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雑記  作者: 真四知杣華
2017年3月
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脅嚇

たまに強迫観念に襲われる。


なんだろう。何とも言えない叫び声。一際悲しい色彩を帯びているように思わせて、一面の狂気に満ちている。


頭の中が何かで満ちる。何の叫びか、知るすべもない。


脈打つ鼓動が高速になる。


叫びは遠い、弱い地点から近い、強い地点へ一息にやって来る。まさに強迫。


逃げ場はない。


いやそもそも、発生源が己であるのだから逃げ場は存在し得ない。現身を捨てれば見えるものもあるのかもしれない。


そんなこと、知る由もないが。

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