。


対して文章は、予め決められた形式の中で、皆同じルールに従って形作られるものだ。楽しいことには楽しいが、いかんせん枠内から抜け出すのは難しく、文字として皆一様なものを使わねばならないから、オリジナリティ、他との違いがそこまで目立たない。


とは言っても文章は、形式が大きく定まっているから、言語表現という形で比較的簡単に作ることができる。こういった点で楽だ。


以上を書いていて急に思ったが、漫画というのは、絵画と文章この2つの良いところを取り込んだ非常に優秀な媒体なのではと思う。


いずれにせよ、絵と文にはどちらも良い側面があるので、優劣なぞつけようがないのは当然のことだが、私個人としては絵を描きてえなあと思うのである。絵を描くのに行き詰まったら文を書こう。

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